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0章
題名適当です。すみません
雨が降る―――
火葬場で、交わされる会話は僕の引き取り先の話。
僕が殺したという事実は誰も知らないだろうけど、両親が死んだ事件は殺人事件としてまだ追われている。
それに巻き込まれるのは誰でも嫌だろう。
親戚ということがバレるだけで、社会から追い出されるかも知れない社会。
「抄夜君―――
「私の家は家計が―――
「息子がもうすぐで受検なの―――
「じゃあ――
「誰が引き取るの?―――
皆は結局、自分が大切でしかない。
吐き気がする。
「っあの―――――」
僕が声を出すと話し合っていた大人たちが黙る。
少しの期待を目に浮かばせながら。
「僕、一人で暮らします。」
これが一番いい選択だと思う。
殺人の罪がバレることはないと思うけど出来るだけ巻き込みたくない………し。
めんどくさい。
『めんどくさい。』案外、それだけでいったのかもしれない。




