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相棒との会話  作者: 反逆者
9/13

勢い

いやいやいや!!


無理だろ流石に!!


と、俺は女から渡された資料を見て言った。




「そう?!」




女は大した事なの!?と言わんばかりの反応。


古臭く急須にお湯を入れている。




いやだって一週間で3人て無理だろうが!!


何でこんな無茶な依頼を受けちゃうの!!


どー考えても厳しいだろうがよっ。




「あら? そんな事言うなんて珍しいわね。アンタなら『余裕だよ』とか言うと思ってたけど。


ふーん。厳しいのかぁ流石に。そうよね、やっぱり無理よね。」




ぐぐぐぐぐ、その言い方!!


俺がダメなヤツみたいに言うな!!


大体何でこんな条件なんだよ!?




「そんなの知らないわよ。そういう依頼なんだから。一週間でそこに載ってる3人。


何をどうしようがいいから始末してくれって条件よ。分かり易いじゃないの」




お前なぁ~・・・はぁ、しゃーない。でもキツいぞ実際。


見つけて機会見て始末する、を三回やるんだぞ!


それを一週間で! 簡単に言うなっ。




「はいはい、ここで愚痴ってても相手は死なないわよ。さっさと行動!」


急須を高々と上げて湯呑にそそぐ。




他人事~。とりあえず一人目に行くか。








一人目を終わらせた。


一旦戻るか!?


いや、とりあえず次の奴の居場所を確認してからだ。




2人目の居場所を確認する。あれ、何この状況?! 今やれるんじゃない!?


やっちゃう? 俺は背後から近づいた。




疲れたなぁ~奇跡だぞ全く。一日で2人を相手するってよ。


今日は終わりにするかな。ん?!これって帰り道だよな。


俺は資料に載ってる3人目の情報を見た。


うん帰り道だ、ついでに様子の確認だ。




あれ??? そんな事ある? これって・・・






夜遅く事務所に戻った。


女はまだ居た。




「連絡ないから帰ろうとしてた頃よ。何してたのよ!?」




何ってお前仕事に決まってんじゃん。


俺は少しアドレナリンが出てて声が大きい。




「何よそのテンション? いいから今日はもう店仕舞いよ。まだ後5日あるんだし。」




え~っとね、依頼の事だけどね、




「はいはい、大変よね3人なんて。解ってる解ってる。焦らず行きましょ、ほら。」




女が俺に湯呑を差し出した。


「戸締りお願いね、ここで寝ないでよ。お先に~。」




俺はヌルい茶を片手に女を見送った。


ふむ。何とかなるもんだな、うん。動けば何とでもなるもんだ。



不定期更新ですが。

少しでも面白いとか共感していただけたらと思います。

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