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第3話『異世界言語を考えよう』

 さて、今回は異世界に切り込んでいきましょうか。


 我らが愛する異世界転生&転移。数多ある作品の中でも群を抜いて人気のあるジャンルでございます。賛否はありますがリゼロは自分も大好きです。


 異世界転生ストーリーは、何百年も昔から根強い人気を誇るのです。日本で言えば古事記。イザナギが、黄泉比良坂を通り異界に行きます。


 なんと神話から異世界は出てきているんですね。


 そのほか、仙界や異界などと、17世期や18世期にもすでに異世界転移の物語はあるのです。驚きですよね。ここまで古くから、私たちの中には異世界があるのです。


 それに加えて海外でも、ファンタジーものは大の人気者です。


 有名どころで言えば、もちろんハリーポッター(厳密に異世界ではないが)や、エラゴンもありますね。指輪物語なんかも有名です。


 例えば指輪物語。指輪物語にはエルフ語という、架空の言語が登場します。


 指輪物語以降、実は近年、ファンタジー小説用に言語を開発する学者がいるそうなのです。


 日本ではあまり浸透していないかもしれませんが、海外の流行るファンタジーの中では、その世界特有の言語設定までされているものがあるんですね。


 初めて知ったときは驚きましたとも。


 なんてったって言語ですからね。言語を作る、簡単じゃあないですよ。それだけの頭脳も知識も必要ですからね。先人が苦労して作ってきた言語を、クオリティは別にしろ作るわけですから。


 こんなことを言っている自分も、実はエルフの言語らしいものを作ろうとしておりますが。


 ということで、タイトルの、異世界言語を考えようですが、なにも言語体系を確立しろ、ってことじゃないです。


 なにが言いたいかと言いますと、地名などの言語を作り出そう、ってことですね。


 え?当たり前だって?独自につけてなきゃオリジナル作品じゃないって?


 ごめんなさいごめんなさい、たしかにそうですね。でも、最近〇〇ブルク、とか多くないですか?ドイツですか?異世界じゃないんですか?


 かっこいい響きでもなんでも、特殊な名前をつけるってことです。これは賛否両論ありますし、分かりづらい、設定ゴチャるとか、理解できるものもありますが、本当の意味でファンタジーが好きな皆さんなら独特な名前に憧れることでしょう。


 重要なのは、特殊な名前は、〇〇ブルクなどよりも、簡単かつ上手にエピソードを関連付けられる、ということです。


 例えば、古代語で「炎」を意味する名前の街だったとしましょう。そうしたら、その街になぜその名前がついているのか、説明ではなくエピソードの一環として混ぜる。


 そして、古代語といえば魔法。炎魔法の呪文に、その街の名前似た単語を出す。すると読者は言語の統一を感じることができますね。


 そうしてその作品独自のものを作り出してゆくのです。


 本当は、それだけではなく、しっかり言語の背景設定もつけるとよりいいです。


 なにも言語を作って喋らせよう、などではありません。流石に難易度が高いですからね。


 ですが、特別な名前だけ付けて放置ではなく、その言語の歴史も作るんです。古代語であれば、それが今どのように伝わっているのか、古代語は重要なのか、統一されていたのか、いたならなぜか、そうやって言語の歴史を作る。言語の歴史と王国の歴史は関係がありますからね。


 こんなお話がよく言われます。


 街の名前、響きだけでつけるといつか出てこなくなる。


 まあ、分かりますとも。たしかに響きだけだと似てきますからね。


 よく言われるのが、統一しろ。例えば鳥の名前、例えば花の名前。漫画のフェアリーテイルなどもクロッカスなど、花の名前が多いですね。


 でも、やはり考えることは同じでありふれてきます。ではどうするか。


 ここでひとつ、自分がやっている名前の付け方を紹介します。内緒ですよ?ww


 何かしら、つけたい系統や単語を決める。花で統一でもいいし、先ほど言ったようにエピソードに準えるのもいい。


 決めましたら、その単語を外国語に変換するんですね。ここで使えるのがGoogle翻訳。


 えー、Google翻訳って間違いまくるじゃん、って、たしかに分かります。でも単語だけなら間違いは少ないんですよ。実はね。そして、出てきた単語を読み上げ機能で聞く。


 聞き取れない?そりゃ僕もですよ。


 でも、大体の音は分かるでしょ?


 例えば、「泉」これはギリシャ語で「クレーネー」に近い音なんですね。


 そうしたら、それをほんの少し、好みの音に書き換える。ではそれっぽくしてみましょうか。


【水上都市クレネア】


 ね?それっぽいでしょ。


 これだけでもいい。すでにオリジナル言語ですよ。簡単でしょ?


 あっと、そうそう、言語を作るに関しても、簡易的になら作れますよ!やり方はまあ、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、日本語の読み方を変えることですね。


 そして、接続詞なども変える。「の」を「ティラ」とか、「が」を「グラ」とか、「だ」を「ドゥラ」とか。適当に。そして五十音を1文字ずつ下げてみましょう。拗音は無くしてやってみますね。


 例文

「主人公最強の、(しゅじんこうさいきょうの)作品もあるが、(さくひんもあるが)テンプレだ(てんぷれだ)」


 変換後

「スズンサエシウクエハ、シケフンヤイレギ、トンペルヂ」


(°▽°)wwwwwww


 いやなんだよこれ。自分で書いてて笑っちまった。ですが、まあ、日本語じゃないことはたしかですね。


 では次に、上の23文字を、3文字、1文字、7文字、4文字、1文字、7文字に区切って、・を打ってみましょうか。


「スズン・サ・エシウクエハシ・ケフンヤ・イ・レギトンペルヂ」


 ほーら、もう異世界言語でしょ?例えばですよ、これを野蛮そうな人型モンスターの集落で話させてみたらどうですか。もうリアル異世界や!


 まあ面倒なのでやらない人の方が多そうですが。自分はいつかちゃんと試してみます。


 ここまではまあ、半分真面目、半分茶番としても、言語はとても役に立つんですね。


 そうそう、本の紹介を、とのお話をいただきましたので、


【エラゴン】


 というファンタジー小説を例にしてみましょうか。エラゴンは、ドラゴンライダー、ドラゴン乗りのお話です。主人公エラゴンは、魔王ガルバトリックスを倒すため旅をするのです。


 これだけ聞けば王道じゃね?とか、テンプレ臭いな、とか様々あるとは思いますが、全くテンプレではないです。だって主人公のいとこ、ハンマーで敵をフルボッコにしてますからね。戦闘用のハンマー?いえいえ、村にあったやつです。意外と残酷でもある。抑えられてますが。


 エラゴンはハリーポッターのように、児童文学なのでしょうかね。


 ちなみに、児童文学は、児童向けではなく、子どもでも楽しめる、ということなので間違えないように!ここ、テストに出ますよ!!


 たしかに子供も読めるでしょうね。しかし、ファンタジーを書くなら一度は絶対に読んでおくべきです。様々な独自設定と、練り上げられたストーリーでとても面白いのです。


 エラゴンで、魔法は古代語によって詠唱されます。実際、作品内には数々の古代語が出てきます。


 さて、言語が重要である要因として一つあげられるのが世界設定です。


 端的に言うと、厚みが出る。


 言語統一がされていようといまいと、昔からずっとではないでしょう。古代語だってあったはずです。


 古代語を使うことによって、世界観を作る上でもレパートリーも増えます。古代文明があった、と言うものから、古代語は魔法のスペルだ、とか、古代語は力を宿す、とか。言葉って私たちが交流する上で1番大切なものです。それは物語の登場人物だって同じだし、なんなら小説は言葉です。言葉がなければキャラクターも息をしません。


 だって国を跨いでもどこでも言葉通じるって、よくあるけど都合良すぎません?


 古代語の魔法と言いましたが、その魔法について少し考えてみましょうか。


 最近の作品でよく出てくる、何なら最初の魔法はファイアボールですよね。しょっちゅう出てきます。ファイアボールを主人公が打つと、その上位のフレイムボールの威力が出たり。よく見ますよね。


 なぜファイアボールは別世界にも存在するのでしょう。そもそも世界が違うなら、言語も違うわけで、というのはすこし酷ですね。


 分かりやすい、が1番にあると思います。


 最近では、変に凝った名前だと、感想で


 意味不明。分かりづらい。


 とか、


 設定を凝るより内容を書け。


 なんて言われちゃうんですね。もちろん言われないものもありますが。


 さあ、じゃあどうすれば良いのか。こう言った問題を解決するには、魔法使い、魔術師、魔導士、その手の魔法を扱う人間同士の戦いを考える必要がありますね。


 魔法使いの戦いを想像すると、自ずとファイアボールについて理解できてくるのです。


 第4話では、さらに詳しく魔法について話していきましょう。

言語についてでした。たしかにこれだけ見るとね、いらんだろって話もわかります。が、作品を大きくする、という意味で、有名になったファンタジー小説では思っているより言語設定がされているんですね。せめて街の名前は他では聞かないものがいいですね。次回はファンタジーには欠かせない、魔法についてです!


ということで、ブックマーク、☆☆☆☆☆に評価を入れていただけると幸いです!感想なども大喜びしますよ!取り上げて欲しい話などがあれば書き込んでくださいませ。それでは次話で!

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