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第8章 冷凍品完了①
第8章① 鶏
異世界八日目。
朝だった。
私は発泡スチロールを開く。
中を見る。
鶏肉だ。
そろそろだった。
量ではない。
経過日数がマズい、ヤバイ。
菜の花を取り出す。
カットごぼうを取り出す。
ネギの様なものもあった、何処から来た?
椎茸もあった。
並べる。
しばらく見る。
鶏肉を見る。
野菜を見る。
もう一度鶏肉を見る。
よし。
全部入れよう。
減る気がした。
私は頷く。
良い考えだ。
まず朝ご飯だ。
フライパンを出す。
火にかける。
鶏肉を入れる。
じゅうううう……
良い音がした。
少し焼く。
卵を取り出す。
割る。
混ぜる。
フライパンへ入れる。
しばらく待つ。
完成だった。
兄が起きる。
匂いに気付いたらしい。
妹も起きる。
犬も起きる。
皆で食べる。
主人公は思った。
減った。
良い事だった。
兄は並べられた野菜を見る。
鶏肉を見る。
私を見る。
そして言った。
「何だそれ」
私は答えた。
「お昼」
兄は少し考えた。
並んだ材料を見る。
鍋を見る。
私を見る。
そして頷いた。
分かったらしい。
多分。
食べ終わる。
私は発泡スチロールを見る。
中を見る。
しばらく見る。
主人公は思った。
まだ居た。
異世界八日目。
鶏との戦いが始まった。




