132/171
第20章 ⑥
第20章⑥ 柱
数日後。
木は運ばれた。
職人が立つ。
一本を見る。
少し削る。
また削る。
冒険者が持ち上げる。
「せーの!」
柱だった。
穴へ入る。
職人が見る。
少し押す。
少し引く。
やがて頷いた。
「そこだ」
土を入れる。
踏む。
また土を入れる。
踏む。
一本立った。
私は見る。
家だった。
まだ一本。
次も立つ。
また一本。
少しずつ。
形になっていく。
兄が見ている。
妹も見ている。
犬は走っていた。
邪魔だった。
「おい!」
冒険者が笑う。
犬も逃げる。
楽しそうだった。
土台は土を踏んで固めるのか...。
踏む。
踏む…。
よし。
うどんを作ろう




