29.7話 ネームチェック&解説
コミックス1巻が発売されて、ひと月以上たちました。感想などもMAGKAN様経由で、ひつじロボ先生に送って頂いているようです。
ありがとうございます!
「キャラクターの表情がすごくいい!」
ですよねぇぇ!
キャラクターの内面をバシッとつかんで下さる表現力!
ひとコマひとコマから目が離せません。
さて第7話。タイトルは『毒の魔女』。
これで錬金術師が全員でそろいました。クセありまくりだな!
魔女はちゃんと毒の花をしょって登場です。
「バックの花はリコリスとジギタリスですか?」
「そうです!」
説明されなくても見ればわかります。ふっ……そういう仕事なので。
毒の魔女はシリーズ8冊目となる短編集で、ようやくデザインをつけて頂きました。
「もっと毒々しい魔女というイメージだった」
当時インプレスで担当だった編集さんはおっしゃっていましたが、白雪姫に毒リンゴ渡すおばあさんみたいなの、想像していたんでしょうか。
・おとなしくて優しそう。控えめ。
それでよろづ先生にデザインして頂いた毒の魔女。べつにラスボスじゃありません。
キャラデザがつく前から、読者さんには「可愛い」と言われていたキャラです。
そのときは私も「可愛い?」とピンとこなかったんですけども……。
いやあぁ、ひつじロボ先生が描くとめっちゃ可愛い!
理解しました。彼女は可愛い。
『魔術師の杖』、いろんなタイプのイケメンが登場しますが、女性キャラもみんなそれぞれに可愛いですね。またネリアとは違った感じです。
おびえる顔に泣く顔、そして嘆く顔、毒を扱うときの陶然とした表情まで、ひつじロボ先生はしっかり描いて下さってます。
あとこれは私の反省なのですが。
私、初期の頃は変わった名前をつけたくて。
『魔法蔓性植物』
『師団長室の守護精霊』
長くてややこしい名前ばかりつけていました。
エヴェリグレテリエなんて、すぐ使わなくなるしーなんて思ってたのに、そのあと何度も出てくる。
だいぶ反省したので、最近は2文字か3文字の名前ばっかりです。そうしたらよく間違えるし、忘れるようになりました。ダメじゃん。
私、やっぱりラノベ作家には向いてないと思うんですよ!
せっせと書いていたら、なぜか話がどんどんデカくなって……。
不思議ですね。
「キャラが濃い」
「キャラクターが立ってる」
そんなふうにも言われるんですけれど、私のまわり……キャラが濃い人ばっかりなのでね。
これふつうじゃん?……と思っていましたら、書店で店番をしていたときにお客さんから言われました。
「あなたがそれだけ、人物の内面を見ているってことでしょう。そういう人が書くから物語に厚みが生まれるんです」
お客さん、いいこと言う!
そっかー。(納得)
なろうの異世界恋愛では、変わり種かなーという自覚はあります。
ありがたいことに、よろづ先生もひつじロボ先生も楽しそうに描いて下さいますので、絵を見るのが毎回本当に楽しみです。
そうだなぁ、商業出版って責任もありますし、楽しいことばかりではないのですけど。
だからこそ、楽しくなきゃやってられないな!
楽しいことに変えちゃえ!
そんなノリで、いろんなことに取り組んでます。
ラノベはエンターティメントです。お出迎えした読者さんの時間を頂き、楽しんで帰ってもらう。楽しませてナンボ。
読者さんが背中の羽を大きく広げて、異世界に飛びこんでいけるようなイメージで……書くときはそう心がけています。
どんな世界を広げて見せようか……ひとりでコツコツ書いていた私に、またひとり心強い相棒ができました。
ひつじロボ先生の絵から伝わるのは、繊細さと優しさですね。
あふれる情感を、きちんと表現される方です。
人物の表情やしぐさに軽やかさがあり、ギットギトな副団長もライアスと同じコマにいると、バランスよく凸凹コンビになっていい感じです。
「グレン!イケオジ!回想シーンでいいからもっと出して!」
サイン本企画で頂いたコメントには、そんなラブコールも多く見受けられました。
ひつじロボ先生も、ご自身がデザインしたグレンをとても気に入ってらっしゃるので、それは期待しててください!










