50 右派と左派 *
「右派と左派、という分け方があるね」
「どちらかがサイコパスというわけではないし、
この話には関係ないのでは?」
「でも、サイコパスって分断をしたがるから、
必要以上に右派と左派を強調するのはサイコパスかもね」
「そもそも、何で右と左なんだろう」
「右脳と左脳とか」
「右脳がつかさどるのは、ひらめきやイメージ、芸術性、創造性など。
右脳が優位に働く人は、直感的にものごとを受け入れるのが得意。
左脳がつかさどるのは、話す、書く、計算する、分析するなど。
左脳が優位な人は、科学的な思考を得意って書いてあった」
「関係ありそうな気がしないでもない」
「歴史的には、フランス革命後の議会で、
議長から見て右側の議席に座っていたのが国王や貴族の権利重視で、
左側に座っているのが、そうした特権をなくそうという人たちだったらしい」
「なるほどね」
「今風に表現するなら、
これまでの伝統とか、既得権益とかを大切にするのが右派で、
伝統にとらわれず、自由や公平を重視するのが左派かな」
「自国民を大切にして外国人を排斥しようというのが右派かな」
「排斥まで言うのは極右でしょう」
「最近、極右勢力が伸びていて怖い」
「これまでは、中道左派と中道右派が権力争いをしていたけれど、
極右とか極左とか、極端な主張が出てくると心配」
「なんで人気を集めてしまうのだろう」
「わかりやすいといえばわかりやすいからね」
「普通は右派とか左派とかいっても、
相手の立場も尊重しながら調整していくよね」
「これがサイコパスにかかると、分断して敵を排除するという主張になる」
「右派と左派に便宜上分けるくらいならいいかもしれないけれど、
攻撃に使うような人は危ない人だと思ったほうがいいね」
「○○派vs××派のような対立関係で攻撃するのにろくなのはいない」
「自分の方を○○派とかはあまり名乗らないね」
「攻撃したい相手を××派とかひとまとめにして攻撃する」
「ほとんどの人は派閥争いをしようなんて思っていないのに」
中井遼「ナショナリズムと政治意識
「右」「左」の思い込みを解く」
光文社新書 2024.5.30
樋口英明「原発を止めた裁判官による 保守のための原発入門」
岩波書店 2024.8.6




