16 いじめ *
「学校とかのいじめが問題になっているね」
「昔からあったものだけど、最近ようやく整理されてきたということだろうね」
「昔はなかった、なんて言っている人は、自分が加害者なのに、
たいしてとがめられなかったということなんでしょう」
「実際は、数値としては多くなってはいるけれど、
現実は昔よりずっと改善されていると言えるでしょう」
「もちろん、まだまだ改善してなくしていかなければならない」
「いじめっていうと、被害者を起点に考えるのが多いよね」
「そう、被害者がいて、中心的な加害者がいて、その共犯がいて、、」
「よく図に書かれるけれど、被害者・加害者のまわりに同調者がいて、
その周りには傍観者がいてって」
「まるで、被害者に原因があるみたいだね」
「被害者以外は、みんな被害者の敵」
「まあそう見えるのから深刻なんだろうけれど」
「でも積極的な加害者ってそう多くはない」
「ほとんどの人は、加害者が怖くて同調してしまうんだろうね」
「みんな被害者のようなものだ」
「ただ、被害者に認定されるためにはいろいろ条件があって、
なかなか被害者と認められない」
「みんな被害者だと数が多すぎて面倒なんだろうね」
「深刻な状態になった場合だけ被害者とされる」
「で、周りがみんな悪者になる」
「逆に、首謀者に注目したほうがいいね」
「そうすれば、同調させられた人も被害者だよね」
「それなら、人数はそう多くないし、有効に対策がとれる」
「学校だといじめっていうけど、学校以外でもあるよね」
「ただ、法律でいじめというのは学校に限る」
「被害者も、児童・生徒に限る」
「同じ加害者には、学校も親も地域も迷惑しているよ」
「大人になるとパワハラをやったりするんだろうね」
「妊婦いじめのマタハラなんてのもある」
「性的嫌がらせはセクハラ」
「血液型いじめのブラハラ」
「加害者が親だといじめって言わないね」
「それは虐待」
「被害者や、加害者と被害者の関係によっていろいろな言い方がある」
「常習的加害者はみんなサイコパスだね」
「大人になってから、
自分のいじめ加害経験を自慢するかのような発言をする人がいる」
「反省を述べるのならともかく、
子供の時だから、のような自己弁護は見苦しいね」
「きちんと反省をすればいいのかな」
「未成年だと、事件で名前が出ているわけではないから、
わざわざ出す必要はないでしょう」
「反省の言葉だったとしても、過去にこんなことをしたけど今は成功しているよ、
のような自慢話に聞こえなくもない」
「問題にされたときはきちんと謝罪すべきだけど、
わざわざ自分から言う必要はないね」
「昔いっじめをしたことがあるなんて言っている人は、信用しないほうがいい」
「本当に反省しているのなら、自分のやったことは隠し通して、
いじめの行動は批判するようにすればいい」
「昔の被害者が訴えてきたら?」
「それはしっかり反省して、本人に謝罪するべきでしょう」
「犯罪者は、過去のいじめとかにもさかのぼって追及したほうがいいね」
「14歳未満だと罪にならないし、未成年は名前が出ないけど、
大人になっても反省しないで繰り返しているのは、
子供の時のこともさかのぼって追及したほうがいい」
「政治家とか、子供を扱う仕事とか、表に出る仕事とかは、
過去のいじめをさかのぼって調べたほうがいいね」
「いじめは、一生その責任を負ってもらいましょう」
小塩真司
「性格が悪い」とはどういうことか ダークサイドの心理学
2024.7.10




