10 判決!
検察代表・ミリアリア・イスレ・キティルハルム。
裁判官・正義の大魔王テミス・リーブラ。
原告・商工ギルドマスター・ナキ・ミケランジェロ。
被告・惑星ミリアリア・冒険者ギルドマスター・ショータ・ミケランジェロ・・・
判決は、ショータの一か月の給料から二万ノワールが引かれ、ナキの「私的通帳」に振り込まれることとなった。
しかし・・・
「納得いかんにゃ!」
「全部とはいかなくても、来月分全部にゃ!」
「いんや!
「ケツバット」の刑にゃ!」
「歯が瞬時に全部虫歯になるくらい甘いにゃ!
「半ケツ刑」にゃ!」
ミケランジェロ一族の傍聴人たちが、一斉にブーイングを始めた。
ケツバットとは、「おケツ」のフィギュアがはさまったバットで、「おケツ」をぶったたく刑である。
半ケツ刑とは、日本刀で「おケツ」を「四つ」に割れるように斬る刑で、キティルハルムが宗教を禁止していたころの、「布教違反」に対する刑である。
ミケランジェロ一族は、「身内」の犯罪に厳しかった!
ぴこんっ!
「静粛に!」
テミスは、ぴこぴこハンマーで、机をたたいた。
「現在、被告の給料は18万ノワール。
「冒険者」の収入は、原告とほとんど似た状況です。
上司の大公殿下に確認したところ、ギルドそのものには相応の資金がまわっているとか。」
つまり、今の状況だと・・・
「これにて閉廷!」
横領事件は、これにて終わった・・・




