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第十一話 終わりの駅 0の駅 そして
「元の駅でない、それにあの駅じゃない。いつの間にビルがかわったの」
ゆっくりと地上ホームに気動車が入っていく。都会に古い特急気動車は奇異に見える」
ディゼルカーを見送ったあと、時空変異の縛りが溶け、周りの人が見えて動き始めるはずだった。
「おかしい」
レンガ造りのこの大きな駅、どの時間も人が溢れかえっているはずなのに、人が消えたように見えない。
「姫君こちらです、私についてきてください」
「どうした、なにか悪いものでも食べたか、いつもと違うぞ」
「今は名も言えません、こちらです」
伊之助、ここ初めてでないのか、私を連れて的確に目的地に連れて行っていくようだ。




