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34 演奏すれば大きなヤツに出会う件

デジャブを感じます…。

青い空、白い雲。

天気は晴れで、心地よい風が吹く。


さて、ここで問題です。


今、小首を傾げて私を不思議そうに見ている生き物は何でしょう?


ヒント、体が私の何十倍もあります。


答えはドラゴンです。


えぇ、生きた心地がしません…私終わったかな…?



************


遡ることほんの数分前…


1人何役という痛々しい会議を開いた後、フルート片手にお外に出てどんな曲があるか考えていた。


「ん…何かいい曲なかったっけ?」


今までプレイしてきたゲームのBGMを思い浮かべる。


『あーユーリだー』


『おはよー』


『おはー』


『おはようさんー』


「あ、皆おはよー」


頭の上の子とは違う精霊さんと遭遇…カラフルで滅茶苦茶目がチカチカする。


「そうだ、皆良かったら2階で寝てる二人が起きる迄見ててもらってもいい?」


あっ…精霊さん達にこんなお願いするの失礼だったかな?


言った後に後悔する…後に悔やむと書いて後悔…って、ふざけてる場合じゃない。


『いいよー』


『ふたりー?』


『フロム様?』


おお、気軽に引き受けてくれるのね…やっさすぅぃ!


「うん、フロムさんともう1人…真っ黒い人が寝てるから見張ってて欲しいんだ、出来るかな?」


『できるよー!』


『おさきにー!』


『あっ、ずるい!』


いつの間にか競争が始まる…凄い勢いでチカチカするものが飛び回り家の方へ向かって飛んでいく。


『げんきだねー』


「…君は行かなくていいの?」


『うんー、僕はユーリの頭の上が好きなんだー』


「そっか」


何か最近…頭の上の精霊さんの呂律がよくなってきてる気がする…気のせいか。


とりま、スキルスキル。


「何にしようかな…」


会議でスキルを増やすって決めたからな…まあ、これも和睦(物理)為か…ダークちゃんみたいな話の流れになるかな?


ん?…ダークちゃん…ドラクェ6……あっ!


そうだ、序盤のあれだ!


崖で笛吹いてドラゴンに乗って城まで行くあの曲だ!


あのドラゴンに乗るシーンさ、命綱無しで城まで行くのって絶対に無理があるよね。


あのシーンは一生の謎だよね。


とりま、短いけど演奏開始!


「♪~」


森に響き渡るフルートの音色。


風で揺れる木々の音と混ざり合い幻想的な音色を奏でる。


バサッ


ん?何の音…それに何か風が強くなってきたような…。


バサッ!


ヒュゴオォォ!!


「わぶっ!」


いきなりの強風で思わず演奏が止まり口に草が…バッチい!


バサバサッ!


な、なななにっ!?

何か目の前に居るの!?


風が強くて目開けられないんですけどぉ!?


ドシイィン!


「ひゃっ!?」


何か倒れた様な音がしたんだけど!?


ちょ、ままままま先ずはれれれ冷静になろう。


兎に角風は止まった…だからまわりを確認しないと、先ずは安全確認だ。


「…へぁっ!?」


メガテ…目が点になる、正にこの事だ。


『あわわわ…』


精霊さんも見事の慌てる…それもそう。


何故なら…目の前に大きなドラゴンがいるからだ。


『キュルルル』


小首を傾げて喉を鳴らすその仕草…可愛いけど威圧感が半端ない。


どうしてこうなった…。


やっぱり選曲か…クマの時とデジャブを感じる。


クマの次はドラゴンの曲とか…ないわー。


《スキルが命名されました スキル「ドラゴンの曲」を取得しました》


やっぱりまたお前かっ!


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