23 うっかりまた死にかけてた件
話が進まない(汗)
目の前に自分の昔からの夢だったマイホーム。
とうとう、この日が…長かった、本当に長かった。
私の家はもともとアパートだった為、自分の部屋がない…そのせいで皆の視線が集中する場所で必然的に勉強をしなければならない。
まあ、翔大がやって来る日に限って家族は偶然いないと言うミラクルが起こっていたけど。
流石に勉強となるとそうはいかない。
親が仕事…兄が学校、または遊びに行っている日は翔大がギリギリまで家に居るため、テスト勉強なぞ出来る訳がない。
だって面白いゲーム持って来るんだもん。
けれどとうとう、私の部屋…いや、最もスケールが大きくなって私の家が出来た。
自分の家の玄関のノブに手をかけ…そして開ける。
「!?!?」
理解が出来ず絶句する。
何故なら開けたドアから向こうが宇宙船のフロアになっていた…。
そして宇宙船内に不似合いなピアノ…その前に立つ目の焦点が合ってない男の人とおぼしき人。
センチメンタr
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ぱちり
「…………夢?」
ぼんやりとする頭…何かフリーゲームの夢を見てた気が…あれ?
「……っ!?」
勢いよく起き上がる…何故か私机の上に寝かされていた。
私がご飯か?
何か食器も置いてあるし…私美味しくないよー。
『おお、起きたのか』
そんな呑気な事を寝起きの頭で考えてると、目の前に幼女が現れた。
「……………?」
思わず首を傾げる。
んー?
森に幼女…?
『何を寝ぼけておる』
バシッ
「ぐえっ」
頭を軽く叩かれる。
「……えっ、フロム…さん?」
『ようやく気づいたか』
あれ、私いつの間に…?
確か昨日は…精霊さん達の話を聞いて…カレー食べてフロムさんが禁止ワードを言いそうになって…それで。
『MP切れを起こすなど…お主もまだまだじゃのう』
「MP切れ…」
……そっか!私家を作ったんだった!
それで寒くて眠くなって…真っ暗になって…アレMP切れの症状だったんだ…。
て言うか、私地味に死にかけてるのっ!?
MP無くなるのメチャクチャ早くない?
そしていつの間にか死にかけるのって怖っ!
『それだけ元気ならもう大丈夫そうじゃの』
『心配したんだよー』
『よー』
『よかったー』
『ねー』
フロムさんが話す中、下級精霊さん達が会話に乱入…今日もチカチカして眩しい。
「…ありがとう」
思わず口が綻ぶ。
『元気になった事だし…な?ユーリ』
フロムさんが期待した眼差しで此方を見ている。
仲間にしますか?…って、違う違う。
ぐうきゅるる~
あれ?
…フロムさん、貴女ですか?
『昨日のカレーと言うのを食べたいのじゃ』
「あ…はい」
『うむ、頼む』
病み上がりの人に早速MPを消費させる…ある意味凄い人だ。
「…あっフロムさん、よかったら昨日作った家の中で食べませんか?」
『む?何処で食べても同じじゃと思うぞ?』
フロムさん…そんな面倒くさそうな顔をしないで…ね?
「出来るまで少し時間がかかりますからね」
『…わかった』
昨日作った机を抱え、食器はアイテムボックスに突っ込み家へと入っていく。
もちろん、今回は夢とは違い家の中が宇宙船なんて事はなかった。
フロムさんは食べ物の味を覚えた!
センチメンタr…懐かしいフリーゲームですよね。




