エピローグ
時間は遅くならない、早くならない、止まらない。
当たり前のことだ。しかし、違うかもしれない。
今あなたが過ごした一秒は本当に一秒?
一秒は一秒であるが人によって感じる一秒は違う。
好きな人と嫌いな人とでは時間の進み方が変わるものだ。
だが、一秒で私達がしてる事は同じなのだ。それは、感じている事である。
朝には眠気を感じる。
寝ていれば夢を感じる。
歩けば地面を感じる。
生きてる人に限ってではない。
幽霊は浮いてる事を感じ、死んでいる事を感じる。
全ての対象に感じるのだ。
しかし、対象や感じる事はいつだって逆があり、その答え事態があやふやなのだ。
そう、私達が生きているこの世界はあやふやでありながら存在する。
そんなあやふやの世界で私達はすんでいる。
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『ソンナコトヲセツメイサレテモワカラン』
「……だよな」
『ケッキョク、ナニガイイタインダ?』
「まぁ、あやふやだからこそ俺達は自分という存在を確認するために、関係を築くのだ」
『ダカラ、カンケイヲカンジヨウトスルノカ』
「そんな感じかな」
『オレニハヨクワカラン』
「そうか…あれから俺達さ一ヶ月ぐらいあてもなく歩いてるが、お前が笑ったところ一回しか見てねぇな」
『オマエトハナシテテモオモシロクナイカラジャナイカ?』
「言いたいことは分かったが、もう少し聞きやすくしてくれないか?」
『こんなカンジか?』
「惜しいな。でも、さっき言ったことは傷ついたぞ」
『おもったコトヲいったマデダ』
「毒舌だな」
『ドクゼツ?なんだソレハ』
「相手を傷つける言葉を平気で言えること」
『ならば、オレはドクゼツキャラなのか?』
「そういう言葉はどっから覚えてんだよ」
『マエニおまえがにてるコトヲイッテタ』
「まじかよ」
あぁ、周りの視線が痛い。
まぁね、ここまできて周りの視線を気にする男ではないけどね。さすがに何もないところに話しかけて、お母さんみたいな人が自分の子供に「見てはいけません」って言われるのは心が少し痛むんだよ。
「お前と変わりたい」
『ハ?』
「いーや、なんでもない」
魔黒石が自分の存在を感じるために必要なのは俺しかいない。そして、俺は周りの視線が注がれるということは、俺はいまここにいるということがわかる。幸せなことだ。
思わず魔黒石を見て、笑顔になる。
「見てはいけません」
あはは…
なんとかエピローグをかけました。
これまで見てくれた読者様に多大な感謝をここに記します。




