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AIデバイスオンライン〜俺は人型デバイスと恋をする〜  作者: TAKAーnome


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6 戦闘


「カレン戦闘準備。氷の粒を放てるようにしといてくれ。」


カレンに指示しながら腰に付いたナイフを右手に取る。

身体が少し強張り、心臓が早くなるのを感じる。だが戦闘を意識すると自にと腰を落とし、ナイフを逆手に構えていた。

能力にあった身体操作が発動してるのか……


”承知しました。【ロックアイス】”


カレンが【ロックアイス】とつぶやくとさっき言っていた通り、石のような直径6センチほどの氷を1つ空中に出現させる。

氷属性ってのはこんな能力があんのか。

緊張しているがあまりにも不思議な光景にそんなことを思ってしまう。


「……来るぞ。」


ガサッ。ササッササ。

草木が不自然な揺れ、茂みをかぎわけるような音。

ピチッピチッと少し跳ねながら正体を現す。

スライムか…

全体的に黄色がかった赤色。モチモチとした見た目をしている。30~40センチほどの大きさ。臓器といった目や口は見当たらない。

ピチッと跳ねながら近づいてくるが移動が遅い。スライムまでだいたい5メートルほど。


「カレン。放て。」


そう呟く。

カレンの横に浮遊していた氷がスライムめがけて勢いよく放たれる。

スライムのちょうど真ん中を穿つ。穴が開き、向こう側の地面が見える。

穴の空いた部分が塞がっていく。しかし穿たれて飛び散った部分地面に残り、半分ほどの大きさになった。

この大きさならジャンプし、勢いのままナイフで突き刺せば勝てると直感的に思う。

イメージしたとおり、勢いよく飛び出しスライムめがけて跳ぶ。ナイフを逆手から順手に持ち替えながら両手でナイフを持つ。

スッとナイフが刺さっていく。持ち手の部分まで入り込んだところで止まった。

スライムは体全体を激しく上下に揺さぶる。5秒ほどナイフを押し込み続けたところでスライムがパっと消えて色違いの小さい石ころが1つずつ転がっていた。

思いっきり息を吐く……


「はぁ―――――――――。勝てた。」


木によりかかりながら座り込む。

ジャンプしたときに体が軽くなった感覚がしたが身体強化が自然にかかったのか……。

ステータス欄の能力に記載されているものは戦闘時に自然と発動するようだ。

今の戦闘をフラシュバックしながら自然と笑みがこぼれていた。

楽しい。純粋にそんなことを思った。

戦闘後は心臓が激しくなり、疲労をめちゃくちゃ感じる。

これなら近接戦闘職のジョブでもよかったかなと少し思ってしまう。


「カレン、お疲れ。カレンの属性魔法?っていうのかな。あれすごくよかったよ。助かった。」


”ありがとうございます。蓮さまもすごいです。これからも指示いただければ微力ながらお支えします。”


そんな言葉かけてくれる。なんだが嬉しい気持ちがさらに込み上げてくる。


「カレンの【アイスロック】はどのくらい使えるの?」


”一度に1つしか出せませんが、20回ほど放てます。MPの回復も10分に1ほど回復します。”


なるほど。MPを10消費する魔法……確認してみるか。

カレンのステータス画面を目の前に表示させる。

ステータス画面の『魔法』と記載されたアブを表示するように意識する。


=============



魔法

 アイスロック 

 スキャン   

 

 


=============


さらにアイスロックの詳細を表示させるように意識する。


=============


 アイスロック MP10消費 

・掌サイズほどの氷を出現させ、相手に素早くぶつける。

 

 スキャン   MP5消費

・周囲10メートルに魔力を張り巡らせ魔物を探知する。


=============


なるほどね。魔法の説明までわかるのは便利だ。

スキャン……。これもなかなか使えそうだな。

テイムしたモンスターもこんな感じで見れるのかな。

ステータスの確認方法も理解し、立ち上がって再び歩き出す。

とりあえず森を抜けて村や町を目指すか。当面の目標は森を散策しつつテイムモンスターを見つけつつレベル上げかな……。

ん……。俺もカレンもレベル上がらなかったな。まぁスライム1体だけだしな。


「カレン、当面は森を抜けて町を目指そうと思う。ついでにテイムできるモンスターも見つけたい。名札が1つしか無かったから1体だけだから慎重にいこう。度々スキャンも使ってもらえるか?」


”承知しました。スキャン発動のタイミングはご指示ください。”


「分かった。頼むぜカレン。」


そう言いながら自然にカレンの頭部に手を伸ばし、撫でていた。

正直かなりカレンには助けられている。いろいろな想いを込めて撫で続ける。


”…………”


無言だがなんとなく嬉しがっているような気がした。

ご一読ありがとうございます。

ようやく戦闘パートに行けました。

初めて書いているので説明の文章が多いか?なんて試行錯誤しながら書いてます。

ぜひ感想をお聞かせください。お待ちしています。

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