表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
馬と鹿による馬鹿な日常  作者: 録
一学期
1/28

「ひらり、ひらり……うん。そんな感じ。」

\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/


「わぁ……。」

僕は眼前に広がる桜景色に思わず声を漏らした。


今日は高校の入学式。胸に期待と不安を込めて母と歩いて最初の登校をしたわけだがこれは予想外だった。

いや、期待通りと言った方が正しいのかもしれない。

高校というプレミアに少なからずアニメの様な出来事を期待してはいたが、本当にこれ程の感動に出逢えるとは思わなかった。


立ち止まって見上げるとそよ風が頬を撫でる。

校門の左右で大きく咲き誇る桜は美しさと儚さを併せ持ち、風が吹く度に花弁を散らす姿───散り際の花の美しさと言う物なのだろうか、文学など一切解せぬ僕にはどうにも上手く表現できない。


ひらり、ひらり……うん。そんな感じ。

兎にも角にも美しい。


「ほら、詩音。見惚れてないで早く。」


立ち止まった僕を急かす母。いつもはくたびれた母も今日は美しく見える。入学式の看板も美しく見える。


……つまりはどちらも桜効果で本来は美しく無いんだろう。

無意味に取り繕った母の顔ですら美しく見えるとは流石は桜だと言うべきか……。

今日は朝から1年分位「美しい」と言った気が───ッ!?


先に行っていたはずの母に首をガッチリと鷲掴みにされ、そのままギリギリと嫌な音を立てる。


「詩音……?考えてる事が口に出てるよ……?気を付けようね……?」


「ぁあ!母さ、ん!気付かなかっ、たよあり……がはっ!ギブギブギブギブギプァ。」


メキ★メキと笑顔で力を込めていく母上。

それ以上はらめぇ!吹いちゃう!泡吹いちゃうぅ!


「だから声に出てるんだよぉ!周りの人スゲェ目で見てんだろうがアァ!?」


「そ、それは校門前で息子の首絞め、っぁ、マジで、足が浮いっ!───!!」


衆人環視の中仁王立ちで息子の首を片手で絞め上げる母の腕を叩きギブアップのサインを出す。

母は強しって本当なんだなぁ、などと訳の分からない事が浮かび始めた頃にようやく地に足が着いた。比喩とかでは無く。


怒る母を躱し、死ぬ気で高校への初めの一歩を踏み出した。

……しつこいが比喩とかでは無く。


\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/


初めまして、録と申します。

読む専みたいなプロフの者ですが、やはり読む者は書く者でもあるらしく……。

稚拙な文に下らない物語ですが短く読みやすくテンポ良く投稿出来ればと思います。


筆休めならぬ読み休めにどうぞ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ