事務所加入のメリット
「まずは第一に魔法少女事務所やヒーロー事務所についての説明を始めますね」
「...おい、なんか始まったぞ」
いきなり話し始める後輩ちゃんは淡々と続けてきます。
「皆の憧れ魔法少女。それ仕事としてまとめてくれるのが事務所の存在です。当然ですが魔法少女の業務はただの慈善事業ではありませんからね。仕事の斡旋からCM広告やプロモーションビデオなど、はたまたはグッズ化などさまざまな特典が事務所に加入することでついてきます。もちろん有名になればなるほど承認要求が満たされて大金ゲットのチャンスも掴めますよ! と言うか先輩は【紅蓮の悪魔】検挙の報酬や火事現場での活躍の報酬を捨てているですから非常に勿体無いです!」
「...なんか生々しいな」
いや...分かってたことだけどさ。
実際に魔法少女やヒーロー業って割と地味なのも現実には多いだろうと思う。
よくゴミ拾いしているヒーローや魔法少女を町中でも見るもんね。
実際底辺ヒーローや魔法少女なんて食っていけてないだろうし、事務所に所属できるのもある程度の知名度と人気は必要なのだ。
逆に人気があればあんまり興味がない私でも知っている人物名はあるしね。
言うなればそれがヒーロー業界での天上人ということなのだろう。
聞けば聞くほどメリットは多いし確かに魅力的だ。
でも...。
「明梨」
「なんですか?」
「さっきからメリットばかり言ってるけど当然デメリットもあるよね?」
私の言葉に彼女は表情を少し曇らせるのでした。




