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恋愛短編集  作者: 夢呂
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貴方の傍

息をひそめて。


「・・・・・」


枕元にそっと近付く。


(まだ、寝ているの?ねぇ、―――遅刻するよ?)


布団に潜り込み身体を擦り寄せると、夢の中にいても、愛おしそうに手を伸ばしてくる。


―――彼の腕も。その暖かくて大きな手のひらも。



(好き…)


「…ミホ」


(ミホじゃないけどね…)


夢の中の貴方は、私が“ミホ”だと思ってる。

恋人にするように、私を撫でる。


―――まるで、代わりにするみたいに。


「ミャー」


(私は要るよ、ずっと…貴方の傍にね。)

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