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62『頭狂日記』

62『頭狂日記』



頭は狂であるからして、その頭はまさに経であるからして、この日記も成立しているという訳なのである。不可思議なものだ、日記とは。しかも、単なる日記ではなく、日記文学だから、尚更内容も、文学になっているはずなんだ。


それにしても、日記というものの可能性は、どこまであるんだろうか。可能性に次ぐ可能性。我々はこれを見極めねばならないのであって。どの方向へ行っても、頭狂日記は、何せ、頭狂日記なんだからな。

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