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運命を変えた1日!?

 どの街に行っても最初にすることはとにかく動き回ることだ。歩いたりバスに乗ったり。その街の雰囲気、規模、観光地などを自分なりに把握するができる。ホーチミンでも大きなバスターミナルを発見し、そこを拠点にバスで終点まで行ってみるのが安くて簡単に楽しめそうだ。

 とあるバス停で座ってボーッとしていると女子中学生くらいの女の子3人がおしゃべりしながらやってきて隣に並んだ。するとおかしな感じがする。何やら女の子達が私のことをヒソヒソ話しているような気がするのだ。私は第一に身なりの汚さを話されていると思った。何せ1ヶ月、手洗いはしているものの数着の服を着まわしているだから臭って当然だ。私は「そろそろ日本へ帰る頃合いなのかな」と小さく縮こまっていた。

 女の子の1人が私に話しかけてきた。何やらニコニコしているので私はそこまで臭ってはいないようだと少し安心した。私もだが女の子達も英語は苦手なようで3人で単語を探しながら話してくれた。


女の子「you are ... pretty」

私「pretty!? about me?」


どうやら褒められているようだ。

女の子3人でわちゃわちゃ話し合っている。


女の子「handsome! you are handsome!」

私「really? this face? thank you!」


 お互い拙い英語で話してみると、私の顔面はベトナムではモテる顔をしているとのことだ。もっと早く言って欲しいものだ。

 私はその子達と別れ、すぐに髭剃りを買いに走った。久しぶりに鏡に向き合い髭を剃った私はどうだろうか。なんだか自分でもイケメンであるような気がしてきたぞ。うん。

 そしてなんと翌日から髭剃りの効果がいきなり現れてきてしまうのだった。

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