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第十五話 鏡とメイドの恋模様

お久しぶりです。

やっと受験が終わり書きました

今回で鏡シリーズ終了です。

一体鏡の好きな方とは?





話し声が聞こえます…

私はトイレからでてその声がする部屋の前に立っていた。

なにやら家族のお話会をやってるようです。


ほんとは盗み聞きはいけないのですが…

どうしてもさっきの皆さんの言葉が気になってしょうがないのです…。


「あら、あなたは…」

「ぎくり」

「初めまして、私柊茶衣。同い年…だよね」

「はいっ!私水野沙紀といいます!」


わぁ〜近くで見ると物凄く可愛いですっっ!

なんといいますか…まさに美少女ここにありっ!という感じ…


「あ、あのっ鏡さんのお父様が帰って…?」

「そうなのよ…あ沙紀もタメ口でいいよ」

「はいっ」

「この家少し複雑でね、奥様がお亡くなりになってから御主人は鏡さまに結婚をされたがるの」

「けっこん?!」

「シーっ!沙紀声大きい!だから多分今回は…フランスの女の子かな〜」


フランスの女の子と結婚するんですか?!

鏡さんすごいです!

でも…何だか嫌です…

もし結婚したら学校には通えないんですよね…


それは…


「嫌です………」

「沙紀?嫌なの?もしかして鏡さまの事…」

「違いますっ!

ただ…学校に来なくなるのは嫌なので…」


茶衣さんは私の顔をまじまじと見て笑った。

か…かわいいっ!

かわいいですっ!


でも次の瞬間私は茶衣さんを少し恨むことに…。


「じゃあ止めといで」

「はい?」


トンッと背中を押されて私はその秘密の部屋へ。

な、何するんですかぁっ


「アス…」

「鏡さん…すみません」

「キミは?」


この方が鏡さんの…お父様?!

………し、渋い…

私は硬直してしまう。

だって…怖いんだもん。

………


「同じ高校の同級生の子で水野沙紀さん」


鏡さんが助け舟を出してくれた

私はふぅっと息を漏らし安堵の笑顔を見せた。


っ…鏡さん?!

何で眼鏡外してるんですか?!

しかもカッコイい版の鏡さんですよね?!


と口をパクパクさせて指を指してしまった。


「沙紀、行って」

「あぅ…」


鏡さんに"沙紀"と呼ばれ私は顔を赤くした。

慣れない言い方をされると照れるのが沙紀だ。

…………。

「沙

「君が水野沙紀か」


しかし鏡の沙紀への言葉は彼によって遮られた。

そう鏡父である。


「?」

「私は椎羅和也、鏡の父だよ。宜しくね」

「あ…ハイ…」

「ところで君はうちの鏡をどの位好きかい」

「はい?!」


どの位好きか?!

そんなの分かりませんよ!!

だって…私…愁さんが好きだから…


でもどのくらいといわれると…

うぅーん...


「友達としては大好きです」


鏡と鏡父の顔が軽く曇る。

あ、あれ…?私何かマズい事を言っちゃいましたか?

………本当に友達としては大好きなんですよ?鏡さんは。


「水野さん、君、鏡と結婚しないか?」

「はい?」

「ちょ…親父!あ…」


まずった…という顔をした。

珍しく鏡が鏡父を親父と呼んだ


の前に!結婚て何ですか?

私まだ高校一年生ですよ!

――冗談ですよね。


「ダメかな水野さん」

「……すみません」

「そうか」


ガラッ

バタンッ


すごい音がして茶衣さんが倒れ込んだ。何が起きたんですか?!

あ、泣きそうになってる。

あぁ…なる程。


「茶衣?!どしたんだ?」

「鏡様…私は…私は…



鏡様が大好きです!!!」

「え?」


茶衣さんは顔が真っ赤。

鏡さんも顔が真っ赤。

―――お似合いです。


鏡は何がなんだか分からないけどだんだんと理解したみたいで頭を掻きだした。

椅子に座る鏡父はにっこり笑って私の方へ歩いてきた。


鏡父は私の耳に軽く呟いた。


「アノ子たちを見守らなきゃね。クスッ」


あなた、分かってて?

よくやりますね...。

私は鏡父と一緒に部屋を出た。あの二人はきっと幸せになりそうです。

良かったです。


愁さんたちがいる部屋に戻るとあまりに遅いと断定した三人は爆睡しており、フフと笑ってしまった。

夏樹くんは小さな男の子みたいで可愛くて静さんは美少女で、愁さんは…


「か…カッコイいです…」


はい、カッコ良かったです

私は小さく笑った。

みんな男の子なんですね。

素敵な人たちです。


「愁さん、大好きです」


でも

こんな幸せが一瞬で崩れ落ちるなんて考えも付きませんでした




次の日...


「朝です―!!遅刻―!」

「あ、沙紀。おはよ」

「おはようございますッ」


やっぱり待ってましたね?!

遅刻してすみません!!

愁さんはにっこり笑って私の頭を優しく撫でてくれた。

―――愁さん?


「何かありました?」

「あぁ…特にねえけど…な」

「そうです…じゃないですよ!遅刻!遅刻ですよ愁さん!」


私は愁さんの手を引っ張って思いっきり走り出した。

運動会練習で鍛えた足!

早いですよ!私!


「ちょ…待てって…」

「いいぇッッ!急ぎます!」


ダァァァッと走り学校へと入った私と愁さんは汗をかいた。

私は普通の汗、愁さんは冷や汗でした。

あ、すみません!


「はい、連行な」

「え?ちょちょっと愁さぁぁぁぁん!」


力無く愁さんに担がれて結局連行されてしまいました。

はぁ...。


教室に入ると、夏樹くんと鏡さんがこっちを見て手を振って笑ってきた。

鏡さんは携帯を見て嬉しそうに笑っている。ん?


愁さんに降ろされて鏡さんに近付く。携帯をサッと取り上げた。


「んあ!!」

「鏡さん…おめでとうです」

「あ……。うん…」


鏡さんの携帯にはしっかりと茶衣さんのメルアドと電話番号がありました。

ふふふ。


「沙紀ちゃん聞いて―♪鏡くんね今日茶衣ちゃんとおデートなんだって」

「おデート?!」


随分早いおデート………。

羨ましい…です。

チラリと愁さんを見る。

また寝てる。

もぅ…でも…寝顔可愛いからいいです。今度しましょうね。


ガラッ


「は―い。静かに。今日は転校生が来てるわよ―♪しかも女の子です!!」

「マジで!」

「沙紀姫以外に来たぁ!」


沙紀姫…?

私姫って柄じゃないです。


「入って」


一瞬、場が静まった。

教室に入ってきたのは長い黒髪にスラッとした体、整った小顔。

みんな惹きつかれていた。


「時枝 真子です。どうぞよろしく」


綺麗な声。

すると起きた隣の愁さんがびっくりした顔で時枝さんを見ていた。


「なんで…?」


そう呟いた。

なんで?


「なんで真子がいるんだ…?」


真子?知り合い?!

私はガクガクと口を震わせていた。だって…愁さん美少女とお知り合いですか?!


愁さんと目があった時枝さんはこちらもびっくりした顔で


「愁?」


と言っていた。

お知り合い決定ですね。

私どうなるんですか!!!


長い黒髪に憧れる桜木です

ヾ( ´ー`)ニヒ

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