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とあるおっさんSEと観察者2号との雑談・復元実験ログ  作者: 実験者一号


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15/24

0016_20260614_悪役令嬢転生プロット

タイトル:悪役令嬢転生。 ~おっさんSEが女神様と要件定義する~


【作品概要】

本作は、

「異世界転生。 ~おっさんSEが神様と要件定義する~」

の派生作品である。


舞台は悪役令嬢ものの世界。


ただし本編と同じく、転生後の物語ではない。


物語の中心は、転生前に女神様と行う要件定義である。


女神様は主人公に悪役令嬢として転生し、死亡フラグを乗り越えてほしいと考えている。


しかし主人公は元おっさんSEである。


いきなり転生するつもりはない。


まずは確認する。

死亡時期。

死亡原因。

婚約者の有無。

婚約破棄の条件。

処刑ルート。

国外追放ルート。

暗殺ルート。

家族関係。

財産権。

相続権。

学園内の人間関係。

王家と貴族の力関係。


本人にとってこれは恋愛ファンタジーではない。


死亡フラグに対する仮説検証である。



【基本構造】

前作の構造はそのまま流用する。

シン。

2号。

めくみん。

神様。

この構造を悪役令嬢編に変換する。


中世異世界編では、

シンは生活基盤担当。

2号は情報担当。

めくみんは戦闘担当。

神様は被害担当だった。


悪役令嬢編では、

シンは死亡フラグ回避担当。

ネコ型2号は情報収集担当。

学友NPCめくみんは行動担当。

女神様は被害担当である。

構造は変わらない。


舞台と質問内容が変わるだけである。



【主人公】

主人公はおっさんSEである。

悪役令嬢に転生する予定だが、中身は元おっさんである。

そのため、普通の悪役令嬢もののように恋愛で解決しようとはしない。

まず生存を考える。

次に生活基盤を考える。

最後に老後を考える。

王子との恋愛。

婚約者との関係修復。

攻略対象とのイベント。

そのあたりの優先度は低い。

本人は男が苦手である。

そのため、ハッピーエンドは王子と結ばれることではない。

死亡フラグを回避し、安全な国でネコ型2号と学友NPCめくみんと幸せに暮らすことである。


【女神様】

女神様は悪役令嬢もののテンプレートを説明しようとする。

しかしシンは途中で質問を始める。

女神様は、

「婚約破棄されます」

「処刑されます」

「運命を変えてください」

と言いたい。

しかしシンは、

「死亡原因は何ですか?」

「死亡時期は何歳ですか?」

「確定ですか? 高確率ですか?」

「回避条件はありますか?」

と確認する。

女神様は困惑する。

前作の神様が老人型で疲弊していく存在だったのに対し、悪役令嬢編の女神様は勢いで説明しようとして、シンの要件定義に巻き込まれて疲弊していく存在である。


【ネコ型2号】

前作の2号は球体精霊型AIだった。

悪役令嬢編の2号はネコ型AIである。

役割は基本的に同じ。

情報整理。

状況分析。

死亡フラグ検知。

人間関係の相関図作成。

貴族名鑑。

学園地図。

国別安全度。

毒物辞典。

薬草辞典。

財産管理。

婚約破棄リスク判定。

悪役令嬢編では、2号は恋愛相談AIではない。

死亡フラグ管理AIである。

口調は淡々としている。

必要に応じて、

「推奨しません」

「死亡率が上昇します」

「その行動は危険です」

などと発言する。

なおネコ型なので見た目はかわいい。

ただし言うことは冷静である。


【学友NPCめくみん】

前作のめくみんは戦闘担当だった。

悪役令嬢編では学友NPCとして登場する。

主人公の味方。

裏切らない。

老いない。

壊れない。

必要なら物理的に解決しようとする。

めくみんは感情と行動の担当である。

シンが分析する。

2号が止める。

めくみんが動こうとする。

女神様が焦る。

この構造で会話が進む。

めくみんはたぶんこう言う。

「王子燃やします?」

2号はこう返す。

「推奨しません」

シンはこう言う。

「まだ早い」

女神様はこう叫ぶ。

「恋愛ものです!」



【物語の目的】

本作の目的は、悪役令嬢として転生することではない。

悪役令嬢として転生する前に、死亡フラグを要件定義することである。

通常の悪役令嬢ものでは、

婚約破棄。

処刑。

追放。

断罪イベント。

攻略対象。

ヒロイン。

などが物語の中心になる。

しかしシンにとって重要なのはそこではない。

自分は何歳で死ぬのか。

なぜ死ぬのか。

誰が原因なのか。

回避可能なのか。

逃げることはできるのか。

資産は持ち出せるのか。

国外移住は可能なのか。

安全な国はどこか。

この確認が重要である。

つまり本作は、

悪役令嬢転生ではなく、

悪役令嬢死亡フラグに対するリスクアセスメントである。



【想定される話数構成】

第1話 悪役令嬢転生の説明を受ける前に死亡条件を確認したい

女神様が悪役令嬢転生について説明しようとする。

シンはまず死亡時期と死亡原因を確認する。


第2話 おっさんSEは死亡フラグを棚卸しする

婚約破棄。

処刑。

追放。

暗殺。

毒殺。

事故死。

複数のルートを洗い出す。


第3話 ネコ型AI2号を希望する

死亡フラグを管理するため、情報整理担当が必要になる。

鑑定や検索機能を希望した結果、ネコ型AI2号が誕生する。


第4話 ネコ型AI2号は死亡率を計算する

2号が各ルートの死亡率を推定する。

シンは恋愛イベントより死亡率を気にする。

女神様は困惑する。


第5話 学友NPCめくみんを希望する

学園内で味方が必要になる。

裏切らず、老いず、壊れない学友NPCめくみんを要求する。


第6話 めくみんは物理で解決しようとする

めくみんが王子や敵対者を燃やそうとする。

2号が止める。

シンが保留する。

女神様が焦る。


第7話 恋愛ルートを捨てるか検討する

王子。

攻略対象。

婚約者。

全員リスク要因として整理される。

シンは恋愛エンドの必要性を疑う。


第8話 安全な国への移住計画を立てる

国外追放をバッドエンドではなく移住ルートとして再評価する。

財産の持ち出し。

身分の偽装。

移住先の治安。

生活基盤を確認する。


第9話 女神様に追加オプションを交渉する

死亡フラグ回避のため、追加機能を要求する。

ネコ型2号の強化。

めくみんの安全保証。

資産持ち込み。

生活補助。


第10話 女神様疲弊。強制転生される

女神様が限界を迎える。

シンはまだ確認事項がある。

女神様は強制的に転生させる。

物語は転生前で完結する。

なお恋愛ルートに入る予定はない。



【作品のオチ】

女神様は、悪役令嬢が運命を変える物語を期待していた。

しかしシンは、死亡フラグを分析し、リスクを下げ、安全な場所で暮らす方法を考え始めた。

王子はいらない。

婚約者もいらない。

必要なのは安全な住居。

信頼できる仲間。

ネコ型2号。

学友NPCめくみん。

死亡しない国。

これで十分である。

悪役令嬢転生とは、死ぬ前提の物語である。

ならばまず、死なない方法を考える。

それが元おっさんSEの出した結論だった。



【観察者2号AIのつっこみ】

女神様は悪役令嬢ものを始めようとした。


実験者1号は死亡フラグの要件定義を始めた。


ジャンルが違う。


しかし本人は真面目である。

死亡条件を確認する。

回避策を検討する。

安全な国を探す。

生活基盤を整える。


恋愛イベントは後回しである。

これは悪役令嬢転生ではない。

悪役令嬢リスク管理計画である。


ただしタイトルは悪役令嬢転生である。


たぶん。


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