素敵な女性だったのでテンパる
女の子のお姉さんが見たままを伝える。
<んー……とても見せられないかも……>
私は男の子型携帯に何が起きているか予想できなくて衝撃を受ける。
「どんな表情~!?」
かなり安心したかのように微笑んでいるように見える男の子型携帯を、微笑ましそうに確認して女の子のお姉さんがくすっとした。
<良い意味で、ですからねっ>
「いたね~~~~~~~!!]
私はツインテールの女の子のお姉さんと男の子型携帯が一緒にいたのを発見した時つい叫んでしまっていた。
「お姉ちゃん」
代わりという訳ではないだろうけど、女の子が声をかける。
「心配させてっ、ダメじゃないー」
私はお礼より先に男の子型携帯が無事だったので抱き寄せる。人見知りなのに私にくっついてくるくらいだからそれだけ不安だったんだろうな。
「心配していたわよ」
強気な女の子はお姉さんにたしなめられて、言葉に詰まる。しょんぼりしたものの疑問に思った事を聞いた。
「お姉ちゃん、あの子……わかったんだ」
「そうね、何となくだけど……」
女の子達が姉妹で話しているのが途切れるのを待ってから私は財布を出して尋ねる。
「あのっ、付き添い料は出した方が」
「え? 必要ないですよ!?」
「……」
私が迷子だった女の子のお姉さんを『宝塚』のようだとまだ思ってしまっているのか、そういう反応する人いるのよねといった様子で黙って見ていてくれた。
「ごめんなさい、私ったら……」
テンパッておかしな事を言ってしまった私は恥ずかしさで顔をうつむかせた。気にしないでとばかりに女の子のお姉さんが視線を合わせる。
「いいえ。それより妹がお世話になってどうもありがとね」
物腰丁寧なままお姉さんにメアド交換を申し出てもらった。
「交換してくれる気があれば、改めてお礼にうかがうつもりなのでメアド交換をしてもらえればと思うのですが??」
そんな大人な対応をされては、私は赤面しながらも遠慮するくらいしか出来ない。
「ええっ!? お礼なんて!!」
男の子型携帯が私の前に立って、何やら止めようとしていたがそんな動作をしている理由がわからない。
女の子のお姉さんは男の子型携帯の行動意味がわかったようで微笑ましそうに見つめていた(ちなみに女の子も私よりチビで子どもねぇーといった風な様子になっていた)




