321番から360番
321
あなたは息を切らしながら、輝く青い柱の衰弱魔法からよろめき抜けます。息を整えると、あなたは洞窟の向こう側の壁から、アーチ天井の通路が伸びている事に気づきます。ここには他に何もないので、あなたはそちらへ向かいます。432へ。
322
そのバイオファージは、死んであなたの目の前に横たわっている。その死骸の後ろの壁に、白いロッドが立てかけられており、あなたは本能的にそれを掴む。それはあなたの手の中に入る。キャラクターシートに白いロッドと16という番号を記せ。さらにその先の廊下からは、崩れ落ちる石造建築物の轟音が聞こえてくる。あなたはその音の原因が知りたくて、急いで降りていきます。256へ。
323
「さて、謝礼について考えよう」と悪魔は言う。
「私があなたに贈ろうとしていた贈り物は、本当の贈り物ではありません。あなたはそれと同じくらい、良い物を持っている。そこで代わりにこんな物はどうですか?この悪魔のフラスコは、どんな怪我も病気も治せるポーションです。あるいは、この三つ葉のダガーはどうですか?必ず命中し、致命傷を与える力がある。あるいはこの鏡の王冠です。敵対的な魔法を術者に跳ね返す力があります」
もしあなたが悪魔のフラスコを選ぶなら326へ。三つ葉のダガーを選ぶなら137へ。鏡の王冠なら86へ。もし悪魔が最初に考えていた贈り物の方がいいなら384へ。
324
あなたはストーンマレット(石槌)を、百目鬼が接近する前に取り出す。この石槌は戦うにはバランスが悪いので、この戦闘で石槌を使うキャラクターは、戦闘力から4引く事。打撃力は通常通りだが、もしかすると素手で戦った方が有利だったかもしれない…。なお戦闘中、命中判定で2の目が出たら101へ進まなければならない。持っているならブラッドソードに持ち替えるか、あるいはストーンマレットを置いて素手で戦う事もできるが、ブラッドソード又は素手にチェンジするのに1ラウンドを要する。
百目鬼
戦闘力 9
精神力 9
鎧強度 3
生命力 54
打撃力 サイコロ3つ+3
機敏度 6
百目鬼の沢山の目が、こいつを強敵にしている。百目鬼は、毎ラウンド、隣接している全ての敵に一度ずつ攻撃を加える事ができる。
この戦いからは逃げられない。勝ったら27へ。
325
「素晴らしい宝石だ」
あなたが宝石を取り出すと、そのドラゴンは言った。
「わしのコレクションに加えよう」
あなたは、ドラゴンの目に宿った明確な戦う意志や、鼻腔から吹き出る熱い煙を見て、戦いは避けられないと知る。武器も鎧もない(プラットソードを除く)状態でドラゴンと戦わせられるとは…どうやら選ぶアイテムを間違えたようだ。524へ進んで戦うこと。
326
あなたは、奴が悪魔のフラスコと言っていたポーションを取る。あなたはいつそのポーションを飲んでも良い。飲む時は、その時読んでいた番号を控えた上で141へ進む。141には戻る番号の指示は無い。キャラクターシートに、悪魔のフラスコ、飲む時は141へ、と記せ。
あなたに謝礼を渡した後、悪魔は硫黄の光とともに消える。362へ。
327
あなたは、洞窟の天井からカーテンのように垂れ下がっている影の中を進んでいきます。見上げると、階段をのぼると不規則な間隔で踊り場があります。洞窟の床が加工されていないのとは反対に、上がるにつれて、彫刻の線などが徐々に現れて、階段が所々、アーチ状の天井で覆われる事もあります。ただし上の方は闇に包まれて見えません。
上がるにつれて、下から吹き上げる気流が強くなり、木造建築物が揺れ出すほど強くなっていく。踊り場の一つで、あなたは死体につまづく。腕が下に捻れた状態で横たわっており、高い所から落ちてきたような印象を与える。
その死体を探ってみるなら351へ。その死体は放っておいて階段を登っていくなら260へ。階段を降りて別の道を探すなら276へ。
328
(僧侶)
あなたはエメリタスの手助けをしようと動いた。透視力を使い、エメリタスが不要だと言っていた前方の罠を探す手伝いをしようというわけだ。しかしながら、透視力を行使すると、予想外のものが見えた。確かにあなたの透視力で、アルコーブのカーテンに隠された扉も見える。しかし何より、エメリタス自身の姿が消え、代わりに人間でもない怪物が見えるではないか。頭はタコのような形で紫色。体中に気嚢が付いている。あなたはその怪物について、昔カクソスで読んだ書物に似た記述のモンスターがいるのを思い出した。そいつはプラスター・ミュータプリタと言って、犠牲者の心を読み取り、犠牲者の友人などに自らの体を変装させて油断させてから襲うという性質がある。
112へ進んで戦え。ただし奴は正体がバレたと気づいていないから、1ラウンド、あなたと仲間は(複数プレイの場合)一方的に行動できる。
329
あなたはイケニエとして囚われている人達を助けようと飛び出す。儀式を仕切っている狂信者達の高位魔術師達は、暗い憎悪の視線をあなたに向けるが、儀式を中断してあなたを邪魔する事はできないようで、あなたを睨みつつその場にとどまって儀式の歌を継続している。
「助かった。ありがとう」囚われていた人達は涙を流して感謝する。あなたは彼らを縛っていたローブを切り、次いで五芒星の中の火を外套などで叩き消しながら、一刻も早く立ち去るよう指示する。急いで火を消す必要があったので、あなた達は消火の際、軽いやけどをする。各キャラクターはサイコロを一個ふって出た目の数だけダメージを受ける。鎧は無効。ただしこれでイケニエ達は儀式の五芒星から出る事ができる。護衛もなしにスパイトの遺跡の塔を通って外へ出ていけというのもなかなかの無茶ぶりだが、彼らを護衛する前に、やらなきゃいけない事があるし、ここがこれから最終決戦の場になるので、とどまられた方が危険だ。彼らはあなたに感謝しながら、屋上から下へ向かう階段を降りて行った。キャラクターシートにDELIVARANCEと暗号を記せ。
そして今や、儀式は完成してしまった。狂信者達は詠唱をやめたが、この世のものとも思えない音楽は、5つの星からいまだに流れ続けている。しかもその音楽は、だんだん強くなっている。
「さあ、お前の命もここまでだ」
狂信者達のうちの1人が言う。
「ここで我らの主が地上に帰還するのを見る事以上の喜びはあるまい。天上からのご帰還だ」
奴らは本当に5人の真のマグス達を救世主だと思っているのだ。一体全体、マグス達は自らが星となった後、どうやって彼らをそこまで誑かす事ができたのだろうか?真のマグス達が善政を行っていたという話は伝わっていない。そればかりか、過去の彼らの治世時代には手下の官吏達に気晴らしとして難民相手に人間狩りを繰り広げさせ、捕まえた難民達に即席の絞首刑を、単なる気晴らしのためにやっていたという話も伝わっている。そんな連中が大手をふって警察をやっている世界がまともなわけがあるまい。
もしあなたが英雄の角笛を持っていて、それをここで奴らに対して使いたいなら437へ。それ以外は404へ。
330
もしあなたが白いロッドを持っていたら147へ。持っていなければ、ドアは簡単に開く。79へ。
331
あなたは床に伏せる。しかし木の杭が床から飛び出してくる。複数でプレイしている場合、誰に刺さったか決めよ(1人で冒険している場合、あなたに刺さる)。幸運にも木の杭はあなたの急所を外し、脇腹に傷をつけただけだ。生命力を7点引け。鎧は無効。あなたはしばらく床にうずくまり、回復してから板をおり、演壇へとたどり着く。303へ。
332
必死にあなたはトンネルへと泳ぐ。クラーケンに気づかれないよう祈りながら。あなたは奴の視界を逃れようとして深く潜る。突然、強い水流があなたをそのトンネルへと流した。幸運だった。144へ。
333
あなたはガラスのベルをそのストーンマレットの一撃で壊した。
「さあ、自由だ」
あなたはその妖精から感謝されるだろうなと思いながら言う。しかしその妖精は、あなたの言葉にイタズラっぽい笑みで答えた。519へ。
334
その復活した巨人は、コールドロンの縁を掴み、何世紀にも渡って横たわっていた場所から這い上がり始めます。その巨人は、あなたがその尻尾にしがみついているのに気がついていない。各キャラクターはサイコロをそれぞれ1つふれ。出目が1から3の場合、そのキャラクターは振り落とされ、コールドロンへと落ちていく。もちろん、即死だ。4から6ならば、その巨人がのぼりきるまで、振り落とされずに済む。落ちずに済んだキャラクターは151へ。たった一人で遊んでいて転落してしまったか、複数で遊んでいたものの全員が転落してしまった場合、あなたの冒険はここで終わる…
335
最後のレッドデスの先触が、地面に倒れる。その鎧の内側は空洞だと気づいたあなたはゾッとする。奴らの武器は重すぎて、あなたには使えない。鎧も大きすぎる。しかし、このホールの奥の壁には3つのドアがあり、それぞれが石造の戸棚ぬ通じている。それは、どのくらいの期間か分からないが、先触達が入っていた直立した棺桶のようにも見える。
一つのアルコーブから、ルビーの赤いロッドをあなたは見つける。50と番号もふられている。キャラクターシートに赤いロッドと50という暗号を記せ。93へ。
336
あなたは赤いマスクを最初の顔につける。しかし何も起きない。さて、2番目の顔には何色のマスクをかぶせるか?
青なら57へ。白なら212へ。緑なら22へ。金色なら430へ。
337
慎重にあなたはその石板の端に立つ。石板があなたの体重で動くと、あなたは恐怖とスリルを感じる。壁の下の方で、ワイヤがカチッと音を立てた。あなたはすぐに行動しなければならない。床に伏せるか(253へ)、空中へジャンプするか(466へ)。
338
「ほらね。ファランタールのミョーグ(マイオーグ)からは簡単には逃げられない」
と彼はあざ笑う。
「私の簡単な要求を飲む事をお勧めする。断った時のペナルティは見ての通りだ。報酬は…そうだな、十分な報酬で報いよう」
234へ。
339
最後のキャラクターがその噴水の水を飲んだ瞬間、両方の水が枯れて、それ以上水が出てこなくなる。吐き気があなたを襲う。あなたは呪われた。各キャラクターは、続く2回の戦闘の間、攻撃の命中や魔法の成功判定のサイコロはいつもより一個多くぶり、ダメージ決定のサイコロはいつもより一個少なくなる。敵の振るサイコロの数も、1個だけあなたに不利な方に加減する。つまり相手の命中判定のサイコロは1個(あなたが盗賊だったり、防御していても2個振るだけで良い)、魔法を使う敵なら、成功判定のサイコロは一個だけになる。また、敵のダメージ決定のサイコロは、一個多くふらなくてはならない。あなたが敵から精神魔法を受けた場合の、精神抵抗のサイコロも3つになる。これは戦闘シーンに限った呪いなので、罠などの精神抵抗のサイコロの数は、通常通りで良い。各ラウンドごとに、あなたが敵の目を見て麻痺するかどうか等を決めるサイコロを振らなければならないような特殊な敵との戦闘においては、サイコロを2回ふり、あなたに不利な方の目を取らなければならない。また、相手の能力値をサイコロをふって決めるタイプの敵の場合、指示されたサイコロより一個多くふって、その能力値を定めなければならない。ありがたいことに、この呪いの効果は、続く2回の戦闘シーンのみだ。果たしてその間、あなたは生き残れるだろうか…
ここにはもう何もないので、あなたは階段をのぼる。206へ。
341
震える粘液の最後の塊が、湿った音を立てて洞窟の不快な床に落ち、その有機的な腐敗を汚水溜めに加える。あなたは震えながら、墓を調べるために進む。墓は大きな石の板で、上の方には女王と思われるローブのドレスを着た女性が描かれており、胸飾りを身につけて、短いロッドか笏を手に持った姿が描かれている。石板の縁に沿って、ヒエログリフのような文字が書かれているが、たとえ僧侶であっても、なんと書かれているかほとんど分からない。
もしあなたが、この墓をあけたいなら62へ。その前にもっと近くで詳しく調べてみるなら166へ。
342
あなたはそのマスクを置く。何も起きない。実際、あなたがそのマスクで何をやっても何も起きない。あなたはマスクをあらゆる順番で並べ替えるが、何も起きない。どうやら、あなたは魔法の起動に失敗したようだ。仮になんらかの魔法的な仕掛けがあったとしての話だが。肩をすくめ、あなたは目の前のドアをくぐる。188へ。
343
1人で冒険してるなら49へ。2人以上なら89へ。
344
最後のキャラクターがその噴水の水を飲んだ瞬間、双方の水が枯れて、それ以上は水が出なくなった。幸福感があなたを包む。それは祝福だ。あなたは、続く2回の戦闘シーンで、サイコロを振る時、命中判定のサイコロと魔法の成功判定のサイコロの数をいつもより一個減らせる。命中判定のサイコロは一個だけ。呪文の成功判定はサイコロをふらない。出目0として、魔法のレベルと精神力を比較して精神力の方が高ければ呪文は成功となる。ダメージのサイコロは1つ多くふれる。反対に、敵の振るサイコロの数は、命中判定と魔法の成功判定のサイコロは3つになる。あなたが精神魔法をかけた時の相手の精神抵抗のサイコロも3つになる。反対に、敵の精神魔法に抵抗する際のサイコロは一個だけで良い。これは戦闘シーンでの祝福なので、罠などで精神抵抗のサイコロを振る時は通常通りの個数をふること。敵のダメージ決定のサイコロも、一個少なくて良い。ラウンドの頭に、サイコロをふって敵の目などを見て麻痺するかどうか等の判定をしなければならない時は、サイコロを2回ぶり、あなたに有利な方の目をとって良い。また、相手の能力値をサイコロをふって決めるタイプの敵の場合、指示されたサイコロより一個少ないサイコロで能力値を決める。指示されたサイコロが一個の場合、出目0だとみなして処理して良い。
この祝福は、続く2回の戦闘シーンのみ有効で、3回目からは元に戻る事を忘れずに。他にここには何もないので、あなたは階段をのぼる。206へ。
345
あなたはその階段を降りる。階段には大きなオーク材の樽が並ぶ天井の低い地下室に通じている。盗賊が仲間にいれば、サイコロを2つふって出目の合計から1引いて、自らの機敏度と同じかそれ以下の目を出せ。盗賊がいない場合は、仲間のうちもっとも機敏度の高いキャラクターが、サイコロを2つふり、出目の合計に1を加えて機敏度以下の目を出すこと。成功したなら110へ。失敗したなら255へ。
346
エメリタスは慎重にカーテンの一枚を押し開けて、頑丈なオーク材のドアを露わにした。
「ここだ。いいか」
エメリタスは額の汗を拭いながら言う。
「私が正しければ、このドアは地下聖堂へと続いている」
彼はドアを引くが、ドアは動かない。
「蝶番が錆びている。すまんが、ここに来て手伝ってくれ」
エメリタスを手伝ってドアを開けようとするなら15へ。拒否するなら24へ。
347
五つの真のマグス達の星からの音楽は強くなり、甲高くなり、あなたは聞いていて脳に鋭いナイフが突き刺さるような感覚を覚えて痛みに耐えるように歯を食いしばる。
突然、音楽が止む。あなたは周りを見回す。かつてこの地球に存在した背の高い生き物達が五芒星の五つの頂点に1人ずつ立っている。それぞれがきらめく色の光輪を放つローブを身に纏っているが、その姿の中心には、見通せないほどの黒さがある。
「私達はこの世に戻ってきたぞ!」5人は言う。「永遠は我々の物だ!」
彼らの声は歪んでおり、一斉に同じ事を喋っているにも関わらず、わずかに不一致な所がある。5人は復活したが、まだこの世の体には完全には馴染んでいないようだ。奴らはこの瞬間にも宇宙から超自然的なコスミックエネルギーとでも言うべきものを吸収して、自らの存在をこの世にしっかりと繋ぎ留めようとしているのだ。奴らがその作業を終える前に攻撃を仕掛けて倒す事が、あなたに残された最後のチャンスだ。この戦いに限り、日本語ルールで遊んでいるプレイヤーは、移動を選択した場合には、1ラウンドに何マスでも動けるものとします。
真のマグス
戦闘力 12
精神力 6
鎧強度 3(ただしブラッドソードと死の剣の攻撃に対しては0)
生命力 55(5人とも同じ)
打撃力 サイコロ8つ
機敏度 12
奴らはパワーボルトの呪文を使う事もできる。これは単一の目標を対象とした攻撃魔法で、ダメージはサイコロ7つ分である(鎧は有効)。奴らはこの呪文を準備状態に入る事なく即座に使え、成功判定のサイコロも振らずに自動で成功できる。奴らはブラッドソードを持ったキャラクターを標的にこの呪文を使う。つまりブラッドソードを持ったキャラクターは、毎ラウンド、パワーボルトの集中砲火を受ける。パワーボルトを受けたキャラクターが戦士だった場合には、そのダメージを半分にできる。
各ラウンドの最後に、生き残っている真のマグス達の精神力に1点、生命力に10点を加えよ。精神力、生命力ともに上限はない。つまり素早く倒さないと、どんどん手に負えなくなる。
もしあなたが負けたら、来るべき千年紀は真のマグス達の支配する地獄になる。あなたは勝たねばならない。勝ったら550へ。
348
あなたはスノリッドからの全力の逃走により、すっかり疲れ果てている。遠くで、スノリッドが仲間の死体を残酷にバリバリ食べているのが見える。
30分ほど走ってあなたは、ブラックリンデン城(黒乗峠城)の中庭へと入る。ちょうど日が暮れ始めており、暗闇が地上を覆い始めている。突然、背後で城門が激しくぶつかって閉まり、胸壁の影から暗い影があなたに向かって迫って来るのが見える。あなたが逃げるチャンスを得る前に、奴らはあなたを逃げられないようにぐるりと囲んで襲いかかって来る。あなたはよだれを垂らしたオレス(時の聖母像の力を絶えず受けていたため、弱体化したオーガの仲間)の集団に囲まれている。奴らの黄色の牙から悪臭が放たれる。戦わなければならない。なおこの番号にはマップがついていないようですが、457番のマップを準用してください。
オレス
戦闘力 6
精神力 6
鎧強度 2
生命力 25(6人とも同じ)
打撃力 サイコロ3つ
機敏度 5
もしあなたが聖なる粉を持っていて、奴らに対して使うなら297へ。戦って勝ったら193へ。
349
巨人の腹部は、3つの主要な部屋といくつかの補助的な部屋で構成されている。あなたはすぐに卵管へのルートを見つける。これは関節のある尾に沿って、巨人の卵子を注入する針まで続いている。このルートを四つん這いになりながら這っていき、先端のキチン質の球根を突き破って外気に出る。
あなたはスパイトの遺跡のまさに縁に立っていて、巨人の尻尾がスパイトの城壁の巨大な亀裂に挟まっています。あなたはコールドロンの亀裂を渡りきりました。振り返って見ると、巨人の巨大な死骸がいかに不安定にコールドロンの亀裂を渡っているかが分かり、あなたは身震いする。もし渡っている途中で巨人の死体が亀裂に落ちる事があったら、巨人の死体はあなたの墓になっていたでしょう。
今はそんな事を考えている場合ではない。あなたはこの城砦への中心に至る道を見つけねばならないのだ。あなたは近くの建物を調べて入り口がないか探します。入り口のほとんどは、ずっと前に崩壊しているが、あなたは瓦礫を撤去して入れそうな入り口を見つける。中には地下へ続く広い階段が見える。内部の城塞に繋がる地下道があるはずだとあなたは考え、その階段を降りていく。376へ。
350
その顔は壁全体を占め、開いた口は広い暖炉を構成している。あなたが聞いた大きな声は、この開口部からずっと昔に亡くなったマグス達に挨拶している声のようです。暖炉の中を探って、昔の冷たい残り火の中を探索したいなら428へ。そんなことはせずに、降りてきた縦穴へ戻るなら115へ。
351
長年の冒険で鍛えられたあなたでも、その死体をひっくり返すと恐怖で叫びそうになった。その死体の顔の肉は結晶化しており、皮膚の残りの部分は遠い昔に乾燥して塵と化しているにも関わらず、恐ろしい恐怖の表情を保っています。結晶化は、特に目の周りに集中しており、両目は大きく見開かれている。おそらく一世紀前に亡くなった男の凍りついた視線に出会うのは、なんとも奇妙に感じる。
その死体の骨ばった手には、一冊の本が握りしめられている。もしこの本を持って行きたいなら、持っていくキャラクターを決めてキャラクターシートに記せ。あなたは戦闘中をのぞいていつでもこの本を読む事ができる。この本を読みたくなったら493へ。493には戻るべき番号の指示は無いので、493へ行く前にその時読んでいた番号をメモして、それから493へ行くこと。
これ以外にあなたの興味を引くものはない。あなたは階段をのぼって旅を続ける。260へ。
352
(僧侶)
あなたは簡単に縦穴を上っていく。空中浮遊術によって、今やあなたの体重は上昇気流によって上へと運ばれる埃より軽い。縦穴を上って、上のフロアに着地したところで、あなたは体重を元に戻した。
まだ他のキャラクターが下にいたら、そのキャラクターは362へ進んでどうするか決めること。もし生き残っているキャラクター全員が縦穴の上にいるなら276へ進んで冒険を続けること。
353
あなたは一時間ほど走り、黒い仮面の乗り手達になんとか追いつかれずに走る。黒い仮面の乗り手達は森の中で、蔓やイバラ、張り出した枝などに邪魔されて、あなたに追いつけていない。あなたはこの逃走で、森の中を走る際、イバラ等に傷つけられたり転んだりして、奴らを完全にふりきるまでにサイコロ一個分の生命力を失う。もしこれにより生命力が0以下になった場合、黒の乗り手達に捕まった事を意味し、そのまま殺されてしまう。
まだ生きている場合、あなたはついに木造の茅葺屋根の家々が並ぶ小さな集落にたどり着く。近くの畑で農作業をしている村人が何人か見えます。あなたは村人に話しかけてみますか?そうするなら299へ。村を避けて先へ進むなら60へ。
354
あなたはギフトスターの印のついたドアに近づく。ギフトスターは良い運と悪い運の両方、そして神託の力を表します。
もしあなたが金のロッドを持っていたら259へ。持っていなければドアは開く。266へ。
355
あなたはそのクリスタル棒を簡単に壊す。閃光が走り、あなたの目の前に金色の肌の悪魔が現れる。長い間閉じ込められていた悪魔が、解放されて最初にしたのは、物凄いオナラだ。あなたのすぐそばでやったため、あなたはとんだとばっちりを喰らう。
「ああそうだ。」
悪魔は言う。
「何世紀にもわたる牢獄から自由にしてくれてありがとう。さて、真のマグス達に会う準備はいいか?」
「ああ、お願いするよ」
あなたは、奴のオナラの悪臭に辟易しながら言う。
「早いと死は、なんと近いことか」
悪魔は謎めいた事を言うと、あなた(複数でプレイしている場合、キャラクター全員)を、空中高く放り上げた。そのままぐんぐん加速したあなたは、あっという間に地球の重力圏を振り切り、宇宙空間へと宇宙服もなんの魔法の防護もないまま放り上げられる。地球が青く見え、美しいが空気がなく息もできないあなた(達)はそれどころではない。真のマグスの5つの星は、約束通り目の前だ。あなたは戦う前に窒息死してしまうわけだが…。あなたの冒険はここで終わる……
356
「レッドデスの部屋は、あのドアの向こうです」とホムンクルス。
「そこは恐怖と苦しみの場所です。あなたは圧倒的な恐怖に満たされる恐ろしい存在に遭遇するでしょう。勇気を持てば打ち勝てるでしょう。備えておきましょう。よく言われるように、備えあれば憂いなしです」
キャラクターシートの余白に、SWORDと暗号を記せ。150へ。
357
その庭園のような迷宮の奥に進むにつれて、カサカサという音はどんどん大きくなる。しかし、蛇がいないようなので、あなたは少し安堵する。突然、あなたのすぐそばで、乾いた葉を踏みしめる音がして、あなたは振り向く。しかし、そこには何も見えない。さあどうする?
ここに僧侶がいて、透視力を試すなら9へ。この場から逃げ出すなら32へ。ここにとどまり見えない相手に武器なり呪文なりを使うなら94へ。
358
あなたは、あの汚らわしい生き物の一匹に傷つけられました。その腐った肉片が、 傷口に刺さっています。ここでサイコロを一つふる。出た目が偶数なら395へ。奇数なら498へ。
359
あなたは見えない怪物に攻撃されている。奴らがあなたに触れた感触からいって、どうやら巨大な昆虫の類のようだ。
見えない怪物
戦闘力 7
精神力 6
鎧強度 0
生命力 17(6匹とも同じ)
打撃力 サイコロ1つ+2
機敏度 7
奴は見えないので、命中判定のサイコロは3つふる事。ただし僧侶は透視力で相手の姿が見えるので、命中判定のサイコロは2つで良い。魔法は、緊急救出と虎の目は、通常通り使える。炎のスプレー、死の霧、雷撃は戦闘マップ全範囲のうち味方のキャラクター以外の全てを攻撃対象とする魔法なので味方さえ視認できれば良く、これも相手が見えなくても通常通り使える。それ以外の単一の目標を対象とする魔法は、隣接したマス目の敵にしか使えない。見えない相手なので、離れた相手には照準が合わせられないためだ。
もし逃げるなら32へ。奴らを倒したら52へ。
360
そのドアは開き、上へ伸びる階段へと続いている。その階段は長く、風が吹き荒れており、あなたが階段の上の方まで登ると、両側の壁に窓が現れる。窓の外はスパイトの夜空が広がっている。真のマグス達の5つの星は見えないが、五つの重なりつつある影から5つの星が合に入りつつある事に気づく。恐怖があなたの魂をつかむ。真夜中まであと一時間しかない。あなたは使命感で前へと進む。もう時間が無い。やがて階段を上がりきる。263へ。