121番から160番
121
あなたはすぐに、あなたが見つけたその死体が持っていたガラス瓶に入った魔法の飲み薬について思いを巡らす。もしあなたがこの飲み薬を飲んでみるなら、キャラクターシートからこれを消して383へ進め。複数キャラクターで遊んでいる場合、誰が飲むか決めてから383へ進むこと。薬を試さない場合、この縦穴を降りる方法は、ハシゴなどは見当たらないため、飛び降りるしかない。飛び降りるなら213へ。
もしあなたがこの穴を降りるつもりがなく、複数キャラクターで遊んでいて、穴を降りたキャラクターが戻ってくるのをここで待つつもりなら546へ。パーティメンバーが誰もこの縦穴を降りる気がないなら(たった一人でプレイしている場合、あなた自身が降りるつもりがないなら)276へ進んで冒険を続けよ。
122
あなたは永遠の夢の晩餐の料理を食べる。美味に喜んだ束の間の後、口の中であなたの食べたものは灰に変わる。勝利の笑い声があなたの耳に響き、あなたの心は暗闇の狭間へと滑り落ちる。この晩餐を食べていた客の中の誰かがあなたの代わりに目覚めてこの場を去るが、あなたはこの忘却の世界に閉じ込められたままだ。次にあなたが目覚めることができるのは、いつか疑う事を知らない旅人がこの晩餐会に来て、あなたが座っている椅子でこの晩餐の食べ物を口にした時だ。全ての記憶と意思は、騙されたあなたの魂から抜け出してしまう。あなたの冒険はここで終わる…。
123
あなたがついた所は、床に小さな亀裂のある所で、その亀裂からは、凄まじい勢いで風が上へと吹き上げられており、バンシーの泣き声のようなやかましい音を立てている。あなたはその亀裂から離れると、あなたが立っているところから大きな広間までの通路を進んでいく。この通路は、あなたが降りてきた所を起点に、大きな広間まで続く通路である。ここの床はまるでこの下から吹き付ける上昇気流によって持ち上げられているように思え、硫黄の蒸気の煙の輪が時々、石造りの壁を突破して中に入ってくる。この広間の、あなたが入ってきた所とは反対側の壁には巨大な人間の顔が描かれているように見える。長いテーブルがその顔の前に置かれている。あなたが近づくと、その顔の石でできた口からぼんやりとした不明瞭な声が聞こえてくる。そいつはこう言っているようだ。
「ようこそマスターよ。私はここで長い間、乱暴に中断された晩餐の再開を待っていました。あなたを指定している椅子に座って祈ってください。そして超自然の物を食べてください。食べると言っても、定命の者が食べる食べ物ではありません。地球という惑星の影響力と死霊魔術の干渉によってできた霊力のエキスを食べてください」
あなたはその長いテーブルに沿って並べられた沢山の椅子の後ろに刻まれた多様な紋章を調べる。ここにはおよそ50の椅子があり、そのそれぞれに古代のクラースの真のマグスをかたどった紋章が刻まれている。机の上には、それぞれの椅子の前に一つずつ、合計およそ50個の小さなクリスタルの球が置いてある。そのうちのいくつかはかすかに暖かく光り、他の球は真っ暗である。
そして5つだけ、完全に他の球よりも明るく光っている球がある。ただしその5つは、今蘇ろうとしている5人の真のマグスとは関係のない椅子である。
その5つの椅子の後ろに刻まれたシンボルは、コウモリ、剣、三日月、目、稲妻である。50へ進め。
124
その幻と妄想の力は、あなたの心を惑わす方法を探している。もしあなたのキャラクターシートにBILEという暗号が記されていれば98へ。それ以外の場合はこのまま読み続けよ。各キャラクターはサイコロを2個ふって、合計が精神力と同じかそれ以下の目を出さなければならない。複数キャラクターで遊んでいる場合には、全員がそれぞれサイコロをふって精神力と比較すること。精神力と同じかそれ以下の目を出せたキャラクターは294へ。精神力を上回ってしまったキャラクターは446へ。
125
そのコウモリがあなたの道中で攻撃を仕掛けてこないように虐殺した後で、あなたはあなたの道を行く。スパイトはあなたの前方に不気味に立ちはだかっている。530へ。
126
(魔術師)
「結局、着陸しないんですか?」
ファルタインが聞いてきた。
「今すぐじゃない」あなたはピシャリと言った。金属の鳥の羽ばたきの音にかき消されないように、大声を出す必要があった。
「真のマグスを崇める狂信者達の頭上に雷撃の呪文をぶちかます。数秒の間、ここでホバリングしろ」
あなたを乗せた機械の鳥は、まだ広場へ向けて降下していた。狂信者達はあなた(達)の血を求めて騒いでいた。その中の何人かは弓矢を用意し、他の者達はあなたが着陸したらすぐに襲いかかれるように剣を抜いていた。「我々の天国の主人達の敵を殺せ」奴らの中の誰かが叫んだ。
ファルタインはその様子を見下ろすと、あなたに対してズルそうな笑みを浮かべた。
「私達の元々の契約は、単に断崖の淵からこの廃墟までの、単なる輸送でしたね」と、奴は言った。「しかしあなたは今、私にこの機械鳥を空中でホバリングさせろと言う。それは単に飛行するより複雑な操作が必要です。私は異界にあるマニュアルを読まなければいけません。あなたから追加で何かを支払ってもらわなければなりませんね」
「何が望みだ?」もしあなたがこのファルタインが異次元の生き物だと知らなかったとしたら、その顔を引っ叩いていた所だ。
「何が欲しいか、ですって?」奴はつぶやいた。「私が欲しいのは、ブラッドソードですね」
ホバリングの話を取り下げて、最初の契約通りこの機械鳥を狂信者達の待つ広場へ降ろすつもりなら308へ。ブラッドソードを手放してホバリングしてもらうなら127へ。ファルタインを追い払って、あなたが自力でこの機械鳥をどうにか空中でホバリングさせつつ、下の狂信者達に呪文攻撃を仕掛けようとしてみるなら521へ。
127
落胆しながらあなたはブラッドソードをファルタインに渡す。キャラクターシートからブラッドソードを消せ。この強力な武器なしでは、真のマグスとの最後の戦いはより難しいものになるだろう。しかし、もしここであなたが真のマグスを崇める狂信者達に殺されてしまえば、真のマグスとの戦いどころではないわけだ。
ファルタインはレバーの一つを操作すると、機械鳥は空中に静止した。
「下に降りる準備ができたら、このレバーを引いてください」
ファルタインは柔らかく含み笑いなどしながら、ブラッドソードとともに奴の姿は薄れていき、異界へと帰っていった。197へ。
128
あなたはそのマントを着た腐った人間の死体を見下ろし、ついにその体をもう一度調べるのはやめる事にした。その死体は、前にも調べたではないか。276へ。
129
「このグロテスクな偽りの悪魔め」あなたはその悪魔に対してトゲトゲしく言い放った。「お前がよこしたこの飲み物は毒じゃないか。これでどうやって感謝の意を表したと言えるんだ?」
「全てはお前が望んだことだ。俺は潜在的な含みを持たせてしか、感謝という言葉に意味を見出せないんだ」と、そいつは答えた。「俺は喜んで邪悪と不誠実で非人道的な奴だと認めよう。お前は、自分のクエストの早くて満足のいく解決を求めていたではないか。そしてお前がその毒を飲まないというのなら、代わりに俺がお前を引き裂いて大いなる満足を引き出そうではないか。そうとも、満足の主語は最初からお前ではなく俺だったのさ。」
悪魔
戦闘力 9
精神力 9
鎧強度 1
生命力 105
打撃力 サイコロ5つ+2
機敏度 7
もし橋を引き返して逃げるなら448へ。戦って勝てば362へ。
130
階段をのぼって、多角形の部屋へたどり着く。部屋の壁の高い位置には、怖い表情をした人間のレリーフがある。ここから何本かの通路が伸びている。その中の一つを適当に選び、曲がった道を通り抜け、あなたは塔の外壁のすぐ内側をぐるりと覆っている通路へと入る。
外側の壁に開いた窓からスパイトの「街」が見わたせる。あなたは通路を横切って、窓から顔を出して夜の冷たい空気を吸う。廃墟を見下ろした時、あなたは廃墟の瓦礫が非現実な5重の影になっているのを見た。あなたはその不思議な影のでき方を見て、5つの凶星が危険な距離まで地上近くに降りて来ているのではないかと気づく。あなたは間に合わないのではないか?そういえば、真夜中まであと15分しかない。あなたは急いで、マグス達が再び肉体を得るための儀式が行われている場所を突き止めなければならない。奴らは肉体を取り戻した直後は、新しい肉体に慣れるまでもたつくだろう。その間に攻撃を加えて倒すことはできるかもしれない。しかし奴らが新しい肉体に馴染む前に倒しきれなければ、すべては終わってしまうだろう。
「すべては終わってしまうのよ。どうあれね」
突然、あなたの後ろからハスキーな女の声がした。113へ。
131
あなたはその縦穴の縁から下を覗き込む。かすかに光る熱いもやのさらに下に、敷石の敷き詰められた床が見え、敷石と敷石の間の隙間から、黄色の煙が吹き出している。下に見える床全体がいずれそう遠くないうちに、コールドロンの地下空洞へと落ちるかもしれない。そしてそれは、今すぐにでも起きるかもしれない。そんな感じを見てとったあなたは、再び降りるのはやめる事にする。276へ。
132
あなたは恐怖で口をポカンと開けて、仲間の体が悪臭を放つ液体へと変わっていくのを見つめるしかなかった。その液体はゆっくりと広がり、まるでタールのプールのようだ。黄色の煙を放つ泡を立てながら部屋を満たしていく。
あなたの仲間は永遠に失われた。正確には死んだわけではないが、既に人間ではなくなっているのは確かだ。彼らが持っていた装備も失われる。というのも、あなたは溶けた仲間の肉体をかき分けて、それらの装備を取り戻そうとはしないからだ。恐怖といやな臭いのする煙から、あなたは逃げて巨人の胸の方へと進む。81へ。
133
それらのサソリは全て、あなたが殺すとまるで枯葉のようにしぼんだ。もしこのサソリに一度でも刺されたキャラクターがいたら、そのキャラクターは192へ進まなければならない。誰も刺されていないならば、役立つ武器がないかこの広大な武器庫を探ってもいいし(363へ)、武器庫を後にしてこの廃墟のさらに奥へと進んでもよい(14へ)
134
どのアイテムを試す?ストーンマレット(石の槌)なら333へ。多面体の宝石か(198へ)、黒い外套か(269へ)。どれも持っていない、あるいはここでは役に立たないと思うなら174へ。
135
そのカタクラフトは、あなたが塩を槍の先端に投げると、声のない唸り声をその口から発する。奴はあなたに槍を振り下ろすが、奴は怒りのために必要以上に大振りをしたためあなたは易々とかわし、槍はあなたではなく石の階段に激突する。既に槍は塩のおかげで溶け始めて脆くなっており、そこへ勢いよく石階段へ叩きつけられたものだから、真ん中から槍はポッキリと折れてしまった。カタクラフトは槍の残骸を投げ捨てると、素手であなたに攻撃してくる。
カタクラフト
戦闘力 6
精神力 8
鎧強度 5
生命力 90
打撃力 サイコロ6つ-2
機敏度 8
階段に戻って逃げるなら278へ。戦って奴を倒したら48へ。
136
あなたは廊下をその老人の方へ向かって進んで行く。彼はあなたが来るのに気づいて顔を上げ、あなたが向かって来るのを認めて笑みを浮かべた。
「よくぞ参られた。私は真のマグス達の手によって囚われの身となってからずっと、あなたのような私を解放してくれる者を待って永遠とも思えるほど長い間、ここで座って待っていたのだ。私の妻と私の故郷は、私の帰りを首を長くして待っている。しかし私はファランタールの街にある私の家に帰る前に、このスパイトの街を破壊しようと決心している。みんなのために、真のマグス達の横暴な恐怖政治を終わらせるためにな」
彼はまるでこのスパイトの廃墟が未だに廃墟ではなく栄えていて、50人以上いたと言われている真のマグス達の行政の中心都市であるかのように話すが、あなたは彼の話すままにさせておいた。
「私の名はファランタールのミョーグ(又はマイオーグ)。真のマグス達の魔法の秘密を奪おうとした罪でここに囚われたのだ。奴らは私に、私に課せられた5つのクエストが成し遂げられた時のみ、私をこの場から解放すると決定した。そこで私はここで待ち続けていたのだ。私が自分でクエストをこなそうにも、この場から動けず果たせないのでな。代わりにクエストを果たしてくれる人物が来るのを待っていたのだ。課されたクエストは、達成されれば誰がやっても良い事になっているのでな。
どうか私を解き放つために、5つめの最後のクエストを引き受けてはくださらんか」
55へ。
137
あなたはその悪魔が「トレフルのダガー」と殴り書きしたダガーを取る。それは標準的な大きさの投げナイフで、投げるのにバランスが良いようによく調整されており、刃は普通の短剣なら一つのところ、三つの刃がついている。あなたは戦闘シーンではいつでも、このダガーを投げる事ができる。このダガーを投げる時は効果を知るためにその時の番号を控えてから12へ進む事。12には効果が書いてあるだけで、進むべき番号の指示は無い。キャラクターシートに、「トレフルのダガー 投げる時は12へ」と記せ。
あなたにダガーを渡すと、その悪魔は硫黄の炎とともに消える。362へ。
138
(胞子を吸い込んでしまったキャラクター)
あなたは肺が裂けそうな激しい苦痛でくしゃみをする。唾を吐き出して 、あなたは灰色の菌糸が混じっているのを見る。胞子はあなたを内側から食べ始めているのだ。
今後新しい番号に進むたびに、生命力から1ずつ引かねばならない。キャラクターシートの目立つ場所にDISEASEDと暗記を記すこと。この病気を治す手立ては見当たらない。ここまでの冒険で入手したかもしれない魔法の治療薬でさえ、この病気は止められないのだ。真のマグス達のこの世への帰還を阻止するというあなたのクエストは、今やあなたの生命力が尽きるまでの時間との競争になった。157へ。
139
あなたは立ち去る。しかし数歩と行かないうちに.背後で何かが擦れる音がする。あなたは本能的に背筋が凍るほどゾッとし、振り向くと死体が棺から出てこようとしているではないか。鉤爪のように腕を曲げてあなたの方へ伸ばし、目には超自然的な緑の光が宿っている。その死体の肩にかかっている胸飾りは、今あなたが気づいたのだが、星の形の刻印がある。そしてそれは魔法の力で輝いている。
不死の女王
戦闘力 8
精神力 6
鎧強度 3
生命力 60
打撃力 サイコロ4つ
機敏度 12
彼女の目は催眠効果がある。彼女に攻撃を仕掛けるキャラクターは、まずサイコロを2つふって合計が精神力と同じかそれ以下の目を出さなければならない。失敗したらキャラクターは、そのラウンドは、何の行動も取れない。目を閉じて戦う事もできるが、その場合、命中のサイコロは2つではなく3つふる必要がある。また目を閉じた場合、呪文と飛び道具は使えない。幸い不死の女王の精神力は高くないので、ブラッドソードを当てればすぐ倒せるだろうが…。
逃げるなら374へ。戦って勝てば318へ。
140
ドアを開けると、そこは昔の家具が散らばっている埃っぽい部屋だ。部屋の真ん中には綺麗で埃のないテーブルがあり、左手の壁には上へ向かう階段がある。あなたが部屋に入っていくと、ロープを着た男の幽霊かテーブルのそばに現れる。その半透明な幽霊はあなたを手招きし、同時にしわがれた声でーーまるで遥か彼方の時間と空間の向こう側からささやきかけるような声でーーあなたを呼ばわる。
「来なさい。旅人よ。私とギャンブルしよう。私が生きていた時にやっていたように」
あなたは、机の上にナックルボーンのセットが置かれているのに気づく。ついさっきまで無かったものだ。
あなたはこの幽霊に攻撃してもいいし(68へ)、賭けに応じても良い(538へ)。もし僧侶がここにいれば、悪霊払いを試してもよい。そうするなら247へ。
141
(飲んだキャラクター)あなたは死んだ。確かに飲み物は約束通り、あなたをいかなる病から治した。生きている事それ自体が、人が苦難にあえぐ大きな原因になり得るので、その薬は同時にあなたの体から、生それ自体をも追放したのだ。
複数でプレイしていて、生き残ったキャラクターが居れば、仲間の死体から必要な所持品を自由に持って行ってよい。そしてここに来る前の番号に戻って旅を続けよ。たった一人で冒険していた場合、あなたの冒険はここで終わりだ…
142
あなたはかろうじてその次元の転移門を通り抜けて巨人の追撃から逃れる事に成功する。しかしながら、あなたは装備品を全て失っている。あの次元の転移門には、罠の類でも仕掛けられていたのだろうか?ブラッドソードは無事だが他の武器や鎧、アイテムは全て失われた。複数でプレイしている場合、ブラッドソードを持つキャラクター以外は素手で戦わなければならない。今後新しい武器を手に入れるまで、該当するキャラクターは戦闘時、戦闘力と打撃力から2点引く事。ただし戦士は素手でもそれらの減点はない。鎧は全員がなくなった。金貨も無い。他のアイテムも全てない。キャラクターシートから、ブラッドソード以外の全ての所持品を消す事。
あなたは天井の高いホールにおり、その片側には壁がなく、コールドロンの深い裂け目が見えます。その向こう側では、巨人があなたを見失い、混乱しながら暴れています。その次元の転移門の入り口には、アイテムが山積みになっており、あなたがさっきまでつけていた鎧なども見える。
ブラッドソード以外の装備品は全て失われたとはいえ、少なくともあの蘇った巨人からはうまく逃げのびたのだ。その上、スパイトの廃墟に入る事にも成功した。今あなたが差し当たりしなければならないのは、新しい鎧の調達と、複数人でプレイしているなら、武器の調達だ。戦士以外のクラスのキャラクターは、武器なしで戦う場合戦闘力と打撃力から2点ずつ引かねばならない。
アーチ天井の通路の向こうに、今いるホールから奥へ進む道が伸びている。そして、しばらくその通路に沿って進む。やがて通路の中に、5つのアルコーブがある所に差しかかる。アルコーブには一つずつ棺が入っている。銅の棺、銀の棺、ブロンズの棺、金の棺、そして鉄の棺だ。もしあなたがこれらの棺のうちどれかを開けたいなら63へ。棺を無視して通路を先へ進むなら2へ。
143
あなたは迷宮の終わりに辿り着く。ここには白い大理石のホールがある。このホールは、昔は町の兵器工場か軍の訓練所だったに違いないと思われる所だ。あなたは大量の武器や防具をこのホールの中に見つける。槍や剣や斧が多数あり、そのホールの壁に飾るように置かれている。全ての武器は刃の部分に葉の形のレリーフが彫られている。
鎧もあり、昔のスタイルで作られており、肩甲は上へとカーブし、縦溝彫り模様の金属片を繋ぎ合わせて作られた胴着、そして歯を見せて笑う悪魔の顔が描かれた兜がある。
もしあなたがこれらの武具を調べたければ363へ。ここから出る通路はひとつだけだ。ここを去るなら14へ。
144
あなたは安全にそのトンネルに辿り着く。あなたは目の前の川が奇妙な光によって音を鳴らしている事に気づく。そして川の流れがあなたの乗っている船をその光の方へと押し流す。あなたは流れに沿ってその光へ近づく。あなたはその光から逃れようとすると、胸が締め付けられるような謎の痛みが押し寄せるので、仕方なくその光の方へ船を進める。光の中に入ると、あなたは全身に何とも言えない痛みを感じ、気がつけば船も川もなく、スパイトの遺跡の中に立っていた。周りを見回すと、どうやらスパイトの塔の中でもかなり高い所へテレポートさせられたようだ。上へ向かう螺旋階段があり、あなたはそれをのぼる。90へ。
145
縦穴をのぼって戻ろうと提案したキャラクターは、縮小薬を2回分飲まなければならないだろう。というのも、一服分を飲んだだけでは、まだ体が大き過ぎて下から吹き上げる上昇気流に乗って上がる事はできないからだ。薬を2服分飲んでみるなら、キャラクターシートから縮小薬を2瓶消して435へ。2服分使うのは危険と考えて、又は、試したくても2服分はない場合には、115へ戻って他の方法を検討せよ。
146
(僧侶)あなたは、あなたの古い友人の手助けをしたくはないか?もし透視力を使えば、目の前のアルコーブのカーテンの向こう側まで見透せて、遠くに隠されている罠も見つけることができそうだ。試してみるなら378へ。手助けせず、エメリタスが自分のやり方で対処するままにさせておくなら346へ。
147
どれだけ頑張っても、そのドアを二度と開ける事はできなかった。119へ戻って他の選択肢を選ぶこと。
148
キャラクターシートにCHIROGRAPHという暗号を記せ。そのコウモリの死体は、プラットホームから落ち、蒸気の中を見えなくなるまで落ちていった。あなたは望むだけここにある宝石を持って行くことができる。宝石1個につき、一つのアイテムとして数えよ。所持品制限のルールがある中で、複数個持っていくのは負担だが、一個あたり金貨千枚前後になるに違いない。そう考えると、複数個持っていく価値はあるかもしれない…。
さて、今やあなたは次元転移門の所へ行く事も(532へ)、金の橋へ行く事も(420へ)できる。巨人の死体を調べてみるなら417へ。白い金属の鳥の所へ行くなら262へ。
149
あなたがそのモヤに入るや否や、あなたは急激な吐き気を催し、胃の中のものを吐いてしまった。モヤが晴れると、たくさんのドアのある部屋の中にいる事に気づく。それらのとドアにはテレポートの魔法がかかっているようにも見える。119へ。
150
「さあ、望む通りドアの向こうの説明をしたぞ。約束通り私を解放しなさい」
あなたは瓶の蓋を開ける。ホムンクルスは瓶から這い出すと、空へと羽ばたいていく。背中に翼があったのだ。
「あばよ。教養のない人間のクズ」ホムンクルスは金切り声をあげた。さっきまでのへりくだる様子は微塵もない。清々しいほどの手のひら返しだ。「お前は地獄に落ちるだろう。地獄のもっとも不潔な所を這い回るがいい」
手のひら返しが過ぎるんだよ、とあなたはつぶやく。あなたは飛んでいくそいつめがけて石を投げた。あいにく、当たらなかったようだが…
キャラクターシートからホムンクルスの瓶を消して119へ進んで別の選択をする事。
151
その巨人はあなたをその巨大な複眼の目で見下ろす。少しの間、あなたは小さすぎてその巨人からは取るに足らないものとして無視してもらえるのではないかと考えた。あるいは、その巨人からは薄暗い巨大な影に隠れて見えてさえいないかもしれない…。しかし違った。そいつは巨大なハサミをあなたを捕らえるべく振り下ろした。
命が大事とばかりにあなたはフルスピードで逃げ出す。途中、あなたはかすかに光る次元の転移門につまづき、派手にその中へと倒れ込んでしまう。転移門の魔力であなたは非実体化したので、巨人のハサミはあなたを捕らえる代わりに空を切る。あなたは転移門の魔力で他の場所へとテレポートする。142へ。
152
彼らの目を見て、あなたは彼らがなぜ狂信者と言われるのかを理解する。あなたと会話する気持ちも意思疎通する気持ちすらなく、ただあなたをぶちのめしたいという意志が見て取れるからだ。彼らはあなたと自分達のどちらかが死ぬまで戦うつもりだ。
狂信者達
戦闘力 7
精神力 6
鎧強度 3
生命力 15(6人とも同じ)
打撃力 サイコロ3つ
機敏度 6
この戦いからは逃げられない。(機敏度は記載がなかったので、他の能力値及び他の番号の狂信者達の能力値から類推しました)。勝ったら409へ。
153
その階段はとても大きく作られていて、あなたはこれが巨人族のために作られたのではないかと感じる。のぼりきって、階段の上にある青銅の扉の表面に刻まれている悪魔の言葉で書かれたような雰囲気の文字の羅列を見て、あなたは言いようのない不安に駆られる。階段をのぼった先にはこの青銅のドアがあるだけなので、先へ進むにはこのドアを開けるしかないのだが…
このドアを開けて先へ進むなら36へ。階段を降りて別の道を探すなら276へ。
154
あなたは武器庫を調べ始めた。数分で、魔法の楯を見つける。これはアマダンティウム製で、アダマンティウムとは原子番号89番のアクティニウムをもじった想像上の金属で(ただし、この冒険の世界では、実在する魔法の金属である)、この魔法の金属でできた楯は、一定の確率でダメージを全て吸収する魔力を帯びている。もしあなたがこの楯を装備しているときに攻撃を受けたら、サイコロを一個ふれ。1の目が出たら楯がダメージを全て吸収する。これは魔法や飛び道具によるダメージであっても同じだ。戦士は、日本語ルールでは、片手にブラッドソードを持って2度攻撃できるので、この楯を利き腕と反対側の腕に装着しても、攻撃能力は損なわれない(英語ルールだと、ファフニール竜から強奪した楯は利き腕と反対側の腕に装着した場合、その手に持った剣で攻撃でないと明記されている。この武器庫で見つかる楯にはその旨の明記はないが、楯を持った手で同時に武器は持てないので、この楯も同様に攻撃回数は1回に落ちる事になると思います。ダメージ全吸収6分の1の確率のために、攻撃回数を半分にする事を選ぶのは、損な選択にも思えますが…)。なお、戦闘以外のダメージ(落下や罠、病院や毒によるダメージ)は、この楯は防がない。
素晴らしい発見だ。もしあなたがもう少しここにとどまり他のアイテムも探すなら497へ。これ以上時間を無駄にせず冒険の旅を急ぐなら14へ。
155
(魔術師)何も起きない!あなたはあっけに取られるが、すぐに真相に思い当たる。その悪魔、チリケルは、まさに想像力と魔術の具現化です。奴はあなたの魔法を鎮圧する事にかけては、赤子の手をひねるようなものなのです。あなたはこの戦いが終わるまで、魔法は使えない。43へ戻って戦い続けよ。
156
パーティ全員(複数で遊んでいる場合)のキャラクターシートに、SELENEと暗号を記せ。
(椅子に座ったキャラクター)
あなたは何かエネルギーが入り込むのを感じる。あなたは一回だけ、魔法を増幅させる増強の呪文を使えるようになる。この呪文は準備状態に入る事なく即座に使う事ができ、成功判定のサイコロもふらずに成功する。もちろん、あなたが魔術師でなくても使える。この呪文自体には何の効力もない。あなたもしくは味方の魔術師が別の呪文を使うときに、この呪文が効果を発揮する。その時、対象となった魔法は、成功判定のサイコロをふらずに成功し、さらにダメージは最大値となります。具体的には、ダメージ決定のサイコロの目は、全て6だったみなします。例えば、ネメシスの電光はダメージが49となります。ソードスラストは21点、白い火は14点です。バンパイアのような精神魔法は、相手が抵抗に失敗した際に、やはりサイコロの目は全部6として計算します。ただし、精神魔法をかけられた相手がふる精神抵抗のサイコロの目はそのままです。
この増強の呪文の効果を、あなたのキャラクターシートに記せ。この増強の呪文は一度しか使えず、その効力も次にあなたか味方の魔術師が使う呪文一回限りで終わる。50へ進め。
157
もしあなたが逃げ出したいなら32へ。その場に踏みとどまるなら359へ
158
もし複数で遊んでいて、パーティが二手に別れている場合、つまり何人かがここ真のマグス達の宴会場のような所にいて、残りは縦穴の上にいるのであれば、上にいるキャラクターのキャラクターシートに276と記せ。もし宴会場にいるキャラクターが全員死んだか、上へ戻る事ができない状況に陥ったら、上にいるキャラクターだけで冒険を続けねばならない。その場合は276へ進んで残ったキャラクターだけで冒険を進めよ。
さて、宴会場にいるキャラクター達は上へ戻る道を探さねばならない。228へ進め。
159
あなたは銅のボタンを押し、次に金のボタンを押す。その聖堂のそばのパネルが跳ね上がり、狭い部屋が現れる。中にはガラスの小瓶があり、瓶の中には透明な液体が入っている。複数で遊んでいる場合、各キャラクター一服分ずつの分量しかない。これはエリクサーで、今までかかった病気や毒を治す効果がある。胞子を吸い込んだり、サソリの毒などで生命力が減少していく病や毒にかかっている場合には、これを飲んで治す事ができる。
ただし、生命力は回復しない。病や毒は治しても、負傷を治したり、失った生命力を回復させる能力は、このエリクサーには備わっていないからだ。
あなたは、まだしていなければ、この神社に祈りを捧げてもいい(449へ)。あるいは、船に戻って旅を続けてもよい(282へ)
160
棺の蓋を開け、あなたは重いストーンマレット(石槌)を見つける。これは重くてバランスも悪いので、武器として使うのは難しいが、何か別の役に立ちそうだと考えて、持っていっても良い。複数で遊んでいる場合、誰が持つか決めてキャラクターシートに記せ。
さて、他の棺も開けてみるか(63へ)、迷宮の奥へ進んでいくか(2へ)決めよ。