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九話、フリーズ

〔グランデウス王城〕


アーリア達がドラゴンと化したアッシュとの戦闘を行おうとしている。


「ガァァ!!!」


アッシュは早速ブレスを放って来たがメルティが防ぎアーリアとルミナで攻撃を命中させる。


「ちぃ!ちょこまかと!」


アーリア以外にもこの場にいる者達が次々と攻撃を当てて着実にダメージを与えて行く。


「どうして!この龍としての姿ならばあなた達なんて簡単に殺せるはずなのに!」


アッシュは怒り狂う。


せっかく手に入れた力が全く役に立たない事に。


「何故って分からないの?あなた、そんな大きな体を扱った事がないでしょう?だからまともに動けてなくて攻撃を簡単に避けれるんだよ、それじゃ私達に勝つ事なんて不可能だよ!」


アーリアはアッシュが勝てない理由を説明すると再び皆で確実にダメージを与えて行く。


「くそがぁ!!」


アッシュはめちゃくちゃにブレスを放って抵抗するがアーリア達には全く当たらず遂に戦闘の決着がつこうとしていた。


「アーリアぁぁぁ!!!」


怒り狂うアッシュが最後の一撃として爪を振るう。


それをナタリアとアッシュが弾いた。


「行きなさい!アーリア!」


「頼んだぞ!」


「うん!!」


アーリアは飛び出してアッシュの真上に回ると身体を回転させながら黒炎を身に纏った。


「ダークネスブレイカー!」


黒炎を纏わせた斬撃ダークネスブレイカーがアッシュの首に直撃するとアーリアは彼の首を斬り飛ばした。


「はぁはぁ…勝てたね…」


「ええ…」


アーリア達は勝利を喜び合う。


「地下に行こう、巨大な魔瘴石が…」


そう言っと瞬間仲間達がぴくりとも動かなくなった。


「えっ…?」


アーリアは焦る。


世界の中で自分しか動いておらず先程まで揺れていたカーテンすら全く動いていない。


「ルミちゃん!?ルミちゃん!!」


アーリアはルミナに触れようとしたが触れず通り抜けた。


「なんなのこれ…どうして…」


ルミナに触れない理由が分からずアーリアはパニックになる。


そうしているとどこからともなく声が聞こえて来た。


『脳修復プログラム全工程を完了いたしました、これより対象者を覚醒させます』


「何っ!?」


アーリアが驚いていると世界が消えて行く。


グランデウス城も仲間達も全てなくなって行った。


「ご先祖様!?ご先祖様!!」


アーリアは焦りながら脳内のゼーリアに話しかけたがゼーリアももう頭の中にいないようで返答がない。


世界が消えるのと同時にアーリアの意識が浮上して行く。

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