三話、再建国宣言
〔サキュメアーレ王城〕
サキュメアーレの王城の中庭に大量の魔族達とサーリアの兵が集まっている。
「皆、よく集まってくれたね」
アーリアは皆を集め演説を始めようとしていたのだ。
「今日集まってもらったのはアルゲイドの再建国宣言をするため、そして私、アーリア・アルゲイドが魔王となると報告するためだよ」
アーリアは落ち着いてアルゲイドの再建国と自分が魔王になる事を言った。
「まずはここにアルゲイド王国の再建国を宣言します、かつてご先祖様がそうしていたようにこの国を世界を守るための国にしたい、私はそう考えている、みんなにはそのために力を貸して欲しい、良いかな?」
アーリアは力に力を貸して欲しいと尋ねた。
すると歓声が起こる。
皆アーリアに力を貸してくれるのだ。
「ありがとう、そしてこの私、アーリア・アルゲイドがこの国の王、魔王となります!」
魔王となるそう言った瞬間に先程よりも強い歓声が起こった。
アーリアはこんなにも喜んでくれる皆のためにも良い王にならなくてはならないそう思った。
「さて、みんなは魔帝国について知ってるよね?アルゲイドは魔帝国を倒すためにこれから動く、そして勝って世界を再び平和にする、それがこの国の最初の仕事だよ!一緒に頑張ろう!」
「「おおお!!」」
平和のためにグランデウスと戦う。
皆そのために一丸となって戦ってくれるようでまた歓声を上げた。
「それでは今回の演説は終わり、みんな集まってくれてありがとう」
アーリアは最後に皆に集まってくれた事を感謝し演説を終えた。
演説から四日後。
戦争の準備を早速始めていると一人のサキュバスが部屋に入って来た。
「アーリア様、早速ですが各国から手紙が届いています」
「ん、持って来てくれてありがと」
アーリアは運んで来てくれたサキュバスにお礼を言い手紙を読む。
「なんと?」
サーリアが手紙の内容を聞いて来た。
「魔帝国との戦争に手を貸してくれるみたい、放置していれば自分がやられるかもしれないもんね」
だからこそだ魔族が集まり誕生した強力な国と共にグランデウスを倒したいと考える国が早速現れたのである。
アーリアとルーレリアそしてサーリアはこのような申し立てが来る事を想定していたため喜ぶ。
「現状の我が国だけでは足りんからな、他国が軍を派遣してくれると言うのならば喜ばしい事だ」
他国の軍が加わってくれ戦力が増えるだけでも勝率は一気に上がるのである。
「早速、返答をしましょう」
「うん」
アーリアが手紙を書き協力を受け入れると返答した。
「ダークエルフの里の復興はどうなってる?」
現状はダークエルフの里の復興待ちとなっている。
彼等の故郷である里が復興出来ていない状態ではダークエルフも集中して戦えない。
そのため待ってあげる必要があるのである。
「明日には終わるようよ」
予定通りに終わるようだ。
「よし、なら明後日仕掛けよう」
二日後宣戦布告をするアーリアはそう決めた。
「よし、ついに決戦だなアーリア」
「だね」
二日後に戦争が始まる。
そう思うアーリアは緊張した顔を見せつつも力強くサーリアの言葉に頷いた。
〔アーリアの部屋〕
アーリアが部屋で休んでいると転移音がした。
「うふふ、無駄なことをしているようね?アーリア」
現れたのはナタリアである。
「無駄なことなんかじゃないよ、お母様」
世界のために必要なことそう思えるからこそアーリアはこう言える。
「いいえ?無駄よ、我々の力を持ってすればあなたが作った国アルゲイドなど簡単に潰せる」
「そうはならないように力を得たの、だから勝つのは私達だ」
「うふふ、聞き分けのない子ね?まぁ良いわ、あなた達が仕掛けて来ると言うのなら相手をしてあげるわ、そして潰してあげる、今日言いに来たのはそれだけよ」
ナタリアは邪悪に笑うとアーリアから背を向けた。
「あなたに絶望を与えてあげるわ、アーリア、そしてあなたは我々のものになるのよ」
ナタリアは転移し消えた。
母を見送ったアーリアは彼女を止めるためにも絶対に勝つと誓った。




