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才能の差
「見て!リア!こんな方法をね!思い付いたのよ!」
「うん、凄いね、ルミちゃん」
「アーリア、この剣術はな…?」
「教えてくれてありがとう、ご先祖様」
アーリアはずっとずっとこうして自分の才能の無さを思い知らされて来ていた。
幼い頃は兄に無能だと言われ。
サーリアは剣も魔法も優秀。
ネーリアは剣は苦手だが魔法は優秀。
しかしアーリアはそもそも魔法が使えず剣術は筋力がないためそもそも出来ない。
何も出来ない。
そう思い続けて来た十二年間だったのだ。
そしてルミナと言う才能に溢れた少女が現れた。
一人目のアーリアはアナスタシアの干渉がなかったため単に尊敬するだけで終わっていたが。
今のアーリアは幼い頃からの経験もあり深い嫉妬心を覚えそれも少女の心を闇に染めて行く要因である。
そして現在。
ルミナはまた才能を開花させた。
与えられないと何も出来ない自分と違って危機的な状況から自分の中に眠る力を解放して見せたのである。
「…」
アーリアは雷神の力を覚醒させたルミナを憎しみを強く込めた瞳で見据える。




