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二話、聖女メリア

〔聖教会本部〕


聖教会本部には大聖女メリアがいる。


かつて勇者と共に邪神と戦ったメンバーの子孫の一人だ。


アーリアはメルティと共に彼女に会いに来ていた。


「初めましてメリア様」


「これはこれは盟友ゼーリア様の子孫アーリア様、お初にお目にかかります」


敵対していた事もあったがゼーリアが率いる魔王軍との共闘時から聖教会にとっては魔王軍は盟友だ。


そのためその子孫であるアーリアを嬉しそうに出迎えてくれた。


「それで?私に何用でしょうか?」


メリアは自分に対する用件を聞いて来た。


「警告をしないといけない事があります、現在ダークローズは邪神を復活させるために封印の因子を持つ者を探しています、その封印の因子をあなたが持っている可能性があるんです」


「なるほど…」


メリアは自分の胸に手を当てて自分の命が狙われているかもしれないのかと思う。


「油断は絶対にしないようにしましょう」


「はい、お願いします、それとかつてご先祖様や勇者のメンバーとして一緒に戦った人の子孫がどこにいるか知りませんか?」


アーリアは他の者にも警告したいためメリアに居場所を知らないか聞いた。


「一人だけ子孫の方と繋がりがあります、弓使いのアイシャ、彼女がソルトマ国のミァーレの街に暮らしています、是非警告しに行ってあげてください」


「ミァーレですね、分かりました」


アーリアはメルティと目を合わせミァーレにこのまま行くことを決めた。


「それでは失礼します」


アーリアは一国の王として丁寧にカーテシーをして別れの挨拶をしメルティの共にミァーレに向かって行った。


「邪神の復活が近い…気を引き締めなければなりませんね…」





〔ミァーレの街〕


ミァーレの街にやって来たアーリアはまずは市役所に向かいアイシャの家の場所を教えて貰った。


「これはこれは…」


アイシャの子孫サーシャはアーリアの姿を見て驚く。


かつて盟友と言われていた者の子孫がやって来た事に驚いているのだ。


「実は…」


アーリアはサーシャにメリアに話した事と同じ事を話した。


「なるほどな私の身に封印の因子が宿っているかもしれないと」


「はい、邪神を封印した時に誰の身にその因子が宿ったか分からないのでその場にいた人の子孫は全員がその可能性があるんです」


「私が殺されると封印の因子がなくなり邪神の復活に近付くかもしれないと言う事だな」


「はい」


アーリアはだからこそ注意してもらわないといけないと思う。


「分かった、私も戦いの心得はある者、油断せず過ごす事にしよう」


邪神を復活すれば世界は暗黒に包まれてしまうかもしれない。


それを防ぐためにも絶対に復活させるわけにはいかないのだ。


「お願いします、後、他の仲間の子孫の居場所を知りませんか?」


「悪い、知らない」


「そうですか、分かりました、それでは」


アーリアは再びカーテシーをするとサーシャと別れ城に帰還した。


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