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七話

〔冒険者ギルド〕


剣を買った日の夜。


アーリアとルミナは夕食を食べた後お風呂に入っていた。


二人とも胸に関しては成長期が始まった瞬間と言った様子でありアーリアはほんの少しの膨らみルミナは膨らみ始めと言ったサイズになっている。


「ルミナの方が背高いよねぇ」


アーリアの背は141センチルミナは149センチ。


ルミナの方が背が高いのである。


「あなたの両親の背は?それであなたがどのくらいのびるのか?って分かるのよ?」


ルミナはアーリアの両親の背について聞いて来た。


「お父様は大きいね、お母様は155センチくらいかな」


「んーお母さんの方が少し低めなのが怪しいわねぇ…」


アーリアは母の方の身長を遺伝子として引いてる可能性があるのである。


「い、今から背が伸びるための努力をしなきゃ…」


嫌な予感がしたアーリアはしかし思う背などどうやって伸びるのだ?と。


「牛乳飲めば良いって聞くわ」


「牛乳!よし飲もう!」


アーリアは牛乳もっと飲もうと思う。


しかしカルシウムはどれだけ飲んでも背は伸びず胸やお尻だけパワーアップさせる場合もあるのである。


『アーリアよ、今夜よりお主に剣を教えて行く、良いな?』


そんな話をしているとゼーリアが話しかけて来た。


「うん、剣を覚えて強くならなきゃね」


そうしなければ自分の復讐は成せないだからこそアーリアは強くなるのだ。


「ゼーリア様に剣を教えてもらえるの羨ましいなぁ」


ルミナは伝説とも言える存在に剣を教えてもらえるのを羨ましいと言った。


「ねっ?ご先祖様、ルミナも教えてあげる事って出来ないの?」


『現状のお主の力では無理だな、もう少しサキュバスとして成長しお主の夢にルミナを引き込めるようになればルミナに教えてやることも出来るようになるがな』


アーリアは覚醒したばかりでサキュバスとしての力を上手く扱えていない。


そのため現状ではルミナをゼーリアが鍛える事は出来ないのである。


「私がサキュバスとして成長すれば私の夢の中にあなたを連れて行けるようになるんだって」


「!、なら成長頑張って!」


成長すれば自分もゼーリアの教えを受けれる!そう思うルミナはアーリアのサキュバスとしての成長を望む。


「あはは、まだ出来るだけやってみるよ、さっお風呂からあがろう?」


「ええ」


アーリアはルミナと一緒に浴室から出て部屋に向かう。




〔アーリアの精神世界〕


アーリアの目の前には剣を持ったゼーリアが立っている。


「さて早速だが修行を始める、まずは素振りだ、これが剣士としての全ての基本となる、しっかりと我の真似をし我の剣技を受け継いでくれ」


「うん」


「それでは始めるぞ」


ゼーリアが剣を振り始めた。


その素振りは今日から剣を学び始めるアーリアでも研ぎ澄まされていると思うほどのものでゼーリアは生前相当に強かった事が素振りを見ても分かる。


「真似をしてみよ」


「うん!」


アーリアはゼーリアの素振りを見て真似をしつつ剣を振り始める。


しかしゼーリアは音もなく剣を振るう事が出来ているがアーリアは棒が空を切る音が鳴ってしまっている。


音が鳴る時点で無駄な動きが多いと言う事だ。


「そのまま振っておけ、ダメなところを随時直す」


ゼーリアはアーリアに剣を振らせ続け無駄な動きをしている部分を手で押さえて動かないようにして矯正して行く。


こうする事で効率的にアーリアの剣技は成長して行くのだ。


「ふむふむ、やはり我の跡を継ぐ者!成長が早いな!」


ゼーリアはアーリアの成長の早さを見てかなりの剣の才能を持っていると思う。


この様子ならば一年も教えればかなりの腕前になるだろう。


「だって強くなりたいもん!本当に真剣にやってるよ!」


強くなりたいと本気で思っているアーリア。


だからこそだ本人の才能もあるが強い想いも上達の早さに明確に影響している。


「良い良い、強くなるためにも想いも間違いなく必要だからな」


ゼーリアは本気で強くなろうとしているアーリアを認め元々本腰を入れるつもりであったが更に本気になって教えると決めた。


アーリアのやる気はゼーリアのやる気も上げるのである。


「それではこのまま後百回振るのだ!」


「はい!」


アーリアはゼーリアの矯正を受けつつ百回剣を振り終えた。


「終わったー…」


アーリアは剣を振り終え地面に座り込む。


精神世界の中とは言え疲れたのだ。


「初めにしては上出来だ、だがまだ休むには早いぞ?次はランニングをするのだ、体力を付けなくてはならんからな」


「はーい」


アーリアはシュタ!と立ち上がるとランニングを始める。


ゼーリアも一緒に走りアーリアは強くなるための第一歩を明確に進めるのであった。

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