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Hard Days' Knights  作者: 里崎
番外編
63/73

中央州編⑦アカデミー


翌日。

「なぁ、本当に俺も入っていいのか?」

釈然としない、と言わんばかりの表情を浮かべて付いてくるソイが、前方を歩くクウナに問いかけた。道沿いに生えている並木を眺めていた黒髪の少女が、笑顔で振り返る。

「もちろん。だって班長、護衛ですよ?」

「名目上だろ。お前がいれば充分だろうが」

「誰かを呼びに行ったりするときとか、護衛が二人いると便利ですよ」

クウナの横を歩いていたトララードが沈痛な表情で振り返り、よろよろとソイに近づいて、ソイの隊服の腰あたりをちょいとつまんだ。

「……イソセ軍曹、居てください」

ごく小さな、泣きそうな囁き。

「……ああ、はい」

見知った顔が一人でも多いほうが安心できる、ということらしい。

にしても、とソイは思考を切り替え、情けない顔をしている中佐を見て、いつもの呆れた表情をうかべる。

「通いなれた我が学び舎、ではないんですか?」

前方に見えてきた煉瓦造りの建造物――アカデミーの正面棟を指さす。

本来なら緊張するのは場違い極まりない部外者であり、唯一の下層階級である自分のはずなのだが、と考えつつ、ソイはどんどん暗くなっていくトララードの顔色を眺めた。

「た、確かに建物外観は変わっていませんが、教壇に立ったことなんて数えるほどしかありませんし、それに、何といっても、聴講者の数が……」

最後まで言い終わる前に、トララードは口元と腹部を押さえてよろよろと道端にうずくまった。

ほんの数分前にアルコクト邸を出て歩き始めてから、これで三回目だったりする。

トララードの丸い背中をさするクウナの後ろで、ソイが納得したようにうなずく。

「ふぅん、教授だったんじゃないのか」

なら仕方ないかもな、と思考をまとめようとしたソイに、クウナがぽんと手を叩いて言った。

「そっか、班長も知らないんですね。トララードさんは、アカデミーの研究教授ですよ」

「は…………はああああーー?!」

往来で絶叫するソイを見て、クウナがうなずく。

「やっぱり、あんまり広まってないんですね。謙虚だなぁもう」

研究教授に規定された職務内容は研究だけ。通常の教授職とは異なり、基本的に講義を受け持たず、また生徒の指導も担当しない。人前に立つ機会があるとすれば――とクウナが中央州時代に聞いた記憶を辿る。

「式典では、式辞に続けて、研究教授たちのスピーチがあるって聞きました」

よろよろと立ち上がり、ゆっくりと歩き始めたトララードがうなずく。

「はい……それらと、あと官僚会談(サミット)議事進行役(ファシリテーター)を務めさせていただいたときに、アカデミーに概要報告したことくらいしか」

「へー」

トララードの隣を歩きつつ、平然とした相槌を打つクウナ。二人の後ろで固まるソイ。

(……今、さらっと言ったけど……おいおい)

官僚会談(サミット)とは、要は王国の最高幹部たちの話し合いだ。アカデミーの人間が進行を務めるようなものでは、決してない。全く別次元の要職だ。

ソイは生唾を飲みこんで、何の変哲もない、どころか一般的な成人男性よりもよほど頼りない細さの猫背をまじまじと眺める。

「……中佐、よくアカデミーから出てこれましたね」

ああ、となぜかそこでクウナが笑いつつ言う。

「未だにアカデミーから定期的に封書が来てるんですよ。今日もいっぱい勧誘されそうですね」

「なんとしても北州に戻りますので、お二方、何卒よろしくお願いします……」

「ふふ、お任せください。ですよね? 班長?」

「ああ、はい」

(……にしても、そろそろ慣れないのかね)

さっきからちっとも進みやしない、とソイはちょっと唇を尖らせる。

この状況も想定に入れて屋敷を出たらしく、時間感覚はしっかりしているはずのクウナがちっとも焦る様子を見せないのは救いだが。

「あの、馬車でも呼びます?」

気を遣って聞いたソイに、だがクウナは渋い顔をする。

「うーん。トララードさん、馬車も酔う人ですよね?」

「……大変、申し訳ない……」

重い肯定とともに、更にうなだれるトララード。

「……ああ」

クウナがこの道を徒歩で向かうことにした理由を、ソイはようやく理解した。

そのソイに向けて、クウナが笑顔で人差し指を立てる。

「あれだったら、先に行ってアカデミーの敷地内、適当に見学しててもいいですよ、班長」

「やめておく。不審者扱いされても面倒だしな」

「ああ、それなら大丈夫。今日のこの時間だと、正門の警備してるの、一昨日のあの一戦観てた子ですから」

「まじかよ。階級は?」

「えーと、今は少佐かな、中佐かな。班長と同い年くらいだと思いますよ。おしゃべりしてきたらどうです?」

二人をあっさりと追い抜かしたソイが、ひらりと手を振って先に進んで行く。


***


十数分後。

アカデミー正門の門番は、クウナとトララードをきっかりとした敬礼と満面の笑みで出迎えた。

「お疲れさまですッ、アルコクト大将! ようこそいらっしゃいましたッ、トララード中佐!」

「お疲れさまです、一昨日ぶり~」

クウナは敬礼を返すのではなく親しげに手を振る。門番はトララードの顔色の悪さに気づいて慌てて駆け寄る。

「大丈夫ですか? 具合が悪いのでしたら……」

「い、いいえ、お気になさらず」

往路の間にすっかり萎縮しきったトララードは、混乱したままクウナの背に隠れた。クウナが振り向いて聞く。

「緊張してるだけですよね。いつもの講義みたいに、話し始めちゃえばいつものペース出てきますよね?」

「はい、おそらくは……でも万が一……ああ……」

ぶつぶつ呟きながらどんどん丸まっていく背中を、どうどうとクウナが宥めているうちに、正門横の詰め所からソイが出てきた。

「あ、そこにいたんですか班長。おしゃべりできました?」

「ああ。構内ひととおり案内してもらって、で、茶もらってたとこだ」

階級と真逆の言葉遣いで会話する二人を興味深そうに交互に見てから、門番の少年はぽんとソイの肩に手を置いた。

「じゃあな、またいつでも来てな!」

「ああ、ありがとう」

ソイがひらりと手を振って、トララードを引っぱるように進むクウナに続いて、敷地に入る。

クウナがにこにこしながらソイに言う。

「仲良くなりましたね。彼、カロと同郷なんですよ」

「ああ、そう言われれば訛りが似てるな。中央州の出身か?」

「いいえ、西の山岳地帯らしいです」

クウナのその言葉に、トララードがぽつりと地名を言う。

ああとクウナがうなずく。

「そんなような名前でした、確か」

「他の集落との距離が非常に遠く、交易が盛んでなかったために、独自の文化が栄えた地域ですね」

「へぇー」

ふと何かに気づいたようにソイとトララードが顔を見合わせ、

「よし、雑談しましょう中佐」

「ええ、ぜひ。気がまぎれます」

こぶしを握った二人に、

「でも、もう着くよ?」

クウナがけらけら笑って前方の建物を指さす。

そこに見えた光景に、トララードが愕然として、凍りついた。


***


階段状の巨大な円形講堂を、一面の青と白がびっしりと埋め尽くしている。

青は、濃紺の隊服を身に付けた、厳めしい顔つきの屈強そうな騎士たち。よく日に焼けたごつい手足を窮屈そうに折り畳んではいるものの、簡素な作りの一人分の席からは随分とはみ出している。そんな彼らにぎゅうぎゅうと圧迫されながら座っているのが、白い、アカデミーの関係者たち。大半は生成(きなり)の木綿のシャツを着て、小柄でやせぎす。ひたすら勉学のみにいそしむ彼らの顔も手足も、シャツに負けないくらいに白い。

大小さまざまな講義室を保有するアカデミーの中で、一番大きな講堂を確保したと聞いているが、その人だかりは講堂内部を隙間なく埋め尽くす。全ての窓と扉は最大限に開け放たれ、その外にも立ち見の人々が押し合いながら詰めかけている。

そんな中を――三人は、講堂の後方から、中央通路を歩いて壇上へと向かっていた。

クウナが顔見知りたちと気安い挨拶を交わし、

「おかえり、大将!!」

「あはは、ただいま!」

次々とかけられる声援に礼を言って、勇ましく拳を上げる。それだけで、わっと歓声が増す。

「ご無事でよかった!」

「誇りに思うぞ!」

そこらじゅうから賞賛の口笛や歓声が鳴り、講堂の高い天井にわんわんと反響する。

その喧騒の中を、トララードはソイにがっしりとしがみついて、ほとんどひきずられるようにして進んでいる。

余計な演出しやがって、とソイは護衛として周囲に鋭い目を向けるふりをして、壁際に立つ企画者らしき男たちを睨む。彼らは互いに肩を叩いて苦労を労いつつ、こちらの苦労など知りもせずとても誇らしげな顔をしている。

正門までの道のりよりも更に輪をかけてぎこちなくなったトララードが、ようやく登壇する。階段から何度か足を踏み外しそうになり、そのたびにソイとクウナが脇をつかむ。

卒倒寸前のトララードが壇上に立つ。人々の熱気におされて、さっきからふらふらと左右に揺れている。

司会を務めるアカデミー現学長が、意気揚々と話し始める。

トララードのすぐ近くの壁際に控えたソイが、隣にやってきたクウナを肘でそっと小突いた。

「なぁ、この前評判はどこから来たんだ?」

黒い瞳がソイを見返し、ええと、と記憶を辿るように高い天井を見上げる。

「改革直後、すぐに中央に報告に戻ったフェルの部隊が――本来なら、元帥と大将だけに報告する予定だったんですけど――城下街の大通りを派手に凱旋したらしいんですよ。トララードさんは、北州騎士団本部の上官部隊を相手に、中央州騎士団わずか100名と北州の下っ端を一度の予行演習もなく指揮し、死者わずか数名で奪還・解放した、たった一人の敏腕参謀、っていうお触れです。更に、スカラコット国史上最年少の研究教授で、元々アカデミーではずっと語り草の有名人だったらしいんですよね。そんな人が特別講義するっていうので、この席、立ち見も含め、倍率34倍だそうです」

クウナの長い説明を呆然と聞いていたソイが、長い長いため息をついて額を押さえた。

「……もう、途方もなさ過ぎて、頭痛しかしてこねぇわ」


***


ようやく本調子を取り戻したトララードが弁舌をふるい、講義も中盤にさしかかった頃。

不意にクウナが何かに気づいたように顔をあげ、講堂後方の戸口近くをじっと見た。三回まばたきをしてから、ソイにそっと耳打ちする。

「私、ちょっと出てきます。トララードさんのこと、お願いします」

「なんだ、知り合いでもいたか?」

「ええ、まあ」

「手が必要なら呼べよ」

礼を言ったクウナは、彼女にしては珍しく、硬い表情で去っていく。ソイはその背をじっと見つめ、分からないことは早々に放棄することに決めて、言われたとおりにしようとトララードに視線を戻す。

仮にクウナが見つけた人というのが要注意人物だったとしても、これだけ騎士が詰め掛けている中でそうそう危険なことも起こらないと思うが、と、隊服の色で真っ青に染まる講堂内を見渡す。

年下の少女を過信しているな、と内心で苦笑する。過信かどうかは定かでないが。

いつだったか、本人が言ったとおりだ。一ヶ月をともに生き抜き、この旅を経ても尚、性格も実力もつかみどころがないと思う。

少し経ったあと、クウナが一人の人物を連れて元の位置まで戻ってきた。小脇に抱えていた簡素な木の椅子をソイの横に置いて片手で示す。顔に布をかけた丸い背の人物は、小さくうなずいてそれに腰かけた。

(……なんだ、ただの老人か)

ただの、いつもの親切心だったらしい。考えて損した、と横目で観察していたのをやめて、ソイはいつもの北州での講義よりもよほどハイペースに進む講義に集中を向け直した。


***


クウナはその老人を伴ってトララードの控え室に入ってきた。

知り合いか? とソイが尋ねる前に、老人とクウナが話し始める。

「それにしても残念だ。頑張って来たんだが、講義の開始には間に合わなかった」

「それだったら今からお答えしますよ。この後は夕食まで予定を空けてありますので」

快活にそう答えたクウナが、トララードに向き直り一礼。

「トララードさん、大変お疲れさまです。とっても面白いお話でした。北州でまだ教わってなかった内容もたくさんあって勉強になりました。細かいところ、後日質問させてください。――で、お疲れのところ恐縮なんですけど……こちら、」

困り顔の笑顔、という微妙な表情のクウナが、失礼します、と言って、ぱっと隣の人物の顔を覆っていた布を取る。

「スカラコット国王、シャントラルディート=スカラコット殿です」

良く見る肖像画とそっくり同じ顔が、そこにはあった。

――心臓が止まるかと思った。

ソイが慌てて床に平伏する。すぐ隣にいたトララードは思いきり床に頭をぶつけたらしく、ごつんと盛大な音がした。

いやいや、と老人が苦笑じみた声を出して、顔を上げるように言う。そっと顔だけを上げた二人に、国王は優しげな笑みを浮かべた。

「そんなに畏まらずとも良い。大変興味深い講義であった。貴殿という優秀な国民が、この国を支えていてくれることを、私は心底誇りに思う。どうも、ありがとう」

あまりのことに声が出ないらしいトララードは、ぶるぶると首を振るだけの玩具のようになっている。

王をソファに座らせたクウナが、ローテーブルの上にあった水差しから水を注ぎ、自分で一杯飲み干してから、唇をじっくりと舐める。

「うん。――どうぞ」

同じカップに水を注ぎ、王に差し出す。

「うむ、ありがとう。しかし、毒見くらい自分でできるぞ、老人扱いしないでくれたまえよご令嬢」

「老人とかじゃなくって、それじゃだめですってー」

あはは、とのんびり笑い合う男と少女。

クウナが茶の用意をしに部屋の隅へと向かう。王が床に伏せたままの二人に対面に座るように言う。ソイが素早く従い、動けずにいたトララードの腕を掴んでひきずるように座らせる。ティーセットを持ってきたクウナが、失礼します、と言って、空いていた王の横に座った。

琥珀色の液体を注ぎながら、クウナが言う。

「それにしても、王さまの姿を見つけたときは驚きました。前もって教えていただければ席を確保して」

「いや、私が観たいと言うとそうなるだろ。皆が観たいと詰めかけた講義だ、それは卑怯だと思ったのでな。外から立ち見もできるとデルファンテから聞いたからな、こっそり聴かせてもらうつもりだったんだ」

「え、ツェードさんは、このことご存知だったんですか?」

「いや、妻の侍従経由で聞いたから、私だとは思ってないだろ。なに、フォリマザードのときとは違って、今回は侍従にはきちんと知らせてきたぞ。お前と目が合うときまでは、ちゃんと隣に護衛もいたんだ」

「うーん。貴族なら護衛の一人くらい連れていても不自然ではないですから、私がいたからと言って、全員追い返すのはやめてくださいって、前から言ってるじゃないですかー」

どうということのないクウナと王との会話を聞きながら、依然として鳴り止まない心音に、ソイは大きく息を吐いて胸辺りのシャツを握りしめる。

カップを配るクウナの名を、王が親しげに呼んだ。

「息子もお前に会いたがっている、また顔を見せてやってくれ。剣の腕が上がったからお前と手合わせしたい、と毎日わめいているぞ」

「はい。それは楽しみです。ぜひ近いうちに」

国王の息子は現在一人。つまり、第一王子だ。

安全上の理由から、本来、公式な剣術指南役以外が剣を交えてはいけないのだが。

「さて、トララードさん、班長、」

クウナがいつもの調子で二人を呼ぶ。

「せっかくなので、王さまにお聞きしたいこととか、何かあれば……あー」

そこまで言って、ようやく二人の様子に気づいたクウナの言葉が尻すぼみに消えていく。

そこで、ノックの音が鳴った。

「お話中、失礼致します。国王陛下、お迎えに上がりました」

「うむ」

扉の向こうから聞こえてきた硬い声に王が立ち上がり、顔に布をかけなおす。

一緒に立ち上がった対面の二人をじっと見て、王は、隣に立つクウナの頭にぽんと大きい右手を置いた。

「この子を、よろしく頼む」

そう言って、二人に向かって軽く頭を下げた。くすぐったそうに微笑んで、王を見上げて礼を言うクウナ。

何もいえないでいる二人を置いて、国王はさっさと部屋を出て行く。

見送りを終えた二人が、直後、床に崩れ落ちたのは仕方のないことだった。


***


「……とまぁ、そんなわけだ」

中央州を出立するときにツェードルフやアルコクト家の執事からもらった手土産を、適当に配っとけと押し付けつつ、ソイは今回の旅であった出来事をかいつまんで皆に話した。

「わああ、大冒険だね。おつかれさま」

アサトがにこにこしながら中央州独特の菓子を受け取り、

「すっげー、いいなぁ班長いいなあ!」

興奮してがたがたと椅子を揺らすヤサルタ。

「つーわけで俺は今から寝る」

あとはどうにかしとけ、起こすな、と厳命してから、よろよろとした足取りで部屋に戻っていく。

「お」

廊下の窓からクウナの姿が見えた。いつも通りの満面の笑みを浮かべ、元気良く跳び跳ねている。疲労の色は微塵もない、どころか、里帰りを経てリフレッシュしたようにも見える。

だからなんであいつはあんなに始終元気なんだ、と持って生まれたスペック差の可能性に絶望的な気分になりながら、ソイはふらふらと宿舎の階段を上っていった。


Hard Days' Knights、70000PV&ブクマ150件超え、ありがとうございます!

閲覧いただいた全ての皆さまに感謝を。


御礼絵はクウナとイグヤ。正装姿のモノトーンコンビ。

挿絵(By みてみん)

イグヤのお家が主催するパーティーにお呼ばれしたクウナ、とかそういう状況。


イグヤ「お前飲みすぎじゃね」

クウナ「大丈夫だいじょーぶ!」←酔ってる

イグヤ兄「アルコクト大将殿、我が家の家宝にこんなものがあるのですが」

クウナ「わあ、レイピアだ! いいなぁ使ってみたい」←酔ってる

イグヤ兄「ちょうど二本ありますし、うちの愚弟と演武など披露していただけないでしょうか」

クウナ「やろうよイグヤ!」←酔ってる

イグヤ「え、今ここで? お前そのカッコで戦えんの?」

クウナ「大丈夫、ロングドレスで戦うときは、スカートざくっと斬ってー」←酔ってる

イグヤ「はあ!? やめろ馬鹿!!」

クウナ「大丈夫だいじょーぶ!」←酔ってる

イグヤ「お前そうとう酔ってるだろ! いいから剣を! すぐに返せ!!」


これにて中央州編は完結。来週からは別の話です。

残り4話で完全完結です。最後までお付き合いいただければ嬉しいです。

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