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病気の少年
お姉さん、誰ですか? なんで僕の部屋に?
ついに不法侵入をしてしまった。すみません、すぐ出ていきます。
暇だからちょっとお話してください。
もっと警戒心を持たないとだめですよ。
でもお姉さん、弱そうだし。
確かに。……君はもしかして、病気ですか?
(瘦せていて肌の色が悪い。薬包も置いてある)。
そうです。このままじゃ死んじゃうって。
治せないんですか?
治せる薬の材料が、とても珍しいんです。
僕の幼馴染が、その材料を探して今旅に出ていますけど。
(RPG展開的にそれは治るフラグだけど、安易なことは言えない)。
幼馴染の子は君を大切に想っているんですね。
そんなことない。僕の言うことを全然聞いてくれない。
そうなんです?
何度も手紙に、もう探さなくていい、帰ってこいって書いているのに。
それは君を治してあげたいからでしょう。
僕はあいつが危ない目に遭う方が嫌だ。
それにもう随分会ってないし、話もできない。
君にとっても、幼馴染の子は大切なんですね。
もちろんです。
それは手紙で伝えましたか?
そんなの恥ずかしい。
……正解なんて、わからないですけど。
ちゃんと手紙に気持ちを書いた方がいいですよ。すれ違いは悲しいです。
それはお姉さんの経験論?
そうです。後悔しないようにね。




