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From A to Z  作者: Jade
O
74/130

とめどなく、

とぎれとぎれの

不格好な文字が

いとおしくて

切ない


   こんなにも

 必死で   圧し殺していたんだね

いつも 笑っていて

     笑っていたから

言い訳だな

    痛みの間を

聞こえないフリ  してた


どうにも

   見えない


恐ろしいほど

    削ぎ 落と されて

  きいん  と

 耳鳴りがするくらい

澄みきった      虚構


枯れた花の惨めさを

一言も言わずに捨てていく


そんな時


君の横顔を思い出すのです


ただただ真っ直ぐだった

そのまなざしを

曇りない笑顔を


思い出すのです


書き留めることすら

難しい日々


君は 数えて いた の でしょう か


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