前へ目次 次へ 73/130 一行詩集《想花》 好きと言って終わる恋もある。 光が少しずつやわらかくなって、春だという気がする。 いるもの、いらないもの……新しい自分に。 よくわからないガラスの置物発見。 意味のない綺麗なものが何故か捨てられなくて、 花粉で春霞、嬉しくないなあ。 濁った水の中で、魚は何を考えているんだろう? ね、もうすぐだねって蕾に聞いてみる。 ここに桜を植えたひとの想いは、きっと。 当たり前のことが当たり前でなくなって、また当たり前になっていくんだ。 地に生きる喜びを踏みしめて、青空。