第14話 紹介の加護
前回のあらすじ
見事に魔物を倒すことに成功するも、水質は改善されることはなかった。
1度シスターに事情を話すべく、2人は地上へと戻ることになる。
※※※※※※
【精霊教・ベネチ支社】
「よかった!無事だったのですね!」
「魔物は倒せたのですが...生命の水の効果を得れませんでした」
「元に戻らなかったという事なのですね...」
シスターは困ってしまった。
恐らく、長い間汚染されていたせいで生命の水だけでは効かなかったのであろう。
より強力な薬が必要となると考え、絞り出した案が調合師に依頼することであった。
「ではあの方に依頼するしかないですね」
「あの方?」
「調合師と呼ばれる薬師のノストラダムス先生です」
「お姉さんは、調合師の居場所を知ってるんですか!?」
ルミエールは食い入るように聞き出した。
「えぇ...先生は生命の水を時より取りに来られることがありますから」
「意外と早く見つかったわ。あとはその人を見つけて、ここを何とかして貰えば!」
急いで行動したいが、連戦続きでルミエールも正直疲労が溜まりに溜まっていた。
マクシムはルミエールの疲れを気にして、一晩泊めてあげた。今のベネチ街には、ろくな食べ物も飲み物もないが、マクシムは移住してきたばかりでなんとか食品があった。
「ごめんなさい。助かります」
「いいんだよ。気にしなくて。もうすぐこの街もよくなると思うからさ!」
マクシムは豪勢に料理を振る舞ってくれた。フカフカのベットも久しぶりだった。ベットに倒れ込むと、一気に疲れが全身を駆け巡る。今直ぐにでも寝れそうだ。
「大丈夫ですか?落ち着く暇もありませんでしたから」
「ん...でも...もうすぐよね。あと一息だから...私...スースースー」
「眠ってしまいましたか。まだ17歳で若いのによく頑張ってくれてます。ゆっくり休んでください」
ルミエールは寝落ちした。
※※※※※※
――夜が明ける――
「んーーーッ!よく寝たわ」
「おはようございます」
「おはよう、ライア!」
「では、もう一度教会に言ってどこに向かえばいいのかを聞きにいきましょう」
「そうね」
ルミエールはマクシムと一緒に教会に向かった。
【精霊教会・ベネチ支社】
朝早い時間ではあったがシスターは既に起きていて朝の祈りを捧げていた。
シスターはルミエールに準備して物を渡した。
「ではルミエールさん!アニマ地区・レスト街に向かってください!この書状を渡してもらえば、先生も事情を理解してくれます」
「わかりました!」
「俺は行けないけど、気をつけていくんだぞ!」
「はい!お姉さんもマクシムさんもありがとうございます!早く帰ってくるので待ってて下さい!」
「お願いね、ルミエールさん!」
ルミエールは預かった書状を手にして、ベネチ街を出た。
休むことなく歩き続けて、アーペン村、シュヴァルツヴァルトを抜けて、陽が暮れた頃にブルーム村へとやって来た。
「モーガンさん!」
「嬢ちゃんじゃねか!?どうだった?」
「それが...」
ルミエールはベネチ街であった事を話した。
「そうか...まだか」
「ごめんなさい」
「いいさ!それより、調合師の情報も得たんだろ?よかったぜ!」
「あとモーガンさんにお願いしたいのですが、いいですか?」
「何でも言ってくれ!」
「ベネチ街に水と食料を運んで頂けませんか?」
ルミエールはベネチ街の心配もしていた。今の自分はアニマ地区に行かなければ行けなかった。その間にモーガンに出来ることをお願いした。
「そうだな。ベネチ街にはいつも世話になってる。任せてくれ!」
「助かります!」
「明日の朝一にビエント街に行って頼んでる。今日は陽が暮れてるから泊まっていけな」
アニマ地区で、無事に調合師に会えるのだろうか?
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