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脳移植で女にさせられた俺は  作者: ハル
第二章 高校生活
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第十三話 捨て子を拾ったん

ふとした思いつきで次回作を思いついてしまいました。思いついた時は書いても書いても妄想が止まらないんですね。

「空ちゃん?何でここに?」

「久野さん、ここ、私の実家ですけど?」


は?実家?このレストランが?空ちゃんの?


『実家も料理屋だって話。』


雪平の言ってた話は本当だったのか。それじゃぁ…


「お?何だ?休憩前の最後の客はお前か。」


碧樹君が厨房から話しかける。え、見えてるの?この距離で?


「お兄ちゃん、オーダー入ったよ。チーズハンバーグとビーフシチューとオムレツとナポリタン。一つずつね。」

「あいよー。」


碧樹君はそう言うと、少し長めのタオルを出して鉢巻きにした。そう言えば、最近のアニメにあんなキャラいたな。



待つこと五分。


「ふぁぁぁぁぁ、すまんな。祐哉、空。急に店任せて。」


気怠げに入ってきた人は、恐らく碧樹兄妹の父親だろう。


「親父、今俺の知り合いいるからさ、欠伸しながら入ってくるのはやめろよ。」

「あん?お前の知り合い?そこの嬢ちゃん達か?」

「あぁ。」

「お前にも、ついに青春時代が来たんだな。んで、どの娘が本命なんだ?」


あの人、声おっきいな。ここまで聞こえてきてるんだけど……


「そういうボケはいらねぇから、親父も手伝ってくれよ。」

「あいよ。」





さらに待つこと十分。


「お待たせしました。」


俺が頼んだチーズハンバーグが最後に来た。


「すごく美味しそう!いただきまーす!」

「そうね。いただきます。」

「優希ちゃんも食べよ?」

「うん。」


少し誤算がありました。このハンバーグ、結構でかい。食べきれるかどうか……俺の今の体は小食な女の子の体だ。正直パフェだけでも持つ気がしてきた。


「あれ?優ちゃんって左利きなんだ。今までパン食べてるところしか見てないから知らなかった。」


え?いやいや、如月と俺って席隣だろ?俺が左でノート書いてるのわかると思うんだけど。


あとさ、俺、本当は右利きだったんだよ。でもこの体になってから急に右手が使いにくくなって、試しに左手を使ってみたら前の右手みたいに使いやすかったんだよ。ま、父さんが左利きだからあり得るっちゃあり得るんだけどね。

人間の神秘だよね。利き手が途中で変わるなんて。でも俺は性別も変わってるんだけどな。




「は〜、お腹いっぱい。もう食べられないよ。」

「え、もう?まだ半分も残ってるじゃん。」


この体は思ったよりも小食で、ハンバーグ三分の一とご飯の小を半分、キャベツだけでお腹がいっぱいになってしまった。


「これ、持って帰ったらダメですか?」

「別にいいが、皿は店のだから貸せねぇな。」

「小学校の時に使ってた弁当箱、探してくるわ。」

「場所知ってるから私、持ってくるね。」


空ちゃん、出来た子だね。俺もあんな妹が欲しいな〜。





「美味しかったね。」

「僕、碧樹君の料理があんなに美味しいとは知らなかったよ。」

「だろうね。食べたことないんだから。」


あ〜、ホントに美味しかったな〜。あの距離なら結構頻繁に行けそう。また行こう。


「何?あの子。迷子?」

「家出かな?」


白いボロボロのワンピースを着た8歳くらいの女の子が、道に倒れていた。死んでないよな…………


「………お………、お腹………減ったん。」


顔は、かなり可愛いかった。でも、普通じゃないところが一つ。目の色だ。白、灰色、そのあたりの色だ。日本人じゃなさそうだ。そうか。腹減ってるのか。


「僕の食べかけだけど、いる?」


さっき残したハンバーグをあげることにした。すると、目を輝かせながら、


「いる!欲しいん!」


と言って、俺の手から弁当箱をひったくり、一口で食べてしまった。おい、あれ結構大きかったはずだろ。


「ん、ごちそうさま!美味しいんやよ〜。」

「それはよかった。ところで、君は何でここにいるの?」


これを聞かなければ始まらない。家出?迷子?どっちだよ。


「あんね、うち、お母さんに捨てられたん。」


は?


「……………………」

「うち、お母さんに捨てられたん。」

「いや、聞こえてるよ。予想と違う回答だったから戸惑っただけ。」

「うち、こんな目の色してるから、お母さんにうちの子とちゃう!って言われてん。」


あ〜、そういう感じか。なるほど…ちょうどいいや。僕も妹が欲しかったし。


「じゃあ、僕の家に来る?」

「え!?ええのん!?」

「うん。」


凄く喜んでいる。あぁ、可愛いなぁ。






「ただいま〜。待っててね。話してくるから。」

「うん!待ってるん!」




「お母さん、僕……」

「何?また犬か猫でも拾ってきたの?今度はどっち?」

「いや、合ってるんだけど、そうじゃなくて……」


人間の女の子を拾った、なんていったら卒倒するよな。


「合ってるのか間違ってるのかはっきりしなさい。」


実際に見た方がいいな。


「行き倒れてた人の子を保護しまして。」

「は?」

「入ってきて。」

「こんにちは。うち、(しずく)ってゆうんよ。」

「あ…………こんにちは…………」


あ〜、やっぱ固まったか。

さてこの雫ちゃん、白い目をしているというアレですが、どんな色か気になる人がいるかな、と思うので先に言います。NARUTOに出てくる白眼くらいの色だと思ってください。

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