第91話⬜ルーナ復讐を誓う
お隣さんへの挨拶が終わり あとは自分の事をすれば良いだけになった。
自分の館はエローラが造っているから大丈夫だろう。
鉱石の方を見に行ってみるかな。
「水色ゴーレムさん。鉱石の方はどうですか?」
「ルーナ様 鉄鉱石はたくさん取れます。あと北の方に宝石類がかなり出ています」
「分かりました」
鉄は取れるんだ。宝石の方は後で見に行ってみよう。
しかし見渡す限りは岩ばっかりだな。緑なんてありゃしない。少し緑化するか。
ティターニアボディーに入り腕輪を取り地面に魔力を通すと地面が緑になってきた。このままずっと表面に広げていくイメージで進める。かなり遠くまで 緑色になった。
フライで飛んで緑色が切れてるところへ行ってもう1回魔力を通してみる。西側の方でも同じことをやった。6回で自分の領地が緑色になった。
領主館の南側に果樹園を作ることにした。いつものように力を入れると想像したものが生えてくる。小麦も植えておくか。買いに行くわけにもいかないしな。今日はこんなもんでいいかな。
ミルキーウェイ自治領になってるけど実際は誰にも束縛されないで俺のもんなんだよな。もうちょっと色々整ってから正式に国名を発表するとしよう。このままで行くとミルキーウェイ王国になるかな。
ドレーヌ帝国の方が気になるな。国境の警備を厳重にした方がいいと思うな。うーん。よし!
ミルキーウェー号で東の海へ出て直径50メルトぐらいの浮島を15個用意した。
何百メルトもある大きいものを何個も作っているので50メルトぐらいならすぐにできる。
空に浮かせてミルキーウェイ号で自分の領地まで引っ張ってきた。
「ルーナ様 その浮島は どうするでありますか?」
「これは帝国を牽制するために浮島 砲台にするのです!」
「はい!任せて欲しいであります!」
「そう?動くようにもできる?」
「はい!できるであります!完璧に仕上げてみせるであります!!」
「じゃあ お願いします。家の方はルーナが作るから」
「分かったであります!しかしルーナ様 今回はずいぶん好戦的でありますね?」
「そうかなー 気のせいじゃなーい」
「浮島15個も浮かばせたら絶対相手も攻めて来るでありますよ!」
「うふふ そうかもね」
浮島砲台はエローラに任せたので俺は建物の方を作ろう。エローラが土台の方を作ってあったので続けて建物を土から作っていく。
なんか黒ばっかりだと魔王城みたいになってしまうな。たまには白っぽくしてみるか。
鉱石採取場へ行って白っぽい岩石を拾ってくる。たくさんあるじゃないか!これだけあればいくらでも作れるな。
戻ってきて自分の館を造っていく。3階建でいいかな。キッチンとお風呂とトイレ 応接室 寝室 とにかく多くの部屋が必要だな。これだけ大きければ姉さん達が来ても余裕で住めるな。
しかし国民が全然いないんだから 住むには十分なんだよね。まあそのうちに人は増えるかな。
1週間後
「エローラさん。浮島砲台もうできたの?」
「完成したであります! 自信があるであります!」
「なるほどね。物凄いね!」
元々の島がコマのような形をしている。その上に大型ブラスター3連装砲一基 コマの下部分に速射砲8門 魔導エンジンが付いており移動可能。魔法玉投下口が付いている。水色ゴーレム1体と黒ゴーレム10体で動かせる。転移門で乗り込み可能。
「むふふんであります!」
「さすがエローラです!それじゃあ 国境付近に早速配備しましょう。地上から100メルトに停止させてください」
「分かったであります!」
これで防備の方は揃ったな。ん?なんでこんな防備を固めるんだ?いつもと全然違うじゃないか!ひょっとして俺怖がってるのか!・・・・・前世で俺を殺したあの二人を!
魔力は更に強くなった!技も身につけた!だが心が奴らから逃げている!
前世の俺は魔法師団ナンバーワンの実力者だった。あの時上官だったのはキング・ハボック師団長。リーム王国との戦争で最前線に出て戦わされた。連戦に次ぐ連戦で魔力は枯渇しボロボロにはなったが何とか相手を倒し国へ帰ってきた。
本部に帰ってきた俺はキング・ハボックに報告中 奴の直属の部下であるガルシア・フレンジーに後ろから刺された。
這いつくばって息も絶え絶えだった俺にガルシア・フレンジーは言った。
「ぐふぐふ お前がいると俺たちの出世の邪魔になるんだよ!レオン・マーベリック」
「そうだぜ!ここで名誉の戦死を遂げてくれ!うへへへへへへ」
「・・・おの・・れ・・・」
ムキィー!はっきり思い出して最高に頭に来た!あいつら あの時俺より5歳上だったから今60歳ぐらいだろう。まだ生きてるんじゃないのか?調べてみるか。
「ドレーヌ帝国でキング・ハボックとガルシア・フレンジーという男がいるかどうか調べて」
「はい!分かりましたルーナ様」
3時間後
「ルーナ様 報告します。キング・ハボックという男は帝国の西部で侯爵位を持つ貴族です。ガルシア・フレンジーという男は帝国東部で辺境伯爵をしています。我が領地の向かい側の領主です」
「分かりました。ありがとう」
そうか そうだったのか。やっぱり二人とも生きていたな。しかも貴族で伯爵だ侯爵だなどと絶対許せん!必ず ぶっ飛ばしてやる。
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