第73話⬜ルーナの1日
魔法学校へ戻ってきたら午後2時になっていた。まずい完全に遅刻だ。すぐに訓練場の方に行く。
「申し訳ありません。すぐに訓練を始めます」
「いいんですよルーナさん。些細な時間は気にしないでください。 自分の思う通りに効率よく進めてくだされば結構です」
「はあ ありがとうございます」
まだ模擬戦の時間でもないのに騎士団の皆さんがたくさん来ていた。
中には知った顔もいる。えーと あれは誰だったか。第3騎士団のジャック・トンプソンさんだ。 同じような服を着てる人が何人かいるので あの人たちも騎士団長さんなのかな。まあいいか。練習を始めよう。
まずは中規模魔法を連続で撃つ。ファイヤーランス30連
「ぼうぼうぼう!」
ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!ヒュン!ドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュ
次はウィンドウカッター30連
「かぜくるりーん!」
ビュビュビュビュビュビュビュビュビュビュビュビュビュビュビュビュドシュ!ドシュ!ドシュ!ドシュ!ドシュ!ドシュ!ドシュ!
大規模魔法サンダーストーム5連
「ぐるぴかりん!ぐるぴかりん!ぐるぴかりん!ぐるぴかりん!ぐるぴかりん!」
ガラガラドシャーン!ドシャドシャドシャドシャーーン!!
「うん まあまあかな」
「あれと本当に戦うのですか?生きて帰れる気がしないんですが」
「言うな!俺も足の震えが止まらん」
「騎士団の皆さんよろしくお願いします。ルーナはこのピコピコハンマーを使います。皆さんは御自分の武器でお願いします」
「ここは馬鹿にされたとか怒る所だよな」
「いや いう気がしねえ!」
「それでは行きます!」
俺は50人を相手に突撃をする。得物はピコピコハンマーだが魔力を込めるので相手は吹き飛ぶ。
ドガン!ドガン!ドガン!ドガン!足蹴りやパンチも混ぜて行く。
「うあー」
「ぐはっ」
「ぐえ〜」
3分ほどで相手は全滅した。みんな地面にひれ伏している。俺はエリアヒールをかける。
「次の皆さんお願いします」
10回ほど繰り返してこの練習は終わりにした。あちらは部隊が5つ来てるので1部隊が2回はやったことになる。
「団長さんどうしますか?他の訓練しますか?」
「そ そうだな できればいろんな体験をしたいな」
「分かりました それでは次はルーナのゴーレムと戦ってもらいます。即死じゃなければ全部私が治しますので安心して戦ってください」
「う うむ」
黒ゴーレムを25体出して50対25で戦ってもらった。10分後相手は全員倒れていた。ゴーレムをあと25体増やして2部隊ずつ練習できるようにした。各部隊3回対戦したところで終わりにした。
「今日はありがとうございました」
「あのルーナさん。あなたは毎日こんな練習をしてるのですか?」
「今日はねえさん達との模擬戦がないので全然楽ですけど」
「そうですか お役に立てずにすみません」
「いえ学校での練習ですから」
部屋に帰って真珠をマジックバックから取り出した。やはり前回と同じように大きい物で5センチメルトの真珠がたくさん出来ていた。小さい物を含めると5000個はある。
さっそくアクセサリーを作る。そうだ!クラスのお姉さん達に何か作ってあげよう。
俺の練習風景を見てから みんな引き気味でなかなか関わってもらえる人がいない。
少しでも仲良くなれるきっかけになればいいかな。あまり高いものだと受け取りにくいだろうから小さめのブローチやネックレス ペンダントを作ってみた。気にいってくれるといいな。
次の日の朝クラスに行ってみんなに声をかけた。
「本当にこれルーナさんが作ったの?すごいわね」
「こんなの受け取っていいの?買ったらものすごい値段がするわよ」
「いいんです。ルーナが作ったものだから大丈夫です」
「それにしても綺麗ね」
「すごいわ。目移りしてしまうわ」
女性陣に見せていたら男性陣も物欲しそうに見ていたので 一つずつあげることにした。
「しかし こんなにいいものをたくさんあげてしまって君は大丈夫なのか」
「全然平気です。売り物にはこういうのがありますので」
そう言って大粒のネックレスや大きめの宝石の入ったアクセサリーを見せてあげる。
「これはもはや国宝級だろう。こんなの買える人いるのか?」
そうかな?ちょっと常識がずれてるのかもしれないな。今度宝石屋さんに見に行ってみよう。
午前中はもう用がないので冒険者ギルドに行ってみよう。ティターニアゴーレムに合体してギルドに来た。F級依頼は何があるかな。うわー猫探し。銅貨30枚 川のゴミ拾い銅貨50枚 まあいいか。これを受けよう。
「あらルーナさん おはようございます」
「おはようございます。これをお願いします」
「2つも依頼を受けて大丈夫ですか。これ時間がかかる割に見入りが少ないので残ってるやつですよ」
「ルーナにおまかせです」
「分かりました。頑張ってください。あと薬草でしたらいつでも いくらでも受け付けますのでよろしくお願いします」
「分かりました」
さて行くか。ますは猫探しだな。ギルドの壁に拡張空間をセットしてツバメちゃんを出動させる。あとは水色ゴーレムさんに情報をまとめてもらうだけだ。
その間に俺は川のゴミ拾いをしてこよう。3分ほどで到着した。うわこの川臭い。ゴミがたくさん浮いてる。ゴミを魔法で集める。コレクト。これは燃やしてしまおう。ファイヤー。川を浄化して綺麗にしよう。川掃除はお役所に報告。
「川のミ拾いと浄化が終わりました。これでよろしいですか?」
「うえー!すごくきれいになったんですね。もちろん依頼完了です」
依頼完了の印ももらったので これでこの仕事は終わりだ。
拡張空間に戻り確認する。
「ルーナ様 依頼の猫を発見しました。町のはずれで木から降りられなくなっています」
「ご苦労様でした」
早速猫を捕獲して依頼主のところに連れて行った。
「この猫で間違いありませんか」
「はい ありがとうございます。本当に助かります」
あれ2つ合わせて40分で終わってしまった。薬草を取ってこよう。転移して薬草採取!あれまた増えてしまった。帰ってギルドに報告する。
「ルーナさん、もう終わったんですか?」
「はい、終わりました」
依頼完了書を2つ見せる。
「すごい!一体どうやって仕事をしてるんですか」
「ふふふ それは秘密です。あとは薬草を買い取ってください」
「うわ、すごい量!」
薬草の方は銀貨3枚になった。今日はこんなもんかな。
「ねえさんいい腕してるね。俺たちと組まねえか?」
振り返るといかついおっさんの4人組が立っていた。
「ルーナはFランクですから皆さんとは釣り合いが取れないです。それに活動できるのは午後2時ぐらいまでなので無理です」
「あんた魔法使いなのか?それなら俺たちのゴブリン討伐に付き合ってくれ」
話を聞くと彼らはDランク冒険者のパーティー『黒のフクロウ』の皆さんで魔法使いが負傷して今欠員が出てるんだそうだ。受付嬢に確認したらどうやら話は本当のようだ。
「今からですか?」
「おう、ここから5キロメルトだ」
めちゃくちゃ町に近いじゃないか。 なるほど それなら急ぐのもわかる気がする。
「分かりました。行きましょう」
黒のフクロウのみんなとゴブリン討伐に行くことになった。
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