二重生活やってます!
私が目覚めてから、三日後。
ケイ・ルーン、アラン、セイン、この三人の処分が決まった……。
ケイ・ルーンは、身分の剥奪そしてブレンディア王国、またバイール王国からの永久国外追放。
そこで一生幽閉されることになった。
アラン、セインもそれぞれ別の場所でケイ・ルーンと同じようになるらしい。
「死刑にならなかっただけ、まだ……よかったのかな?」
「そうですね、家族にしてみたら会えなくてもどこかで生きてくれている方が、いいのかもしれないですね……」
「そうだね……」
会えなくても、どこかで生きてくれている方がいいか……。
確かにそうかもしれない。
「さ、ミーナ様。また、姫として騎士として頑張って下さい」
「そうだ!私、夜会とかにでてたから座学遅れてるんだ……」
「ミーナ様、諦めてはいけませんよ。これからもそんな生活なんですから、しっかり勉強なさってください」
「はーい……」
トントン
「誰でしょう?みて参りますね」
「うん」
「あら、アルマン様にレオニール様」
「こんにちは、ミーナ様の具合はいかがですか?」
「もうすっかりよくなってますよ、中へどうぞ」
「こんにちは、アルマン様、レオニール様」
「顔色もだいぶ良くなっていますね、元気になられていて良かったです」
「アルマン様達が、いろいろとしてくださったお陰です、ありがとうございました」
「いやいや、俺達は何も……ねぇ?兄さん」
「お元気そうで何よりです」
「……それだけ、兄さん?」
「ん?あぁ……良ければこの花を、どうぞ」
そういってレオニール様は私に、薄桃色の花束を差し出してきた。
「ありがとうございます、とても綺麗ですね」
「それでは、生けてきますね」
そういってメアリは部屋を出ていった。
「今回は、死刑にならず良かったですね」
「確かに、ですがルーン家は父上に位を落として欲しいと願い出て、父上はそれを受け入れたらしいですよ」
「そうなんですか……」
「たぶん、そのまま何も無かった方がルーン家の評判は落ちていたでしょうから、それで良かったのではないでしょうか」
「確かにそうかもしれないですね」
「……さて、ミーナ様……明日からはまた、騎士団として働いて頂きますね」
「あ、そうなんですか?」
「はい、バイール国王から手紙が届きまして、重要な夜会などはもうないからと」
「そうですか、分かりました。明日からまた、よろしくお願いします。レオニール様」
「こちらこそ」
ーーーーーーーーーーーー
「次、走り込み!」
「「「「はい!」」」」
そして、今日もまた騎士として頑張っています。
「きついー!」
「集中してやらないと、また、怒られるよ、カリム」
「う~……」
「喋ったら、きつくなってきた」
「ミーナ様ー、時間です!」
「もう、そんな時間!?」
「ミーナ様、行って下さい」
「あ、はい!じゃ頑張ってねカリム」
「そっちも、ね。ミーナ」
「急いでください、時間がありません!」
「分かった!」
私は部屋に戻り、メアリに手伝ってもらいドレスに着替える。
「では……行きます」
「お願いします!バイロン様」
バイロン様の転移魔術で、私はバイールに戻る。
「おかえり、ミーナ。さて、ミーナも来たことだし始めよう」
「よろしくお願いします」
「では、この前も話した、国にある橋の件です」
私は、バイール王国の第一王女として……そして、バイール王国の後継者として父の仕事を少しずつ、手伝っている。
まだまだ、騎士としても姫としても未熟な私だけど、これからもこの二重生活を続けていく……。
これで完結となります。
これまでお付き合いいただきありがとうございました。
感想をくれた方、ブクマして下さった方、ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。
次の作品を、出すときにはもっと文が上手くなっていたら……いいな。
それでは、また。
セラ




