環境変化
製造業にとって、若い人材の確保は年々難しくなっている。当社も例外ではなく、これは構造的な問題であり、経営環境の最も大きな変化であり、一番の課題だと思う。
一方で、不登校の子どもが増えていることは社会の問題として知られている。私の子どもも不登校を経験し、そばで見ていて気づいたことがある。彼らは決して能力が低いわけで無く怠惰でもない。ただ打たれ弱いのだ、そうした子の中には、通信制高校に進む人も多い。社会に出たからといって、急に集団に合わせられるようになるわけではないだろう。しかしこのような人材は、環境が合えば、希少な自分の居場所を維持するために誠実に組織の為に尽くすのではないだろうか。そうした若者を受け入れる環境を整備することは、会社の進化であり、社会貢献である。
「中34 神化」が掲げる持続的な成長には、組織と働き方の「神化)」が欠かせない。私は、メンター制度を軸にした新しい登用ルートづくりを提案したい。
具体的には、通信制高校に通う生徒に求人を出し、期間が限られた試用期間ではなく、まずはアルバイトで短い時間から働いてもらう。自分のペースで社会とつながれるようにするためだ。入社後は専属のメンターをつける。メンターは仕事だけでなく気持ちの面でも支える。そして、会社と本人の双方が納得した時点で正社員に登用する。
目指すのは、特定の誰かのための制度ではなく、少子化の時代に希少で多様化した人材を自然に受け止められる職場である。一対一で向き合う経験は、教える側の成長にもつながる。リーダー育成のファーストステップとしても活用できる。
人が来ないという課題は、見方を変えれば、これまで採用の網にかからなかった人に出会えるチャンスでもある。経営環境が大きく変化している時代。AIもロボットも身近になりつつあるが、当社のような製造業では人間がまだまだ必要だ、誰もが力を発揮できる「SHINKA」した組織の一助となるべく、まずはできることから仕組みづくりに関わりたい。




