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冒険者のランクアップ

 冒険者ギルドに戻って来た頃には、すっかり暗くなっており冒険者ギルドの中は人が閑散としていた。 前回の失敗を繰り返さないよう〈クリーン〉の魔道具で全員体臭を消してからメリーさんの元へ行く。 俺達は下水での出来事を報告し、ジャイアントラットの爪や牙、一際大きな魔石はキラーラットの魔石と一緒に提出した。


 『まさか巨大なキラーラットが生息していたなんて! あなた達、大きな怪我も無く無事に帰って来たから良かったけど報告を聞く限り、命を落とす危険があったんですよね。 これからは事前にお伝えした通りに撤退して報告してもらわないとペナルティを与えますよ!! 勇敢さと無謀な行動は別物です。 あなた達に何かあった時に悲しむ人がいる事を忘れてはいけませんよ。』


 メリーさんは普段の砕けた口調ではなく、真剣に俺達を叱りながらも最後には強く抱きしめてくれた。


 『メリーさん、危険な行動を取ってしまいすいませんでした。 これからは危険と思ったら必ず報告に戻るようにします。』 俺とアルトは頭を下げる。


 『今日は疲れたと思うから宿でゆっくり休んでね。 預かった素材は明日には報酬を用意しておくからね。』


 最後にはいつもの笑顔で俺達の帰りを見送ってくれた。


 『ごめんね、ラッキー。 私、先輩冒険者としてきちんと止めなきゃ行けなかったよね…』


 『そんな事無い! 俺だって冒険者のルールブックを読んでいるのに調子に乗りすぎた。 メリーさんも俺達の事を心配して注意してくれたと思うから、今日はお互いに反省しないといけないけど明日の報酬を受け取ったら改めてパーティ結成のお祝いをしようね。』


 『うん、じゃあ明日の朝にまたね。』


 『アルトまたね。 おやすみ。』


 翌日、アルトと同じタイミングで冒険者ギルドの前で合流したので中に一緒に入るとメリーさんはいつもと同じ対応で迎えてくれる。


 『おはようラッキー、アルト。 昨日はきちんと休めたかな? 早速だけど報酬の受け渡しをするからここに座ってね。』


 カウンター前の席に座るとニコニコしながらメリーさんが話し始める。


 『先ずはラッキー君、今回の依頼達成の活躍が評価されました。 昨日の今日ですがFランクからEランクに冒険者ランクが上がりました。 これは異例のスピード昇進です。 ジャイアント・ラットの素材を分析した結果、Dランクの討伐依頼内容と判断しましたが、いきなりはDランクになれないルールがある為、その分の評価は報酬を上乗せさせていただきます。 続いてアルトさん、おめでとうございます。 同じく今回の依頼達成が評価されました。

 Dランクに冒険者ランクが上がりました。 それでは新しい冒険者カードに交換するので、二人とも今持っている冒険者カードを返却してね。 そしてこちらが素材と魔石の報酬です。 今回は金額が多い為、国へ納める税金が発生しました。 そちらを差し引き金貨四枚になりました。 それとラッキー君は冒険者の登録料の残りを引かせてもらいます。』 最終的に俺は金貨一枚と銅貨五枚の報酬が、アルトは金貨二枚の報酬をそれぞれ受け取った。


『凄い! こんなに報酬をもらえるなんて初めて。』


 興奮した表情でアルトが話す。 ちなみに素材の買取で国への税金がかかるのは金貨一枚以上の報酬になった場合に20%が差し引かれるらしい。


 『やったね、アルト! 今日は豪勢にお祝い会をしよう!!』 『いぇーい!!』

 

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