第四十話 ダンジョン突入前日2
第四十話更新しました!
昨日寝落ちしてしまって投稿がこの時間になってしまいました。
それでは第四十話、どうぞ!
「おかえり。無事にお目当てのものは買えたかい?」
アイリーンは急いで帰ってきたようで息切れしていた。
「はぁ…はい…!なん、とか、はぁ、買え、ましたはぁはぁ…」
「一旦落ち着こうか。はい、深呼吸しよう!」
「すぅーーーーーーーーー…はぁーーーーーーーーーー」
随分と深い深呼吸だな…
「すいません、急いで帰ってきたものですから少し疲れちゃって」
「そんなに急がなくても良かったんだぞ?ちゃんと帰ってきてくれればそれで問題なし!」
「零、そこは心配だから早く帰ってきてくれて嬉しいとか言わなきゃいけないところでしょ」
「え…そういうものなのか?」
「いいんですよ。私のことを心配してくれているのは分かりますから」
ニッコリとアイリーンが笑った。
うん、可憐だな…
「それで何を買ってきたんだ?」
「まだ秘密です!」
ふむ…何かよほど大切なものなのかね?
「それじゃあアイリーンも帰ってきたことだしぶっちゃけて話し合おうの会を始めましょうか」
「なんですか、それ?」
「アイリーンがいなくて久しぶりじゃないけど久しぶりに二人きりになったから秘密があればぶっちゃけで話そうとしたことから始まったんだ」
「まあ結局二人で話すような内容じゃないしアイリーンにも聞いてもらいたいからってことでアイリーンが帰ってくるのを待ってたのよ」
「なんだか楽しそうですね!私もぶっちゃけちゃいますよ!」
アイリーンもノリノリで話に乗ってくる。
「それでそれで、どんな話をしようとしてたんですか?」
「な、なんだかノリノリね…」
「はい!皆さんのことをもっと知れる機会ですからグイグイいきますよ!」
なんだか人格が変わったように張り切っているアイリーンがいる。
なんならちょっと迫力ありすぎて少し怖いところまである。
「まあアイリーンも乗ってくれるならオッケーね。それじゃあまずは零の話から聞きましょうか」
「零様のお話ですか…なんでしょうか…もしかしてまた新しい女性の話とか!?」
「いや、なんでそうなるんだ!」
アイリーンの頭にチョップをいれる。
なんで俺は節操のない男認定みたいなことをされてるのか…
「うう…痛いですよ、零様…」
「アホなこと言ったからだよ。それで、アイリスに聞かれた事だが」
「そういえば何を聞かれたんですか?」
「俺のバックにいる存在についてだな」
「ええ!?零様って巨大な組織と繋がりでもあるんですか!?」
なんだかマフィアを手下にしてるみたいな話になってきたな…
とにかくアイリーンの勘違いを正さなければ。
「違う違う。アイリスが言ってるのは俺という存在を後ろから支えてくれてる人物…っていうか、まあ人物なのかな?についてだよ」
「ほっ…零様が悪い人達と仲間なら私遠慮なく更生させてましたよ」
そ、それは勘弁願いたいところだ。
一国の王女様から受ける更生…嫌な予感しかしない。
「なにはともあれ零には何か隠してることがあったってことね」
「まあ…言っても信じてもらえないような事だしな」
一息つけてから俺は話し出す。
「実はな、俺って神様からの加護を貰ってるんだよ」
「…ふーん、そうなんだ」
あれ?
反応薄っ!
何なの、この世界って神様からの加護って普通なの!?
「神様からの加護、ですか…珍しくはありますけどたまに加護を持っている人がいるというのは聞きますね」
なんてこった…
なんか俺が特別なんだと勘違いしてしまっていたようだ。
「じゃあそういう人達ってなんかたまに神様からの呼び出しで神様に会いに行くなんてこともあるのか?」
「え、何それ。零もしかして神様にあったことあるの!?」
今度はびっくりされた。
ふむ…確かにこの世界の神様とは違うし変わったところがあるのかもしれないな。
「まあ神様って言ってもこの世界のじゃなくて俺のいた世界の神様だし何か違うのかもしれないな」
「零のいた世界って神様が普通に住んでるの?」
「そんなわけないさ。俺だって実際に会うまで神様がいるなんて信じてなかったしな」
「じゃあどうやって神様に会ったんですか?」
「それはだな…」
神様に会った時のことについて詳しく話した。
ついでにたまに呼び出された時に何をしていたのかも話しておいた。
「召喚された時に神様に会った、ね…」
「寝ている間に気まぐれで呼び出されている、ですか…」
「それとなんかこの世界に来るとかなんとか言ってた気がする」
「神様が降りてくるんですか!?」
アイリーンが鬼気迫る迫力で俺に近づいてきた。
「お、落ち着け。そんなことを言っていた気がするってだけだから降りてくるとは限らないよ」
「むむむ…これはライバル出現の予感です!」
「奇遇ね。私もそう思ってたところよ」
…何のライバルなのだろうか?
非常に気になるところだが、これで俺の話は終わりだ。
「じゃあ次は誰がぶっちゃける?」
「じゃあ私の話は最後にして欲しいからアイリーン、何か話すことない?」
「わ、私ですか!?…えーと…」
必死に考え込むアイリーン。
うんうんと唸る姿は可愛らしい。
なんかアイリーンに対する感想多くなってないか?
「じゃ、じゃあ私が買ってきたものを見せようと思います!」
おっ!
俺も気になっていたアイリーンが俺達に先に行かせてまで買っていた物のお披露目か。
何を買ったんだろうか?
「えーとですね、私が買ってきたものは…これです!」
アイリーンが袋から取り出したのは二つのブレスレットだった。
お揃いのブレスレットのようで色合いは違うもののデザインは同じだった。
「見た瞬間びびっと来たんです!これは買わないとって!」
「いいブレスレットじゃないか。誰かにプレゼント用か?」
二つ同じような物を付ける意味もないし誰かにあげるために買ってきたのだろう。
「私はこちらの金色のブレスレットを貰いますので、零様は銀色のこちらを差し上げます!」
プレゼントの相手はなんと俺だったらしい。
アイリーンからのプレゼントか…中々嬉しいものだな。
「俺にだったのか。ありがとう、凄く嬉しいよ!」
「喜んでもらえて良かったです!銀色のブレスレットは零様に似合うと思っていたんです!」
アイリーンも嬉しそうに話している。
「ちなみにこれ何か特殊な能力は付いてないのか?」
「もう、零様はすぐ実用性に走るんですから!」
「す、すまん。この世界に来てから何かと臆病な感じになってるのかもしれないな…」
「このブレスレットには何の効果もないですよ。ただ、お揃いのものが欲しくて…」
「アイリーン…」
アイリーンが少し悲しそうな表情をしていた。
そう言えば俺は結局アイリスにはネックレスを買ったがアイリーンには何も買ってあげてなかったな。
俺ってほんとバカだわ。
「すまないな…今度は俺がアイリーンに何かプレゼントするよ」
「ほんとですか?約束ですよ!」
アイリーンは元の笑顔に戻って嬉しそうにしている。
「じゃあ私の話もこれで終わりです!最後はアイリスの話ですよ!」
「…そうね。ちょっと待って、まだ気持ちの整理がちゃんと付いてないの」
アイリスはゆっくり深呼吸をして落ち着こうとしている。
そして少し時間が経ってアイリスが話し出す。
「…私が冒険者になった理由、それは…」
アイリスが冒険者になった理由、それは残酷で悲しい理由であった。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました!
昨日寝落ちして書こうと思っていた内容を忘れていたので適当にまた考えて書きました。
変な文章になってたらすいません!
感想、評価、ブクマ等していただけると凄く嬉しいです
ミス、アドバイス等も教えていただけるとありがたいです!
それではまた次回お会いしましょう!




