表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

39/42

第三十八話 親睦会?

 第三十八話更新しました!


 気づかなかったんですけどつい最近1日のPVが2000を突破した日があって嬉しかったです!

 ありがとうございます!


 それでは第三十八話、どうぞ!

 Sランク認定試験用の依頼を受け、更にAランクパーティーの神への挑戦者(ラストチャレンジャー)にサポートを依頼した俺達にはまずやることがあった。


 そして今、俺達はとある店のテーブルの周りに座っている。

 緊迫した状況で俺達には早急にやらなければいけないことがあった。

 それは…


「自己紹介だ!」


 …どこかで聞いたことがあるような気がするが気のせいだ。


「自己紹介?」


「俺達は互いに名前すらも分かっていないんだ!そんな状況で仲良くやっていけるか!?断じて否だ!」


「そ、そんな力説しなくても…」


 なんかメンバーみんなに少し引かれている。

 神への挑戦者(ラストチャレンジャー)のメンバーはもうこいつ何言ってんだレベルの目をしている。

 やめて!

 俺のメンタルのHPはもうゼロよ!


「…とまあみんなの俺を見る目が冷たい感じがするのは気にしないでおくが、とにかく自己紹介しないと。お前らの名前すら知らないんだから。決闘したおかげで戦い方は分かってるんだがな」


「俺達はお前らの名前も知ってるし戦い方もある程度は把握している。じゃあ俺らが自己紹介を始めていくか」


 そう言って冒険者Aは立ち上がった。


「俺の名前はエイト・カロスだ。知っての通り冒険者ランクはA。剣での近接戦闘を得意としている。一応このパーティーのリーダーを任せられている」


 他のメンバーも立って自己紹介を始めていく。


「私はマナ・ミトス。魔法が得意で中でもサポートの魔法が得意かな。よろしくね!」


「俺はカノン・テトラ。俺も剣での近接戦闘を得意にしている。今回の依頼で少しでも多く得られるものを得て帰りたいと思っている。よろしく頼む」


「私はメロ・トロイヤ。私も魔法を得意としてるけどマナと違って攻撃魔法の方が得意。得意な属性は火。よろしく」


「わ、私はイロメロ・カホノです。冒険者ではなくサポーターですので戦闘に参加しても弓矢での援護となります。荷物の運搬とか雑用は任せてください!」


 五人の自己紹介が終わった。

 中々パーティーとしてはいい感じにまとまっている戦力である。


「五人ともこれからよろしくな」


「ダンジョン内での活躍、期待してるわよ」


「頼りにさせてもらいますね!」


 二人も自己紹介を通してそこそこ相手のことを理解出来たみたいだ。


「それじゃあ…俺達の自己紹介はいらなさそうだしこれから重大なイベントを始めようと思う!」


「自己紹介が重大なイベントだったんじゃないの?」


 呆れたようにアイリスがこちらを見てくる。

 確かに自己紹介も重大なイベントだがこちらは更に仲を深めるためのとてつもなく重要なイベントだ。


「いいじゃないか。じゃあ発表するぞ!重大なイベント…その内容は…」


 周りが固唾を飲んでこちらを注視してくる(恐らく雰囲気を出すための演技である…悲しいなぁ…)。

 ちょうどのタイミングで店員さんが料理を運んできたので俺は叫ぶ。


「食事会だーーー!!!」


「「「「「「「イエーーーーイ!!!!」」」」」」」


 あ、あれ?

 なんでノリがいいの!?

 てっきりさっきみたいに冷たい目で見られるのかと…


 はっ!?

 俺は何を期待していたんだ!?

 俺はドMじゃない…俺はドMじゃない…俺はドMじゃない…


 念仏のようにそう唱え続ける。


「…何してるの?食べないの?」


「あ、いや、なんというか…自分と戦ってた?」


「たまに零ってよくわからないこと言うわよねー。早く食べないと冷めちゃうわよ」


「零様、この肉まんっていうのがおいしいですよ!」


 そう言ってアイリーンがアーンの態勢を取ってきた。

 もちろん据え膳食わぬは男の恥なのでいただく。


「アーン…上手いな!モチモチの生地の中から溢れ出す肉汁にいい感じに塩コショウとかで味付けされた肉ダネ。完璧なコンビネーションだ!」


 肉まんに感動している俺である。

 もちろん地球にいた頃も大好物だったがこの世界の肉まんは今まで食べた中でも一二を争うレベルでうまい。


「あ、零。こっちの麻婆豆腐っていうのも辛さとうまさの相性が抜群でおいしいわ」


 今度はアイリスが麻婆豆腐をレンゲにのせて口の方に持ってくる。

 ほうほう…麻婆豆腐か。

 俺は麻婆豆腐にはちと口うるさいぞ。


「それじゃあ麻婆豆腐もいただきます。アーン…な、なにぃ!?」


 俺この麻婆豆腐にかつてない…いや、フレイヤ様のところで味わったクッキー以来の衝撃を受ける。


「えっ!どうしたの!?もしかして不味かった!?」


「う、う、う、うますぎるだろー!!!!」


 俺は自分のレンゲを取り、麻婆豆腐を掻き込むように食べていく。

 今まで食べてきた麻婆豆腐の中でも一番に辛い。

 だが、辛味の中の旨みが俺のレンゲを止めさせてくれない。

 ああ…これが神の麻婆豆腐か…


「ちょっと零!?あなた顔が今にも死にそうな顔よ!?」


「…実際死んでもいいかなって、そう思ってるところだからな…」


 仏様のような顔をしているに違いないと自分でもわかるくらい俺は仏様をしている(何を言ってるのか自分でもよくわからん)。

 ただ、この麻婆豆腐はただただ最高である。

 それだけは確実なのだった。


「…適当な店に入って適当にお腹を膨れさせようと思っていたが…まさかここで至上の麻婆豆腐にあり付けるとは…神に、感謝します」


 地球の宗教の一つであるキリスト教信者のように心の中で「アーメン」と唱えながら胸の前で十字架を切る。


「れ、零様がついに壊れてしまいました…」


「…俺達、受ける依頼を間違えたかな?」


「確かに…俺も今ちょっとそう思ってるところだ」


 失敬な!

 お前達は食べ物のありがたみを知らなさすぎる!

 こうやって素晴らしい食べ物に出会えたのなら感謝だ!

 日頃の行いがこの出会いを呼んだんだ!


「…そろそろ感謝も終えたし最後まで食事を楽しむとするか」


「えっ、もう食べ終わっちゃってるわよ?」


 目の前には山積みにされた皿しかなかった。


「あんなに沢山頼んだのにもう無くなったの!?」


「沢山と言えどもこの人数だからな。すぐに無くなるさ」


「零がよく分からない感動でこの世から去ってなければもっと食べられたのでしょうね」


「れ、零様!後で屋台の焼き鳥でも買って来ますから!落ち込まないでください!」


「い、いや、王女様にそこまでしてもらえないよ」


「お、王女様だと!?」


 あ、そう言えば名前しか言ってなかったからこいつらは王女ってわかんないのか。


「改めて、こちらアイリーン。この国の王女様だ」


「改めまして、皆様方、よろしくお願い致します」


 優雅な動作でお辞儀をするアイリーンに対して神への挑戦者(ラストチャレンジャー)一行は開いた口が塞がらないかのように口を開いたまんまだった。


「私の身分ことは気にせず、仲良くやっていきましょうね」


「い、いえ!そんなことは…」


「まあまあ、アイリーンがそう言ってるんだから仲良くしていこう。それじゃあまずはダンジョンに必要な物資を集めに行こう!…ついでにご飯も少し買いたいかな」


 何はともあれこのメンバーで何とかやっていけそうだ。

 親睦会?大成功!

 ここまで読んで下さり、ありがとうございました!


 今回は真面目にもう後書きに書くことはないのでさっさと退散しますw


 感想、評価、ブクマ等していただけると凄く嬉しいです!


 ミス、アドバイス等も教えていただけるとありがたいです!


 それではまた次回お会いしましょう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ