第三十五話 零はトラブルメイカー
第三十五話更新しました!
大分睡魔と戦いながら書いたので恐らく話がおかしい点がいくつもあると思います。
そう言った点は教えていただけると幸いです。
修正していきますので。
それでは第三十五話、どうぞ!
はい、というわけでまたもやギルドで絡まれた俺こと零です。
トラブルに愛されてはや三日。
王都のギルドで絡まれたおっさんから始まり盗賊の連続襲撃、そして今。
どれだけ不幸なことやら…
「新しくSランク認定試験を受けるって本当か?」
「そうみたいだが…何か用か?」
「Sランク冒険者となれる実力を持っているなら見せて欲しいなと思ってな。今から俺と勝負してくれよ」
「やだよ。めんどくさいし」
「っ!俺のことは眼中に無いってか!」
なんだこいつ、被害妄想もいいところだ。
「別にそんなこと言ってないだろ。昨日と今日で俺達はずっと初めての馬車で進んできたんだ。まあアイリスは初めてじゃないが…まだ慣れない旅で疲れてるんだ。せめて今日はやめてくれ」
「旅に慣れてない…だと!お前依頼で護衛を請け負ったりしたことは無いのか!」
「まあつい三日前くらいに冒険者になったばかりだからな」
「なんだと!?なんでそんな成りたての冒険者がSランク認定試験の推薦状を貰えるんだ!」
「なんでって…王都のギルド長に聞いてくれ。俺もよく分かってないんだからな」
「まあベヒモスを倒したなら当然よね」
「ベヒモス…!?前の悪魔の行進に現れたと言われている!?」
「悪魔の行進なんて呼ばれてるのか。まあそのベヒモスを倒したのは事実だな」
「…明日だ!明日俺と勝負しろ!そして俺が勝ったらSランク認定試験、俺に受けさせろ!」
何を言ってるんだこいつ。
そもそもSランク認定試験を代わりに受けるなんて出来るのか?
その疑問に答えるかのようにアイリスが話し出す。
「一応ギルドの暗黙のルール上ではありとされてるわね。けどこんな大勢の前でそんな宣言していいのかしら?」
「勝てばいいんだろ!こんな冒険者初心者のやつがSランク認定試験を受けれて俺達Aランクパーティーの神への挑戦者が受けられないなんてありえないんだ!」
な、なんて安直なパーティーの名前なんだ…!?
逆に安直すぎていい名前に聞こえてくる!
…俺達のパーティー名どうしようか。
「わかったわかった。明日勝負を受けてやるから今日はこれで解散だ」
「…いいだろう!目にものを見せてやる!」
明日勝負を受けるということで何とかその場は落ち着いた。
どんな勝負であろうと俺が勝てるとは思うが油断はしない。
それでベヒモスに殺されかけたのだから。
今日は慣れない旅のせいで疲れているのは確かなので早めに宿を見つけに行かなければ。
「また零は厄介事に巻き込まれて…なんなの、あなたトラブルメイカーなの?」
「面目次第もございません…」
「負けたら承知しないわよ」
「そうです!負けたらSランク認定試験を受けられないんですから負けてはダメですよ!」
「分かってるよ。負けるつもりは無い。その為にもまずは宿屋見つけに行こう!」
「いい宿屋紹介するわ。埋まってるかもしれないけど…」
「じゃあアイリスについて行くから案内してくれ」
俺達はギルドを出てアイリスおすすめの宿屋に向けて歩き出した。
王都程ではないがラインも中々規模が大きく、一日では回りきれないほど大きかった。
「色々見て回ったがまだまだ見れてないところが沢山あるな」
「王都は桁違いだけどこの街は世界の街の中でもかなり大きい部類に入るわね。冒険者が一番多い場所だからそれも当然でしょうけどね」
「明日…この街を見て回れたら一日使って色々見に行くのはどうでしょうか?Sランク認定試験も依頼は受けれますが二つ目はまだ時間がかかるようですし」
「そうだな。明日勝負を終えて依頼の確認に行ったら色々見て回るか。焦るようなこともないしな」
「なら私がまた色々案内してあげる。いいところ連れて行ってあげるから期待してよね」
そんなこんなでアイリスおすすめの宿屋に着いた。
「…豪華すぎないか?」
「何言ってるの。王城に住んでたならこれはそんなに豪華じゃないでしょ」
「いや…宿屋からしたら大分豪華な気がするんだが…」
外見は地球にある高級ホテルのような見た目。
中を覗くといかにも貴族のような金持ちが多くいた。
「なんというか…場違い感が半端ないな」
「ここは冒険者でもトップクラスの人しか使わないしね。冒険者界隈ではこの宿に泊まれるのは中々栄誉な事なのよ」
「そんなところに泊まるの!?」
「私はお金を節約するためにもう少しランクを落とした宿屋にするべきかと思いますが…」
「あ、そこは大丈夫。Aランクの人は無償で使えるようにギルドが色々とね。もちろんパーティーメンバーならどのランクでも無償になるわ」
「…なら入るか」
意を決して場違いな宿屋に足を踏み入れる。
「「「「「いらっしゃいませ」」」」」
あっ、これマジで高級なホテルやん…
王城のようにメイド、執事のような人が出迎えてくれた。
周りを見渡してみると一人につきメイド、もしくは執事が一人付いているようだ。
…あかんやつやん。
これまじであかんやつやん…
「三名様でよろしいでしょうか?」
「あ、はい」
「ギルドカードはお持ちですか?」
「あ、これです」
俺のギルドカードを見せる。
「Aランク、確かに確認させていただきました。それではお部屋にご案内いたします」
驚く程スムーズにどんどん話が進んでいく。
正直まだ頭が追いついていかない。
が、執事について行き部屋まで案内してもらう。
「こちらがお客様のお部屋となります。御用がございましたらこちらで私共をお呼びつけください」
「あ、ありがとうございます」
「それでは、ごゆっくり…」
執事が部屋から出ていった。
「…なんと言うか、頭が痛くなってくるな…」
「私はよく泊まってるけど初めの方は確かに零みたいになってたわね」
アイリスが苦笑いでこちらを見てくる。
アイリーンは慣れたようなもので
「凄いですね…このソファなんか~産の高級品です。ここまでのものは私の部屋にもなかったですね…」
流石はお姫様である。
この部屋に全くもって気負いをしていない。
「なんだか…今どっと疲れが出てきた。ちょっと寝るとするか…」
「晩ご飯は?」
「食べに行くタイミングで起こしてくれ…もしくは俺を置いて二人で食べに行っておいてくれ」
あ、ダメだ。
睡魔が…襲って…き、た…
「…すー…すー…」
「あら…寝ちゃったか。相当疲れてたんでしょうね」
「…私達も一緒に寝ませんか?」
「いい考えね。じゃあ私は零の左腕に」
「私は零様の右腕に…」
「「おやすみなさい…」」
結果、三人仲良く川の字で明日の朝まで寝てしまったのであった。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました!
もうだいぶ眠いので今日はこの辺で。
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ミス、アドバイス等も教えていただけるとありがたいです!
それではまた次回お会いしましょう!




