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第二十七話 依頼の達成報告

 第二十七話更新しました!


 少し投稿が遅くなりました、すいません!(不定期投稿だから許してください←ダメです)


 最近全然話が進まなくて申し訳がないです。


 それでも楽しんでいただければそれ以上のことはないです!


 それでは第二十七話、どうぞ

 王都に戻ってきた俺達は早速ギルドに依頼の報告に行った。


「あのー、依頼の報告したいんですけど」


「あ、戻ってこられたんですね。どうでした?上手くいきましたか?」


「あー、その、上手くいったのはいったんですが…」


「何かトラブルでも?」


「その、マンティコアがですね…」


 俺は依頼中にあったいイレギュラーについて話した。


「マンティコアが、進化、していた…?ラ、ランディコア?」


「…大丈夫ですか?」


「…」


 受付嬢は放心していた。

 返事がない、ただの屍のようだ。


「おーい?」


「…」


「こりゃダメだ。どうする?」


「どうかしたか?」


 救世主、スカーの登場だ。


「はっ!ギルド長!大変です!マンティコアがマンティコアじゃなくなって、それで…!」


「はい、落ち着く。この件は俺に任せて受付の仕事に集中しなさい」


「は、はい、分かりました」


「それじゃあ零君達は付いてきてくれるか?」


「了解した」


 ギルド長に連れられてギルドの二階に登っていく。


 案内された場所はいかにも会社のトップの人が居座ってそうな部屋であった。


(なんか嫌味みたいに偉そうな部屋だな)


「零君、今この部屋について何か変なことを思わなかったかい?」


「い、いえ!何も思ってませんよ!」


「…そうか?気のせいならいいんだが」


(この世界の人は全員エスパーか何かか!?)


(もちろんエスパーなどではないさ)


「な、なにぃ!?」


「ん?どうかしたかい?」


「い、いや、何でもないです…」


(い、一体今のはなんだったんだ…)


 もう頭に話しかけてくる声は聞こえることはなかった。

 俺は幻聴が聞こえるようになったのか…


「さあ、そろそろ聞かせてもらおうか。依頼中に何があったのかね?」


「それがだな…」


 受付嬢と同じ説明をスカーにもしたのだった。


「なるほど…マンティコアが進化してランディコアになった、か…」


「そうだ。何かこの現象について分かることはないか?」


「そうだな…最近帝国の方に何かしら不穏な動きがあるようなんだ」


 スカーが見せてきたのは一枚の報告書であった。


「これは…見てもいいのか?」


「ああ、もちろんだ。この件に関わってしまった以上知っておいてもいいだろう」


「関わってしまった?」


「予期せぬ形ではあるがな。実際君が受けた依頼が出た時にはマンティコアは森の中心でおとなしくしていたんだ。それがこうしてランディコアと進化するような事態になってしまった。それにはこの帝国の動きが関連しているようでね」


 報告書に一通り目を通すととある事実がわかる。


「おい、これって…」


「君の思っている通りさ。帝国は魔物の兵隊化を狙っている」


「その為にまずは魔物の強化、つまり俺が倒したランディコアのようなモンスターを人為的に作れるか試しているってわけか」


「その通り。早くにこの情報を嗅ぎつけたのはいいがどう対処したものか各方面で対応策を練ってはいるんだが中々いい案が出てこなくて困ってるんだ」


「なるほど…で、俺達に何をさせるつもりだ?」


「何のことだい?」


「誤魔化すな。魔法まで使ってこの部屋を遮断しておいて何も無いなんて言わせないぞ」


「ありゃ、バレていたか」


「うちのパーティーメンバーなら誰でもわかる。スカーの魔力が不自然に動いていたからな」


「そういえば一人増えてないか?」


「ああ、こいつはミラ。俺の新しい仲間だよ」


「ミラです!よろしくお願いします!」


「ミラちゃんか。よろしくな」


「そろそろ聞かせてもらおうか。俺達に何をさせる気だ?」


「君達には帝国の情報を集めてもらいたい。もちろん任意ではあるが出来る限りやって欲しい任務だ」


「…ランクは?」


「S…いや、これはEXランクとも言うべきだな。失敗すれば死、成功すれば巨万の富を得られる」


「俺達が受けるメリットがあまり感じられない。却下だ」


「ま、そういうと思ったよ」


 そういうとスカーは自身の武器を手に取った。


「…何のつもりだ?」


「もちろん、言うことを聞いてもらおうと思ってね」


「それにしては横暴すぎないか?さっき任意とか言ってた気がするんだが?」


「だがこれ以上にいいアイデアもなくてね。切羽詰まってるんだ。却下されるなら実力行使をさせてもらうよ」


「…もう一度聞こう。()()()()()()?」


 俺を中心としてとんでもない魔力が吹き荒れる。


「きゃっ!」


「な、なんて魔力…!?」


「さすがはマスターだね!」


「…やはり力を隠していたか」


「さあ、やるなら早くやろう。一瞬で黙らせてやる」


「…すまない。冗談だ。ギルド長といえども依頼を強制させるわけにはいかない。それも危険度が並外れた任務なら尚更な」


「…ならいい」


 俺は魔力を抑える。

 もうちょっと自制しないとな。


「いやはや、流石だね。あれほど乱暴に魔力を放ちながらこの部屋にかけた魔法を一切傷つけていない」


「バレるとめんどくさそうなんでな。一応、加減したつもりだ」


「あれでまだ加減しているのか…全く、敵わないね」


「その話はもういい。それで、今回の依頼の報酬はどうなる?」


「ああ、そうだったね。討伐したランディコアの魔石はあるかい?」


「アイリス、出してくれ」


「分かったわ。はい、これがランディコアから採れた魔石よ」


「…ふむ、やはりマンティコアのものとはひと味違う。大きさ、内包する魔力量、どれをとってもトップクラスの魔物のものだ」


「実際ランディコアはAランク相当の魔物だったからな。それくらいは当然だろう」


「Cランクの魔物がAランク相当に…これは本格的にまずいな。至急各方面に連絡しなければ」


「で、依頼の方はどうなるんだ?」


「元の依頼の達成報酬に加え、更に色をつけさせてもらうよ。そうだな…ならばこの魔石を君が持って行ってくれないか?」


「これが追加報酬ってことになるのか?」


「いや、魔石の値段をこちらは支払うが魔石は持っていてほしいんだ」


「何故だ?」


「君ほどの実力者が持っていた方がその魔石は有効活用できると思ったのでね。それにその魔石、君が持っていた方がこの先役に立つと思うんだ」


「そうか…ならこの魔石は貰っていく」


「それではまた後にここに来てくれたまえ。明日にでも報酬の金額は用意しておこう」


「了解した。それじゃあ俺達はこれで」


「ああ。そうだ、帝国の依頼の件についてまた気が変わってくれたりしたら言ってくれ」


「まあそんなことにはならんと思うが了解した」


「それではまた会おう」


 俺達はギルド長の部屋から出ていく。


「やったわね。お金の心配はこれで当分ないわね」


「そうですね。これから色々と必要なものを買わなきゃいけないですからこの報酬は有効活用させてもらいましょう」


「それじゃあ今日のところは王城に帰るか」


 俺達はギルドを出て王城を目指す。


 今日は色々あって疲れたがまだまだイベントは終わらない。

 まだまだ色々と忙しくなりそうだ。


 ---------------------------------------


「報告します、大樹の森で暴れさせていた進化したマンティコアが何者かに討伐されました」


「なんだと!?誰がやったのかわからんのか!?」


「今はまだ報告はありません。しかし討伐予想時刻に大樹の森にいたのは三人組のパーティーだったと報告を受けています」


「なんとしても探し出して殺すんだ!この件が他国にバレるなど言語道断だからな!」


「はっ!」


 部下らしき男は闇の中に消えていく。


「どこの誰だか知らんが良くもやってくれたな…!必ず探し出して後悔させてやる…!」

 ここまで読んで下さり、ありがとうございました!


 ここまで続けられているのも読者の皆様方が毎日読んで下さってるおかげです!

 ありがとうございます!


 感想、評価、ブクマ等して頂けると凄く嬉しいです!


 ミス、アドバイス等教えていただけるとありがたいです!


 それではまた次回お会いしましょう!

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