Result02 ゲームは終わらない
「解せない」
「解せない」
バーのカウンターに二人の人物がいた。
一人はパンティ・スー、もう一人は聖女である。
「ミッションは達成でしたが、この度、残念です」
短髪のバーテンダーが慰めるように、パンティのソーダ割りと、普通の水割りを差し出した。パンティのソーダ割りには、レモンの代わりにレモン柄のパンティが入っていた。
実はNoise of Suspicionであるが、下着だけは絶対に外せない仕様となっている。必ず、何かしらのアイテムを身につけなければならないシステムなのだ。
そのため、パンティ・スーは数々の迷惑行為と違反行為の通報を受けてあえなくアカウント停止、つまり、電脳世界における死の判定を運営から下された。
そして、聖女もまた自分のパンティを外すというチートと、NPCとして規定外の行動をしていたためにバグ有りと判断されて消去され、これまた電脳世界における死を迎えた。死を迎えて、なぜか、ビヨンドとして転生してしまい、このバーにいるのだが。
「しかし、なぜNPCというプログラムが転生する? 」
パンティ・スーが新たなビヨンドを眺めながら口にする。
「ただのNPCではありません。正確には、前世の記憶を持ってNPCに転生したのですわ。正確にはNPCではありませんわね……うぅ、股間が落ち着きませんわ」
聖女が、股間をどことなく気にしながら言う。普段履いてなかったパンティを履いているため落ち着かないらしい。
「そんなことが……」
「ゲームや小説の登場人物に転生することもあるのです。NPCに転生するなどよくあることです」
「そうか」
そういうことらしい。つまりは、NPCといえども、一人の人間に等しいということだろう。
「しかし、ビヨンドとは何をすれば? 」
「ビヨンドとは、あらゆる世界で報酬を稼ぐ賞金稼ぎです」
バーテンダーが、聖女に説明をする。
「なんと、あらゆる世界に行き、恥辱プレイを愉しめると!? 」
なんともぶっ飛んだ解釈……
「そのように解釈していただいても結構です」
結構らしかった。
こうして、新たなビヨンド、ヌーディ・スーが誕生したのだった。
―ヌーディ・スーよ。三日ほど履いたらパンティを返してもらう―
―履かせたり脱がせたり、忙しい上に最低ですわね―
少々加筆修正しました。
あと作者は変態ではありません。




