97.午後も勉強の時間
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甘い食べ物を食べた後、文官も農民の親子もおかしなハイテンションになってしまったが···皆食事を満足できた様子だった。
次回の勉強会からも食事を準備することが決まった。
今回午後の参加メンバーには、持ち帰り用のクッキーをプレゼントすることになった。
『食べ物で勉強を頑張ろう』という作戦をとることになった。
「絶対この食べ物出したら頑張る人が続出するよ!」と子供にアドバイスをされ、毎回食べ物で釣ることにしたのだ。
いつの間にか午後の開始時間まで30分を切っていた。すると続々と海側の農業関係者が集まってきた。皆痩せていたが目が真剣そのもので、やる気ある人達が30名+2名(午前中参加の親子)の全員が集まった。
「お前達集合場所にいなかったから心配したんだぞ!」と1番年配者が親子に話しかけていた。
「すすすすみません。思いのほか早く着いてしまったので午前の部に出でました。」と言った親子に対して全員が親子を凝視し、「は??午前は山側の奴らだろ?大丈夫だったんか?」と質問した者がいた。
海側の者達は山側の連中が大嫌いだった。日々嫌がらせをしてくる連中の中に親子が参加したと言ったため全員が心配したのだった。
「それがね、山側の人達は当日に全員欠席したんだよ!!!」とニコニコしながら子供が答えた。
「は?それはどういうこった?????」
今度は全員が驚いた反応を見せた。
「勉強したくないらしいよ?この勉強会に参加するって言ったのに当日ドタキャンなんて最悪な奴らだよ!!!僕はこれから父さんと海側で見返してやるんだ!」
「ドタキャンは良く分かんねぇが、俺達海側の皆で頑張ろうな!!!」と年配者が声をかけると周りも「ウオオオォ」とそれに合わせるかのように騒ぎ出した。
みずほは初めは仲良さそうな海側を温かく見守っていたが、物凄く声が大きい竜人達に耳が痛くなった。耳を必死に抑えて静かになるのを待つのだった。
ガヤガヤ ザワザワ 始まって10分か経過しても会話が止まらない海側の皆さんに飽きはじめたみずほは、今日の夜は何にしようかな〜と違うことを考え始めた。
すると「まだ始めねぇのか?」と1番年配のリーダー格の人が言った。
みずほは「スタート時間が始まっても煩く喋っていたので止むのを待ってました。始めていいですか?喋りたいなら帰っていただいてもいいですよ!真剣に学びたい人は残って下さい。」と伝えると全員が残った。
「悪かった。これから真面目に聞くからよろしくな」と言われてやっと始めることになった。
午前中と同じように挨拶をし、山側の参加者0人の話からスタートした。
午前では話さなかったなぜ勉強が必要かについても話をし、理解してもらっために過去の書類を参考にして作った資料を見せた。
「まずこの資料なのですが、過去の海側Aさんの提出資料になります。Aさんは何で書いてあると思いますか?そしてどういう契約をしたのですか?」
「俺の父が契約した書類じゃねぇか!!!これ実物か??この書類はたしか100個以上納品すると+5%上乗せするって言われて契約したぞ。」
やっぱり騙されてる···
「これには100個以上納品すると−5%引くと書いてありますよ??」
「は?まじかよ?おい嘘だろ???」とAは慌て始めた。
「そのような資料がたくさんあります。皆さんのところは大丈夫ですか???」と聞くと、全員があたふたし始めて泣き出す者まで出てきた。
みずほは「皆さんは数字に強いと聞いていましたが、数字だけ分かっても文章が読めないと、不利な契約を組まされる恐れがあますよ???」と伝えると農民達は目を伏せて黙ってしまった。
みずほはさらに話を続け「それに今後海側を発展させるためには、絶対に学力が必要になりますよ!!!外国との取引はもちろんだけれど、他の土地よりも優れた土地になりたいのなら勉強は第1優先でやらなければいけません。」と断言をした。
すると「あぁ、お前さんの言いたいことは分かった。そもそも俺たちはもう後がねぇ、だからお前さんの言ってあることを信じるよ!!」
と全員が素直に応じて、これから1ヶ月間1回勉強会をすることになった。
毎回課題を出してそれが出来るとご褒美のお菓子をプレゼントすることにした。
その提案に全員が大喜びし、海側の農民達は貴族並に頭が良くなるのだった。
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