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94.どきどきと緊張

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騎士団長どん引き事件からあっという間に時間が過ぎました。


あの後なかなか離してくれない騎士団長に困っていたところ、午後の練習に来ない騎士団長を心配したまーちゃんが呼びに来てくれたことで何とか離してもらえることができた。


「貴方は何をやってるのですか?」とぶちギレたまーちゃんに首元を咥えられながら引きずられるように連れて行かれたのだった。


実は騎士団長、騎士A.Bの3人はまーちゃんとこの前試合をした時に、全く歯が立たず午後の練習は強制参加となっていた。

まーちゃんには指一本すら触れれなかった。

「みずほ様、私が勝ちましたので午後の練習は強制参加させますのでよろしくお願い致します。」

「もちろんだよ!鍛え上げてね!!」

と直ぐにみずほに報告に来たまーちゃんに許可を出した。

その後ろには未だ唖然としている3人がいたが、みずほは無視をした。ここで声をかければ必ずまーちゃんに何かを言われること分かっていたからだ。『心の中で頑張れ!!』と応援の声をかけるのだった。




そして今日はいよいよ農民達への勉強会の日になった。事前情報によると午前と午後合わせて85名参加予定だということが分かっている。

朝から緊張で食事が喉を通らなかったが、気を利かせてくれたエルフがスムージーを作ってくれた。

みずほはスムージが出てきたことに「へ?」と驚いてしまったが、「部屋にある雑誌?を読んだぞ。そこには日本人は朝にスムージーを飲むと書いてあったぞ。俺は読めなかったから、師匠に読んでもらった。」と言われた。


「····何の雑誌かな?」


「女の人が色んなポーズをしていたぞ?小顔ポーズだったかな?あれは意味が分からなかった。日本人はそもそも顔が小さいだろ?なんでそれよりも小さく見せる必要がある?」



「色んな国の人達と比べると、大きいと感じとる人も中にはいるよ。それに顔を小さく見せれるなら見せたいと思うのが女子だよ!!」


「俺にはさっぱり分からない。みずほ様もやってたのか?」


「私?もちろん。顎を隠すポーズをしたよ!若い時の話だよ!子供を生んだ後は顔も含めて身体を気にする余裕がなかったから諦めてたよ。今は新しい身体をもらったから維持を頑張っているけどね。」


「俺は太っても痩せてもどっちでも好きだぞ?例えトロールくらい大きくなっても好きだから安心してくれよ?」と言われた。



そもそもみずほはトロールがわからなかった。後日神獣からトロールの話を聞いた時は、さすがにこれにはなりたくないと思ったのだった。


「緊張が解れたか?時間が来たぞ。」



「へ?緊張を解してくれてありがとう」と伝えて、勉強会をする部屋に向かうため初めて執務室から外に出た。


1番目先に目に留まったのは廊下だった。金ピカに磨かれてた廊下はもちろん金ピカに輝いていた。成金の家?儲かってる?と呟いてしまったが、小声だったため誰にも気づかれることがなかった。

さらに廊下は先がボヤケて見えるほど長い···それに廊下のあちこちには竜人族の皆さんが床を掃いたり、窓を洗ったりと掃除をしていた。


ただその様子に1つ気になることがあった。それは窓や天井を掃除する竜人達は皆ミニ竜になって飛びながら掃除をしていたことだ。ミニ竜の姿に思わずトカゲが掃除??とまた呟きそうになったが我慢した。なぜなら以前竜をトカゲに似てると言ったとき、皆に泣かれたからだった···


竜人国でしか見ることの出来ない掃除の仕方に困惑してしまったが、図太くなってきたみずほは今度国王陛下に屋根など届かない場所の掃除を頼もうと思ったのだった。


それからすぐに勉強会を行う部屋に到着した。

「頑張ってきます」と応援に来た皆に別れを告げて、勉強会の部屋に入るのだった。


しかし入った先では人数の少なさにびっくりするのだった。

明日は1つだけ投稿します!

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