鋼鉄の腕と俺の夢
第三層は少し進んでみたらすぐにボス部屋への扉についた。
「ようやく来たな…」
「…うん」
「じゃあ、行くぞ」
「…OK」
「「レッツ、異空間!」」
俺たちはボス戦の前準備をするために異空間にいったん行くことにした。
「さて、作戦を練ろう」
「…とりあえず、まずは『鋼鉄の腕』に効きそうな攻撃手段を考えないと」
「俺は鋼鉄の腕は機械系の敵の敵ではないかと思う。だから、ハッキングとかが効くんじゃないかと考えている」
「…私は動く銅像的な敵と予想してみた。なんらかの方法で酸性雨を降らせてみるってのはどう?」
「お、それはいいな。それだったらどっちの予想でも効果があるだろうし」
こうして俺は酸性雨散布機能を備えたドローンを30機作った。
およそ30分で出来上がった。
こうして準備を整えた俺たちは異空間から出てボス部屋への扉を開けた。
扉の先には巨大な腕の銅像がいた。
しかも、よく見たらそれは隠し部屋にあった金の腕に形がそっくりである。
『我はバラバラアーム。このダンジョンのボスである。お前たちの実力、試してしんぜよう!』
そう言ってからバラバラアームは俺たちに向かって拳を握った状態で突進してきた。
「いったん避難だ!」
俺は自分自身とベニを異空間へと引き込んだ。
「さて、どうやら正面から挑むのは難しそうな相手だったな」
「…確かに。ここは手っ取り早く酸性雨降らせて片付けたほうがいいかも」
「じゃあ、さっそく投入するか」
俺は異空間から先ほど作ったドローン30機を送り込んだ。
「…ねえ、コウ君の夢って何?」
酸性雨を散布してからそれが乾くまでの間待っていると、ベニが唐突にそんな質問をしてきた。
実は、前回のダンジョン攻略が成功したことで、俺には明確な夢ができた。
「俺はな、いつかダンジョン攻略という道を示して、同胞たちを救いたいと思っている」
そう言って俺は話を始めた。
「ダンジョン攻略をしているうちに思ったんだ。ダンジョン攻略は人間よりも吸血鬼の方が圧倒的に向いていると。日光は入らない、傷はすぐに治る、食料品要らず等々…理由を挙げればキリがない。それで、差別や日光の問題で苦しんでいる吸血鬼の仲間たちに、ダンジョン攻略者という道を示したいんだ」
「…いいビジョン持ってる。私もそれをかなえるためにいろいろ協力する」
ベニが首を縦に振った。
すみません!!!!
私事があって投稿が遅れた上に内容が短くなってしまいました!!
次回投稿は明日の22:00です!
ゆっくり布団で待っていてください!




