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拘束される外出、出来ない外食


翔がパニックを起こし

大声を出すようになってから

俺の心は狂っていった…


外出するにしても

「あそこの店は暗いから入れない」

「ここの店は混んでいるから入れない」


外食するにしても

「この店は換気扇の音がうるさくて入れない」

「ここは音楽が賑やか過ぎる」



まず、弟基準で決まる全ての移動…

行動範囲は日に日に狭まっていった


ここは大丈夫だと思って入っても

突然起こる翔のパニック…



大声を出し、店を走る…

水だけを飲んで

「すみません」と一言言って

店を出た。



本当に酷いときは

コンビニでおにぎりを買って

車中で食べたり

弁当を公園で食べたり…


近くには美味しそうな店があっても

入ることの叶わなかった店が

あった…。



とあるサービスエリアで

猛暑の中外で食べていると

「あつっ!!」と一言言って

去っていく客…。


それを見て笑えてきてしまうほど

俺の心は荒んでいたのかもしれない…。


この頃の俺は確かに荒んでいました。

というか、"自由とはなにか"を

模索した結果

誤った結論に、無理矢理自分自身を納得させていたのかも

しれません。


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