戦姫顕斬
遅くなりましたが続きです
「行ってきますね(^_^)(^_^)」と殺気を感じる笑顔で言うと彼女は走って競技場に行ってしまった。
『第十五試合、三年B組:荒木信也一年C組:柊代理神無雫、双方中央へ』アナウンスが競技場の外まで聞こえてきた。
十文字と黒木はすぐに雫の後に続いて競技場に入って行ったが俺と狗谷はその場から動けなかった。
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雫side
『第十五試合、三年B組:荒木信也対一年C組:柊代理神無雫、双方中央へ』
その頃競技場内では
「代理を出すなんてバカなんだね!まだ潰され足りないの?君も気の毒だねぇ♪」と荒木は私をわかりやすく挑発してきた。
私は「貴方も三人を傷付けた、メンバーの一人ということですか、なら容赦しなくていいですねルールなので仕方ないですね、死なない程度にいたぶってあげますよ♪精々無駄な足掻きをしていて下さいよ、それに潰されるのは貴方の方ですよ♪ふふふっ」と黒い笑顔で言った。
荒木は私が言ったことを理解出来なかったようだ。
『此れより能力個人第十五試合を開始する、試合開始!』とアナウンスがかかり試合開始だ、私は歌を謳っていた、
《〜罪深き
罪人は
願いを込め
今歌うだろう
悲しき
罪歌の歌を
消せない罪の
歌を
人は皆
一人では
生きられない
許される
ことはない
傷付けた
その罪は…〜》
荒木は私を挑発したのに“うた”を聴いてから全く動かない。
そして突然叫びだした、競技場に居る人達には解らなかったのだろう私が何の“うた”を謳っていたのかが。
私の謳っていた“うた”は相手が忘れていた記憶、忘れて居たかったような辛い記憶、悲しい記憶などを無理やり掘り返してリアルに思い起こさせる罪の歌、罪歌だった。
審判のアナウンスで『能力個人試合、第十五試合勝者一年C組神無雫!』試合が終了した。
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ナレーションside
その後も雫は三人の代理人として試合に参加して順調に勝ち進み彼女は優勝した。
体育祭2日目
一人の少女に倒された相手や相手の周りの人間、美人で綺麗な彼女が恨めしい女たちが、くだらない噂を流した
〈神無雫は淫乱野郎だ!〉〈神無雫は人殺しだ!〉
〈神無雫は人間じゃない!〉
〈神無雫は化け物だ!〉
などとくだらない噂が、しかし彼女が、周りの人間から一歩引いた関わりかたをしていた為にそのくだらない噂を真に受ける奴が多かった。
その噂を聞いて彼女を人殺しと呼んだり、化け物と呼んだり、彼女を犯そうとしたりする奴が、彼女を無視したり彼女に暴力を振るったりする奴等がいた。
体育祭2日目が終わり、三日目、四日目と体育祭が終わった。
彼女が顔色を全く変えずに生活していたことが、かんにさわったようで、彼女への嫌がらせやくだらない不快な噂がエスカレートした。
だが俺達は彼女が嫌がらせを受けていることに気付かなかった。
いや、俺達の気付かないところで行われていたんだ、しかも彼女は自分で嫌がらせを受けていることを一切言わなかったから。
彼女は体育祭の日以降、もとからそんなに話し掛けてくるタイプの人で無かったから。
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雫side
私は複数の女と男の先輩に呼び出された。
先輩は「良く逃げずに来たな!」と「この化け物がっ!」と言いドンと私を突き飛ばした。
私は無表情のまま「一体何の用でしょうか?先輩方」と言った。
反応が気に入らなかったようだったが、ニヤリと嫌な笑みを浮かべ去って行った。




